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上野 剛志のレポート
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2025年04月18日
トランプ関税発の円高は止まるか?~マーケット・カルテ5月号
今月初めに1ドル149円台後半でスタートしたドル円は、その後急速に円高ドル安が進んだ。トランプ米大統領が2日に世界各国からの輸入品に対...
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2025年04月11日
貸出・マネタリー統計(25年3月)~貸出金利は上昇中だが、貸出残高は増勢を維持、現金・普通預金離れが進む
4月10日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、3月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比3.03%と前月(同3.30%)からか...
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2025年04月07日
トランプ関税と円相場の複雑な関係~今後の展開をどう見るか?
トランプ政権が自動車関税と相互関税を打ち出したことを受けて、円高に振れている。ただし、トランプ関税のドル円への波及経路は多岐にわたり、...
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2025年04月01日
日銀短観(3月調査)~日銀の言う「オントラック」を裏付ける内容だが、トランプ関税の悪影響も混在
3月短観では、注目度の高い大企業製造業で景況感の小幅な悪化が示された。自動車生産の持ち直し等が支えになったものの、トランプ関税の悪影響...
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2025年03月28日
OPECプラスの軌跡と影響力~日本に対抗策はあるのか?
石油輸出国機構(以下、OPEC)加盟国と非加盟の主要産油国による生産協調枠組みである「OPECプラス」が発足してから8年余りが経過した...
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2025年03月21日
円相場に漂う不気味な気配~マーケット・カルテ4月号
今月月初に1ドル150円台半ばでスタートしたドル円は、足元で149円台半ばとやや弱含んでいる。トランプ政権の関税引き上げによる米景気減...
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2025年03月21日
資金循環統計(24年10-12月期)~個人金融資産は2230兆円と前年比86兆円増加も実質では前年割れ、定期預金が純流入に
2024年12月末の個人金融資産残高は、前年比86兆円増(4.0%増)の2230兆円となり、2四半期ぶりに過去最高を更新した。年間で見...
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2025年03月19日
日銀短観(3月調査)予測~大企業製造業の業況判断DIは2ポイント低下の12と予想、トランプ関税の影響度に注目
3月短観では、注目度の高い大企業製造業で景況感の小幅な悪化が示されそうだ。この場合、一昨年末以降、景況感が一進一退の域を脱していない形...
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2025年03月07日
長期金利の上昇は続くのか?~16年ぶり1.5%到達後の金利見通し
今年に入って長期金利の上昇が鮮明になり、約16年ぶりとなる1.5%台に到達している。その最大の原動力となってきたのが、「利上げの前倒し...
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2025年02月18日
関税と日銀利上げの思惑で揺れる円相場、次の展開は?~マーケット・カルテ3月号
今月月初に1ドル155円台でスタートしたドル円は、上旬に一時150円台に下落し、足元も152円前後と円高が進んでいる。この間、円高ドル...
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2025年02月12日
貸出・マネタリー統計(25年1月)~定期預金の伸び率が14年半ぶりの高水準に、地銀の貸出が勢いを増す
2月10日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、1月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比3.27%と前月(同3.33%)から小...
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2025年02月07日
金価格は史上最高値を更新、まだ上昇余地はあるか?
NY金先物物価は1月から上昇基調となり、直近では今月5日に過去最高値を更新した。昨年秋から今年年初までは「先行き不透明感の高まり」、「...
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2025年02月07日
2025年はどんな年? 金融市場のテーマと展望
2025年がスタートして半月余りが経過した。この間、市場ではFRBの利下げ鈍化観測や日銀の早期利上げ観測から長期金利が上昇し、足元では...
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2025年01月22日
トランプ政権始動、円相場の行方は関税次第に~マーケット・カルテ2月号
月初に1ドル157円台でスタートしたドル円は足元で155円台後半とやや円高に振れている。上旬には好調な米経済指標を追い風に一時158円...
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2025年01月15日
貸出・マネタリー統計(24年12月)~利上げが貸出金利に波及、定期預金残高の底入れが顕著に
1月14日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、12月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比3.40%と前月(同3.20%)から...
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2025年01月09日
2025年の原油相場見通し~トランプ政権始動の影響は?
今年の原油相場を見通すうえでの注目点としては、「トランプ政権による政策運営」、「中国需要の行方」、「地政学リスクの行方」、「FRBによ...
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2024年12月18日
資金循環統計(24年7-9月期)~個人金融資産は2179兆円と前年比58兆円増加したが、物価上昇を加味すると前年割れに
2024年9月末の個人金融資産残高は、前年比58兆円増(2.8%増)の2179兆円となった。過去3番目の高水準ながら、7四半期ぶりに過...
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2024年12月17日
トランプ政権発足を受けて、円相場はどう動く?~マーケット・カルテ1月号
今月月初に1ドル150円台でスタートしたドル円は、中旬に水準を切り上げ、足元では153円台後半まで円安が進んでいる。中国政府による景気...
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2024年12月13日
日銀短観(12月調査)~景況感はほぼ横ばい、総じて「オントラック」を裏付け、日銀の利上げを後押しする内容
12月短観では、注目度の高い大企業製造業で景況感の小幅な改善が示された。世界的なAI関連需要や自動車生産の回復などが追い風になったとみ...
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2024年12月11日
貸出・マネタリー統計(24年11月)~企業の定期預金シフトが顕著に、個人の動きはまだ鈍い
12月9日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、11月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比3.27%と前月(同2.90%)から...
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2024年12月10日
2025年はどんな年? 金融市場のテーマと展望
2024年のこれまでの市場を振り返ると、長期金利は日銀による金融政策正常化の進行を受けて上昇。ドル円は乱高下したが、堅調な米国経済動向...
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2024年12月05日
日銀短観(12月調査)予測~大企業製造業の業況判断DIは2ポイント低下の11と予想、日銀の利上げ判断を補強するか
12月短観では、注目度の高い大企業製造業で景況感の小幅な悪化が示されそうだ。この場合、昨年後半以降、景況感が一進一退の域を脱していない...
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2024年11月20日
トランプ再選後の円相場、揺らぐ円高シナリオ~マーケット・カルテ12月号
今月月初に1ドル152円台でスタートしたドル円は、中旬に一時156円台まで円安が進み、足元でも155円前後とドルが高止まりしている。米...
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2024年11月08日
実質賃金の回復を急げ-持続的な生産性向上に向けた議論を
日本の実質賃金指数は今年の6月に前年比1.1%増となり、27カ月ぶりに前年比でプラスに転じた。8月には同0.8%減と一旦前年割れに戻っ...
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2024年11月01日
為替介入の軌跡を振り返る~2022年以降のまとめと今後の行方
政府が24年ぶりの円買い介入に踏み切った2022年以降の介入動向を振り返ると、3つの局面で合計7日、24.5兆円規模の介入が実施された...
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2024年10月28日
実質賃金の回復を急げ~持続的な生産性向上に向けた議論を
日本の実質賃金指数 は今年の6月に前年比1.1%増となり、27カ月ぶりに前年比でプラスに転じた。8月には同0.8%減と一旦前年割れに戻っ...
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2024年10月23日
円安再燃、1ドル160円に逆戻りするリスクは?~マーケット・カルテ11月号
月初1ドル144円台でスタートしたドル円は、足元で152円台まで円安ドル高が進行している。月初に石破新首相が日銀の利上げに慎重な発言を...
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2024年10月11日
貸出・マネタリー統計(24年9月)~金融政策正常化を受けてマネタリーベースが前年割れに、貸出の伸びは円高で抑制
10月10日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、9月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比3.05%と前月(同3.33%)から...
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2024年10月07日
不透明感を増す利上げの行方~日銀金融政策のポイントと見通し
日銀が7月に利上げを実施した後、「金融市場の混乱」と「(その一因にもなっている)米経済の大幅な減速懸念」という利上げ継続に対する逆風が...
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2024年10月01日
日銀短観(9月調査)~景況感はほぼ横ばい、設備投資は堅調維持、日銀の見通しに概ね沿った内容に
9月短観では、注目度の高い大企業製造業で景況感が横ばいとなった。世界的な半導体需要の回復が追い風になったものの、輸出の低迷や台風による...
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2024年09月19日
資金循環統計(24年4-6月期)~個人金融資産は前年比98兆円増の2212兆円と過去最高に、リスク性資産への投資が進む
2024年6月末の個人金融資産残高は、前年比98兆円増(4.6%増)の2212兆円となった。従来の過去最高であった3月末の水準を上回っ...
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2024年09月18日
日銀短観(9月調査)予測~大企業製造業の業況判断DIは1ポイント低下の12と予想、価格転嫁の勢いに注目
9月短観では、注目度の高い大企業製造業で景況感の停滞が示されそうだ。昨年後半以降、景況感が一進一退を脱していない形になる。半導体需要の...
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2024年09月17日
円相場は一時1ドル140円割れ、円高は続くか?~マーケット・カルテ10月号
月初1ドル146円台でスタートしたドル円は、16日に一時140円を割り込み、足元でも140円台半ばで低迷している。米雇用統計やCPIの...
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2024年09月10日
貸出・マネタリー統計(24年8月)~貸出の伸びは堅調を維持、マネタリーベースは前年割れが秒読み段階に
9月9日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、8月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比3.39%と前月(同3.53%)からやや...
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2024年09月06日
急速に進む円安修正~今後のシナリオを展望する
7月上旬に1ドル161円台と歴史的な円安水準に達していたドル円は、以降急速に円安の修正が進み、足元では142円台とピーク比で約20円も...
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2024年08月16日
円相場は乱高下、今後は円高か円安か?~マーケット・カルテ9月号
月初149円台半ばでスタートしたドル円は、5日に一時141円台まで円高に振れた。7月末のMPMで鮮明となった日銀の前向きな利上げ姿勢が...
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2024年08月02日
史上最高値圏を維持する金価格~今後の展開を考える
国内外の金(Gold)価格はここ数年上昇基調となり、足元も史上最高値圏にある。国内金先物価格は3年余りでほぼ倍増しており、インフレヘッ...
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2024年07月22日
介入・米利下げ観測で円安一服、いよいよ円高が進む?~マーケット・カルテ8月号
月初1ドル161円台半ばでスタートしたドル円は円高ドル安に振れ、足元では157円台前半にある。この間、CPIの予想割れ等に伴う米利下げ...
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2024年07月16日
貸出・マネタリー統計(24年6月)~都銀の貸出が記録的な伸びに、日銀の資金供給量は前年割れが視野に
7月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、6月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比3.64%と前月(同3.31%)から大き...
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2024年07月05日
止まらない円安、反転の条件は?
今月に入り、一時約37年半ぶりの円安水準となる1ドル161円台を付けるなど、円安の進行に歯止めが掛からない状況が続いている。4月下旬以...
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2024年07月01日
日銀短観(6月調査)~景況感は小動きだが消費関連に弱さも、企業の物価見通しは上振れ
6月短観では、注目度の高い大企業製造業で2四半期ぶりの景況感改善が示された。価格転嫁の進展や堅調な設備投資需要が追い風となった。一方、...
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2024年06月27日
資金循環統計(24年1-3月期)~個人金融資産は前年比146兆円増の2199兆円と大きく増加、企業の資金余剰も急拡大
2024年3月末の個人金融資産残高は、前年比146兆円増(7.1%増)の2199兆円となった。過去最高であった昨年12月末の水準を上回...
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2024年06月21日
再び1ドル160円に接近、円安圧力のしぶとさは?~マーケット・カルテ7月号
月初1ドル157円台前半でスタートしたドル円はやや円安ドル高となり、足元では159円付近と約2カ月ぶりの円安水準にある。この間、CPI...
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2024年06月19日
日銀短観(6月調査)予測~大企業製造業の業況判断DIは2ポイント上昇の13と予想、物価関連項目に注目
6月短観では、注目度の高い大企業製造業で、小幅ながら、景況感の持ち直しが示されそうだ。製造業・非製造業ともに円安に伴う原材料価格上昇が...
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2024年06月11日
貸出・マネタリー統計(24年5月)~マイナス金利解除後、定期預金等への資金流入が鮮明に
6月10日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、5月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比3.38%と前月(同3.50%)からや...
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2024年06月07日
OPECプラスが減産縮小を決定~今後の原油相場への影響は?
OPECプラスは、今月2日に会合を開き、減産の一部縮小を決定した。現在行っている減産のうち、日量366万バレル分について来年末まで延長...
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2024年05月31日
日本の「GDP順位下落」は何がマズイのか?
今年に入り、世界における日本のGDP(国内総生産・経済規模)の順位下落に関する二つのニュースが大きく取り上げられた。一つは実績としての...
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2024年05月22日
ドル高圧力と為替介入の攻防戦は長期化へ~マーケット・カルテ6月号
月初1ドル157円台後半でスタートしたドル円は足元156円台前半で推移している。この間には、政府による円買い介入とみられる動きに加え、...
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2024年05月13日
貸出・マネタリー統計(24年4月)~金利引き上げを受けて定期預金に資金が流入
5月10日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、4月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比3.57%と前月(同3.59%)からほ...
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2024年05月02日
為替介入再開、既に連発か?~状況の整理と今後の注目ポイント
4月26日のMPMを受けて円安が加速し、29日には一時1ドル160円台に到達したが、直後に円が急伸した。その後、本日早朝にも再び円が急...
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2024年04月19日
しぶといドル高圧力、一体いつまで続くのか?~マーケット・カルテ5月号
月初1ドル151円台前半でスタートしたドル円は足元で154円台前半まで上昇している。雇用統計やCPIなど予想を上回る米経済指標が相次い...
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2024年04月12日
貸出・マネタリー統計(24年3月)~都銀の貸出増加が顕著に、今後は貸出金利の動きにも注目
4月10日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、3月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比3.61%と前月(同3.36%)から上...
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2024年04月11日
為替介入再開を巡る攻防~米利下げが後ずれるほど厳しい戦いに
ドル円は一時34年ぶりの円安水準である153円台前半に達した。主因は米利下げ観測の後退だが、日本のデジタル赤字やNISA拡充に伴う対外...
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2024年04月05日
「プラチナ会員」のステータスは維持されるか?-プラチナ価格は金価格の約4割に転落
クレジットカードをはじめとする世の中の会員制サービスでは、長らく、国内外で「プラチナ会員」が「ゴールド会員」の上位に位置付けられてきた...
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2024年04月01日
日銀短観(3月調査)~景況感の動きは限定的、設備投資計画は堅調維持、値上げ継続姿勢が示唆される
3月短観では、注目度の高い大企業製造業で4四半期ぶりの景況感悪化が示された。品質不正問題に伴う大規模な自動車生産停止の影響が現れた。一...
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2024年03月28日
“ガソリン補助金”について改めて考える~メリデメは?トリガー条項との差は?
政府がガソリン等の燃料油価格抑制のために実施している「燃料油価格激変緩和事業」、いわゆる「ガソリン補助金」制度は2022年1月に導入さ...
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2024年03月22日
日銀短観(3月調査)予測~大企業製造業の業況判断DIは4ポイント下落の9と予想、来年度計画に注目
3月短観では、注目度の高い大企業製造業で4四半期ぶりの景況感悪化が示されそうだ。昨年末以降に、品質不正問題によって自動車の生産・出荷が...
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2024年03月21日
マイナス金利解除後の円相場の行方は?~マーケット・カルテ4月号
ドル円は、月初1ドル150円台半ばでスタートした後、日銀による3月の政策正常化観測によって円高に振れ、11日には146円台を付けた。そ...
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2024年03月21日
資金循環統計(23年10-12月期)~個人金融資産は2141兆円と過去最高を更新したが、家計は再び資金不足に
2023年12月末の個人金融資産残高は、前年比104兆円増(5.1%増)の2141兆円となった。過去最高であった9月末の水準を上回り、...
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2024年03月01日
相次ぐ逆風で進む現金離れ~現金流通高は前年割れに
現金の流通高が減少に転じ、「現金離れ」とも言える事象が起きている。直近1月末の現金流通高は前年比0.6%減と3カ月連続で前年の水準を割...
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2024年02月16日
またしても1ドル150円突破、円安が進むワケ~マーケット・カルテ3月号
月初1ドル146円台でスタートしたドル円は円安が進み、足元では150円台前半に達している。150円突破は、32年ぶりであった2022年...
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2024年02月09日
「プラチナ会員」のステータスは維持されるか?~プラチナ価格は金価格の約4割に転落
クレジットカードをはじめとする世の中の会員制サービスでは、長らく、国内外で「プラチナ会員」が「ゴールド会員」の上位ランクに位置付けられ...
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2024年02月09日
貸出・マネタリー統計(24年1月)~銀行貸出は堅調を維持、不動産領域の寄与は引き続き大
2月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、1月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比3.49%と前月(同3.37%)からやや...
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2024年02月07日
2024年はどんな年? 金融市場のテーマと展望
2024年がスタートして3週間余りが経過したが、この間に金融市場では大幅な株高と円安が進行している。日本株(日経平均株価)は年初から3...
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2024年02月02日
金価格はまだ上がる?~内外金相場のテーマと見通し
昨年終盤に過去最高値を更新した内外金(Gold)価格は、今年に入ってからも堅調に推移しており、直近1日時点でNY金先物が1トロイオンス...
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2024年01月23日
ぶり返す円安、一体いつまで続くのか?~マーケット・カルテ2月号
年初1ドル142円台でスタートしたドル円は再び円安が進み、足元では148円前後に達している。(1)年初に発生した能登半島地震を受けた日...
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2024年01月12日
2024年の原油相場を展望する~注目ポイントの整理と見通し
今年の原油相場を見通すうえで、主な注目ポイントとしては、「世界経済の動向と米利下げ」、「米国の生産動向」、「OPECプラスの減産」、「...
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2023年12月25日
貸出・マネタリー統計(23年11月)~銀行貸出は堅調維持も不動産への依存が大、貸出金利はじわりと上昇
12月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、11月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比3.18%と前月(同3.02%)から...
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2023年12月20日
資金循環統計(23年7-9月期)~個人金融資産は2121兆円と過去最高を更新、家計の投資が活発化
2023年9月末の個人金融資産残高は、前年比101兆円増(5.0%増)の2121兆円となった。過去最高であった6月末の水準を小幅に上回...
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2023年12月19日
逆回転を始めた円相場、今後の展開は?~マーケット・カルテ1月号
月初1ドル147円台後半でスタートした今月のドル円は、上旬に植田日銀総裁が「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」と発言した...
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2023年12月13日
日銀短観(12月調査)~景況感は改善したが、先行き懸念は強め、人手不足感はコロナ前ピークに到達
12月短観では、大企業製造業・非製造業ともに景況感の改善が示された。製造業では中国経済の回復の遅れが重石となったものの、供給制約緩和に...
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2023年12月07日
日銀短観(12月調査)予測~大企業製造業の業況判断DIは2ポイント上昇の11と予想、設備投資計画に注目
12月短観では、製造業・非製造業ともに景況感の足踏み感が示されそうだ。大企業製造業では引き続き供給制約緩和に伴う自動車の生産回復が追い...
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2023年12月01日
2024年はどんな年? 金融市場のテーマと展望
2023年のこれまでの市場を振り返ると、長期金利は利上げ長期化に伴う米金利上昇やYCCの柔軟化等を受けて上昇。ドル円は米金利が上昇する...
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2023年11月20日
ドル円は150円割れ、円安のピークは過ぎ去ったか?~マーケット・カルテ12月号
今月月初に1ドル151円台前半でスタートしたドル円は、米金融引き締め長期化が意識される場面で昨年高値(151円95銭)に肉薄したが、中...
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2023年11月08日
植田日銀スタート後の7カ月を振り返る~序盤の評価と今後の課題
植田総裁が就任し、日銀新体制が発足してから7カ月が経過した。この間に、植田日銀はフォワードガイダンスを修正したほか、2度にわたってYC...
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2023年10月23日
1ドル150円を巡る攻防の行方は?中東情勢は波乱要因に~マーケット・カルテ11月号
月初1ドル149円台でスタートしたドル円は膠着した展開が続き、足元も149円台で推移している。米金融引き締め長期化観測や国債需給の悪化...
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2023年10月10日
為替介入疑惑について考える~2つの可能性が浮上
10月3日、ドル円が1ドル150円を突破した直後に急速に3円近く円が買い戻される場面があり、市場では「政府が円買い為替介入へ踏み切った...
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2023年10月02日
日銀短観(9月調査)~大企業景況感は改善したが、中小企業の遅れが目立つ、設備投資計画は堅調を維持
9月短観では、大企業製造業・非製造業ともに景況感の改善が示された。製造業では供給制約緩和や円安進行による輸出採算の改善などが追い風とな...
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2023年09月21日
終わりが見えない円安の行方~マーケット・カルテ10月号
月初に1ドル145円台でスタートしたドル円は、引き続き緩やかな円安基調となった。相次ぐ堅調な米経済指標と原油価格の上昇を受けて米金融引...
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2023年09月20日
資金循環統計(23年4-6月期)~個人金融資産は2115兆円と急増し過去最高を大幅更新、家計の資金不足は解消
2023年6月末の個人金融資産残高は、前年比92兆円増(4.6%増)の2115兆円となった。過去最高であった3月末の水準を大きく上回り...
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2023年09月19日
日銀短観(9月調査)予測~大企業製造業の業況判断DIは1ポイント上昇の6と予想、価格転嫁の勢いや資金繰りに注目
9月短観では、自動車領域での供給制約緩和や円安進行に伴う輸出採算の改善を受けて、大企業製造業の景況感が引き続き改善すると見ている。ただ...
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2023年09月01日
国内金価格が史上最高を更新~歴史的高騰の理由と見通し
国内金先物価格は上昇基調を続け、歴史的な高騰を見せている。高騰の理由は、(1)世界経済の先行き不安、インフレ懸念、堅調なユーロ相場、中...
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2023年08月24日
収まらない円安、一体いつまで続くのか?~マーケット・カルテ9月号
ドル円は、今月月初に1ドル142円台でスタートした後、円安基調となり、一時146円台を付けた。米国で予想を上回る堅調な経済指標が続き、...
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2023年08月08日
2022年の為替介入を振り返る-結局、効果はあったのか?
ドル円レートは6月末に一時1ドル145円の節目を突破した。145円突破は昨年11月以来、約7カ月ぶりのこととなる。その後はやや円高方向...
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2023年08月07日
YCC柔軟化の評価と今後想定されるシナリオ
日銀は7月末に長短金利操作(YCC)の運用柔軟化を決定し、従来0.5%を許容上限としていた長期金利について、0.5%超から最大1%まで...
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2023年07月25日
異次元緩和の意義について考える-黒田日銀10年の振り返り
今年4月8日に黒田東彦前日銀総裁が任期の期限を迎えた。2013年3月に就任した前総裁の下、日銀は就任直後の金融政策決定会合(以下、決定...
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2023年07月20日
乱高下するドル円、存在感を増す日銀~マーケット・カルテ8月号
今月月初に1ドル144円台半ばでスタートしたドル円は、中旬から急速に円高方向へ動いた。米国において雇用統計の雇用者数やCPI、PPIが...
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2023年07月11日
貸出・マネタリー統計(23年6月)~銀行貸出は堅調な伸びを継続、貸出金利は伸び悩み
7月10日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、6月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比3.48%と約2年ぶりの高い伸びを示し...
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2023年07月07日
減産連発でも上がらない原油価格~今後の方向性は?
年初以降、OPECプラス加盟国が幾度も追加減産を表明しているにもかかわらず、原油価格は昨年末の水準を下回り、伸び悩みが続いている。その...
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2023年07月03日
日銀短観(6月調査)~景況感は幅広く改善、設備投資も堅調、価格転嫁の鎮静化はまだ
6月短観では、製造業における景況感の底入れが確認された。大企業製造業では自動車領域での供給制約緩和や原材料高の一服などを受けて、7四半...
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2023年06月27日
資金循環統計(23年1-3月期)~個人金融資産は2043兆円と過去最高を更新したが、家計は資金不足に転じる
2023年3月末の個人金融資産残高は、前年比21兆円増(1.1%増)の2043兆円となった。過去最高であった昨年末の水準を上回り、2四...
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2023年06月22日
日銀短観(6月調査)予測~大企業製造業の業況判断DIは5ポイント上昇の6と予想、物価関連項目に注目
6月短観では、自動車領域での供給制約緩和や原材料高の一服などを追い風として大企業製造業の景況感が改善に転じると予想。自動車は産業の裾野...
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2023年06月21日
長引く円安、為替介入の再開はあるか?~マーケット・カルテ7月号
今月月初に1ドル139円台半ばでスタートしたドル円は、もみ合いを挟んだ後、再び円安に傾いている。一時は7カ月ぶり高値となる142円台に...
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2023年06月09日
貸出・マネタリー統計(23年5月)~銀行貸出の伸び率が4%に接近、経済危機時以外としては最高レベルに
6月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、5月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比3.78%と前月(同3.50%)から大き...
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2023年06月07日
現金流通量を巡る地殻変動-1万円札以外は全て減少中
近頃、現金の流通状況に「地殻変動」とも言える大きな変化が生じている。まず、注目されるのは硬貨の流通高が昨年年初に前年比マイナスに転じた...
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2023年06月02日
2022年の為替介入を振り返る~結局、効果はあったのか?
昨年、政府・日銀はドル円が1ドル145円を超えた9月22日に24年ぶりとなる円買い為替介入に踏み切った。150円を超えた10月下旬にも...
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2023年05月31日
再び動き出すガソリン価格~補助金縮小・終了で上昇余地が発生
経済産業省は5月26日にガソリン価格等の上昇抑制策である「燃料油価格激変緩和事業」で支給している補助金、いわゆる「ガソリン補助金」につ...
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2023年05月22日
1ドル140円が再び視野に、円安がぶり返したワケ~マーケット・カルテ6月号
今月月初に136円台後半でスタートしたドル円は、米金融システム不安への警戒や5月FOMCを受けた利上げ打ち止め観測、米物価上昇率の鈍化...
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2023年05月10日
異次元緩和の意義について考える-黒田日銀10年の振り返り
先月、黒田東彦日銀前総裁が10年に及ぶ任期を終えた。同氏が就任直後の2013年4月に導入し、継続してきた大規模金融緩和、いわゆる「異次...
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2023年05月09日
方向感を失った円相場~長引く円安の行方
ドル円は、1月に127円台後半を付けてから一進一退となっており、歴史的な円安が長引いている。円高の動きが止まり、ドル円が方向感を失った...
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2023年04月20日
米利上げ打ち止めで円高圧力が台頭へ~マーケット・カルテ5月号
ドル円は、今月月初に経済指標の悪化に伴う米景気後退懸念から一時1ドル131円台前半まで下落したが、その後は米雇用統計の概ね良好な結果や...
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2023年04月13日
貸出・マネタリー統計(23年3月)~貸出残高の伸びは堅調、長期貸出金利は日銀の政策修正を受けて上昇
4月12日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、3月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比3.34%と前月(同3.61%)から低...
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2023年04月12日
現金流通量を巡る地殻変動~1万円札以外は全て減少中
日本の現金流通高(残高)は長年増加基調にあり、直近3月時点でもプラスを維持している。しかし、最近では「地殻変動」とも言える大きな変化が...
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2023年04月03日
日銀短観(3月調査)~景況感は製造業で明確に悪化したが非製造業は堅調、設備投資計画は強め、値上げ圧力は続く見込み
3月短観は製造業の景況感悪化が目立つ結果となった。大企業製造業では原燃料価格が高止まるなか、海外需要の落ち込みや世界的な半導体市場の悪...
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2023年03月29日
異次元緩和の意義について考える~黒田日銀10年の振り返り
来月8日に黒田東彦日銀総裁が任期の期限を迎える。2013年3月に総裁に就任した黒田総裁の下、日銀は同総裁が就任した直後の金融政策決定会...
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2023年03月23日
日銀短観(3月調査)予測~大企業製造業の業況判断DIは5ポイント下落の2と予想、設備投資は先送り傾向が強めに
3月短観では、原燃料価格が高止まるなか、海外需要の落ち込みや世界的な半導体市場の悪化が響き、大企業製造業の景況感悪化が顕著になると予想...
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2023年03月23日
金融システム不安の台頭で不透明感が強まる円相場~マーケット・カルテ4月号
今月のドル円は上旬に行われた米議会証言でパウエルFRB議長が利上げ加速の可能性に言及したことを受けて一旦1ドル137円台に乗せた。しか...
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2023年03月17日
資金循環統計(22年10-12月期)~個人金融資産は2023兆円と過去最高を更新、日銀の国債保有割合も過去最高を更新
2022年12月末の個人金融資産残高は、前年比9兆円増(0.4%増)の2023兆円となり、過去最高であった昨年末の水準を超え、4四半期...
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2023年03月07日
「訪日旅行」のコスパが急上昇-日本経済の成長底上げに生かす機会に
コロナ禍で途絶えていた訪日外国人旅行客(以下、「訪日客」)の姿を街中で見かける機会が増えてきた。実際、今年1月の訪日客数はコロナ禍前(...
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2023年03月03日
日銀による「YCC修正の選択肢」とそれぞれの「長所・短所」
昨年12月に日銀は債券市場の機能度改善を目的として突如長期金利の変動許容幅を拡大、その後も追加措置も講じたものの、イールドカーブ(以下...
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2023年02月22日
「訪日旅行」のコスパが急上昇-日本経済の成長底上げに生かす機会に
コロナ禍で途絶えていた訪日外国人旅行客(以下、「訪日客」)の姿を街中で見かける機会が増えてきた。実際、今年1月の訪日客数はコロナ禍前(...
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2023年02月17日
意外にしぶとい円安、持続性をどうみるか?~マーケット・カルテ3月号
今月のドル円は月初に行われたFOMC後のパウエル議長発言が非タカ派的と受け止められたことで一旦1ドル128円台に下落したが、その後は上...
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2023年02月09日
貸出・マネタリー統計(23年1月)~貸出の伸びが大きく拡大した一方、預金の伸びは鈍化、日銀の資金供給量は急増
2月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、1月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比3.47%と前月(同3.00%)から大き...
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2023年02月03日
勢いづく金(gold)相場、金価格は史上最高値を突破するか?
金相場が勢いづいている。国際的な指標であるNY金先物は昨年秋以降、米物価上昇率の低下を背景に急上昇し、過去最高値(2069.40ドル)...
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2023年01月23日
ドル円は2大テーマが激突へ~マーケット・カルテ2月号
1ドル132円台で始まった今月のドル円は円高ドル安に振れている。米国について、月初に賃金上昇率の鈍化、中旬に物価上昇率の鈍化が示され、...
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2023年01月13日
貸出・マネタリー統計(22年12月)~銀行貸出は堅調を維持、今後は貸出金利の動向に注目
1月12日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、昨年12月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比3.02%と前月(同2.98%)...
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2023年01月11日
2023年はどんな年? 金融市場のテーマと展望
2022年も残すところわずかとなった。当稿執筆時点では年末の着地点が未確定だが、22年の市場を振り返り、23年の市場のテーマと動向を展...
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2023年01月06日
2023年の原油相場展望~波乱の火種になる可能性も
今年の原油価格は、「年初に低迷した後、年半ば以降に緩やかに持ち直す」と予想する。まず、年初から春までは、世界経済の減速に伴う原油需要の...
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2022年12月21日
日銀が想定外の緩和修正を決定、ドル円への影響は?~マーケット・カルテ1月号
1ドル136円台で始まった今月のドル円は円高が進んでいる。月初から中旬にかけては、米物価上昇率の鈍化(ドル安要因)、利上げ継続姿勢が強...
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2022年12月19日
ドル円は“日米金融政策の行方”を巡る思惑が交錯~マーケット・カルテ1月号
1ドル136円台で始まった今月のドル円は、一進一退となっている。月初から予想を下回る米物価指標を受けた利上げ縮小観測によって135円を...
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2022年12月19日
資金循環統計(22年7-9月期)~個人金融資産は2005兆円と4期連続で2000兆円の大台を維持、日銀の長期国債保有割合が5割を突破
2022年9月末の個人金融資産残高は、前年比16兆円増(0.8%増)の2005兆円となり、過去最高であった昨年末には及ばないものの、4...
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2022年12月14日
日銀短観(12月調査)~景況感は非製造業を中心に改善したが先行きへの警戒感が強い、設備投資の伸びは依然高いが先送りの動きも
12月短観では、製造業と非製造業で景況感の方向性が分かれ、景気がまだら模様となっていることが浮き彫りになった。引き続き、原燃料価格の高...
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2022年12月08日
日銀短観(12月調査)予測~大企業製造業の業況判断DIは2ポイント下落の6と予想、先行きは総じて警戒感が強めに
12月短観では、原材料・エネルギー価格の高騰が引き続き幅広く景況感の重荷となるなか、半導体市場の悪化等に伴う海外需要の低迷もあり、大企...
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2022年12月02日
2023年はどんな年? 金融市場のテーマと展望
2022年のこれまでの市場を振り返ると、日本株は一進一退が続いて総じて上値の重い展開となり、やや下落。ドル円は大幅な円安ドル高となった...
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2022年11月18日
1ドル140円割れ、円安トレンドはとうとう終わったか?~マーケット・カルテ12月号
1ドル148円台で始まった今月のドル円は、上旬に急速に円高ドル安が進み、約2カ月ぶりに140円の節目を割り込んだ。米物価関連指標、なか...
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2022年11月10日
貸出・マネタリー統計(22年10月)~銀行貸出の伸びが加速、久々に預金の伸びを上回る
11月9日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、10月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.97%と前月(同2.62%)を大...
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2022年11月04日
円安の背後にある日本経済の根深い問題
今年急速な円安が進んだ背景には、米利上げに伴うドル高の存在があるが、円は相対的に大きく下落しており、円安の側面も強い。そして、円安の背...
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2022年10月20日
1ドル150円に肉薄、円安に打ち止め感は出るか?~マーケット・カルテ11月号
1ドル144円台で始まった今月のドル円は、またも大幅な円安ドル高となり、32年ぶりの高値を更新、足元では150円の節目に肉薄している。...
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2022年10月14日
貸出・マネタリー統計(22年9月)~日銀の資金供給量(平残)が異次元緩和導入後初の前年割れに
10月13日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、9月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.63%と前月(同2.19%)を大...
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2022年10月07日
「24年ぶりの円買い介入」、その効果と限界をどう見るか?
9月22日に政府が24年ぶりの円買い為替介入を実施してから、約2週間が経過した。介入の効果については、一定の効果があったと考えられる。...
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2022年10月03日
日銀短観(9月調査)~大企業製造業の景況感は3期連続の悪化で停滞感強い、設備投資計画は堅調も下振れリスク大
9月短観では、供給制約の緩和や設備投資の持ち直しが追い風になる一方で、原材料価格の高騰が重荷となり、大企業製造業の業況判断DIが8と前...
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2022年09月22日
とうとう1ドル145円突破、円安が終わる条件は?~マーケット・カルテ10月号
1ドル139円台で始まった今月のドル円は、その後大幅な円安ドル高となり、たびたび145円の節目に肉薄した。予想を上回る米経済指標、とり...
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2022年09月20日
資金循環統計(22年4-6月期)~個人金融資産は2007兆円と3期連続で2000兆円の大台を維持、日銀の長期国債保有割合は5割に肉薄
2022年6月末の個人金融資産残高は、前年比25兆円増(1.3%増)の2007兆円となり、過去最高であった昨年末には及ばないものの、3...
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2022年09月16日
日銀短観(9月調査)予測~大企業製造業の業況判断DIは2ポイント上昇の11と予想、景況感は足踏み状態が継続
9月短観では、原材料・エネルギー価格の高騰が引き続き景況感の重荷となった一方で、上海の都市封鎖解除に伴う供給制約の緩和が追い風となり、...
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2022年09月12日
貸出・マネタリー統計(22年8月)~マネタリーベースの月末残高が10年ぶりの前年割れに、異次元緩和後では初
9月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、8月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.22%と前月(同2.02%)を大きく...
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2022年09月02日
原油価格100ドル割れは続くか?~不透明感が増す原油相場
原油価格は6月半ば以降下落基調に転じている。代表的な指標であるWTI原油先物は7月半ばに1バレル100ドルの節目を割り込み、足元では8...
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2022年08月17日
円安トレンドは終了したか?それとも今後再開するか?~マーケット・カルテ9月号
ドル円は今月月初に米国のインフレ鈍化観測や景気後退懸念の高まりによって一時1ドル130円台に下落した直後、FRB高官によるタカ派的な発...
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2022年08月09日
貸出・マネタリー統計(22年7月)~銀行貸出の伸びが急回復、投信の増勢強まる
8月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、7月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.05%と前月(同1.47%)を大きく...
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2022年08月05日
円安が急反転、今後の行方はどうなるか?
ドル円は、7月半ばに一時1ドル140円の節目に肉薄した後ににわかに反転し、今月月初にかけて一時130円台まで10円近くも急落した。この...
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2022年07月21日
1ドル140円まであとわずか、円安のピークはまだか?~マーケット・カルテ8月号
ドル円は月初から米景気減速懸念がドルの抑制要因となったものの、堅調な米経済指標やユーロドルの下落を受けてドルがじり高に。さらに米CPI...
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2022年07月21日
まるわかり“実質実効為替レート”-“50年ぶりの円安”という根深い問題
2021年終盤以降、実質実効為替レート(以下、「実質実効レート」)に対する注目が高まっている。円の実質実効レートがおよそ50年ぶりの低...
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2022年07月19日
貸出・マネタリー統計(22年6月)~銀行貸出の伸びは急進したが、見た目ほど強くはない
7月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、6月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比1.51%と前月(同0.88%)を大きく...
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2022年07月07日
プラチナはまたも金の半値以下に~プラチナに投資妙味はあるか?
NYプラチナ先物価格は6月末に900ドルの節目を割り込み、直近では2020年3月以来の安値に沈んでいる。このため、2020年終盤以降、...
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2022年07月01日
日銀短観(6月調査)~大企業製造業の景況感は2期連続で悪化、記録的なコスト高を受けて価格転嫁が続く見込み
6月短観では、供給制約の深刻化や原材料価格高騰などが逆風となり、大企業製造業の業況判断DIが9と前回から5ポイント下落した。景況感の悪...
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2022年06月27日
資金循環統計(22年1-3月期)~個人金融資産は2005兆円と2000兆円の大台を維持、企業の現預金は過去最高、海外勢が日本国債売り
2022年3月末の個人金融資産残高は、前年比47兆円増(2.4%増)の2005兆円となり、過去最高であった前期末に続いて、2四半期連続...
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2022年06月23日
みるみる進む円安、そろそろ歯止めはかかるか?~マーケット・カルテ7月号
今月に入り、急速に円安ドル高が進行している。1ドル128円台でスタートしたドル円は、一時136円台後半と約24年ぶりの円安水準に下落し...
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2022年06月17日
日銀短観(6月調査)予測~大企業製造業の業況判断DIは2ポイント下落の12と予想、注目は仕入・販売価格の上昇度
6月短観では、原材料価格の高騰に加え、部品不足など供給制約の長期化や中国での都市封鎖に伴う外需の低迷も重石となり、大企業製造業の景況感...
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2022年06月09日
貸出・マネタリー統計(22年5月)~不動産業向け貸出への依存度が上昇傾向
6月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、5月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比0.91%と前月(同1.02%)をやや下...
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2022年06月03日
ロシア制裁強化、OPECプラス増産拡大、原油価格はどうなる?~今後の注目ポイントと見通し
5月終盤以降、EUによるロシア原油禁輸の合意、OPECプラスによる増産幅拡大など原油市場を巡る大きな動きが相次いでいる。原油相場を巡る...
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2022年05月31日
投資家の外債離れが鮮明に~国内投資家による外債投資の最近の動向と展望
2022年に入ってから、世界的にインフレに拍車がかかり、先々の金融引き締めを織り込んで海外主要国の市場金利が大きく上昇した。外債の投資...
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2022年05月24日
円安に急ブレーキ、円高トレンドの始まりか?それとも円安トレンドの小休止か?~マーケット・カルテ6月号
月初1ドル130円近辺でスタートしたドル円は足元では127円台後半にある。3月から4月にかけて急速に円安ドル高が進んだが、今月は円安に...
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2022年05月13日
貸出・マネタリー統計(22年4月)~都銀の貸出が11ヵ月ぶりにプラス圏へ浮上
5月12日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、4月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比1.06%と前月(同0.50%)を上回...
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2022年05月11日
まるわかり“実質実効為替レート”-“50年ぶりの円安”という根深い問題
実質実効為替レート(「REER」と表記)は一般的に「通貨の実力」などと説明されるが、より厳密に言えば、「自国の財・サービス価格の海外の...
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2022年05月06日
円安は一体いつまで続く?~円安終了の条件と見通し
先月下旬から円安ドル高の進行が小休止しているが、今後も円安トレンドが続く可能性は高い。まず、今後も日本・円サイドで円買い材料が現れそう...
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2022年04月20日
1ドル130円接近、円安進行に歯止めはかかるか?~マーケット・カルテ5月号
月初1ドル122円台でスタートしたドル円はほぼ一本調子で上昇した。本日には一時129円台前半に達し、足元も128円台半ばにある。FRB...
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2022年04月15日
貸出・マネタリー統計(22年3月)~指し値オペの影響で資金供給量の伸びが上昇、貨幣流通高は連月で前年割れに
4月12日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、3月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比0.50%と前月(同0.31%)をやや...
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2022年04月06日
円買い為替介入の可能性を考える~過去の振り返りと今後のハードル
先月以降、にわかに円安が進行したことで、政府要人から円安けん制と取れる発言が相次いでおり、市場でも政府が円買い為替介入に踏み切る可能性...
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2022年04月01日
日銀短観(3月調査)~大企業製造業の景況感は7期ぶりに悪化、資源高の価格転嫁は今後も続く見込み
3月短観では、資源高に伴う原材料価格高騰や自動車等での半導体不足・オミクロン株拡大による減産が下押し材料となり、大企業製造業の業況判断...
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2022年03月30日
まるわかり“実質実効為替レート”~“50年ぶりの円安”という根深い問題
昨年終盤以降、実質実効為替レート(以下、「実質実効レート」)に対する注目が高まっている。円の実質実効レートがおよそ50年ぶりの低水準に...
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2022年03月23日
円買い理由が見当たらない~マーケット・カルテ4月号
今月のドル円は、物価上昇の加速に伴う米利上げ観測の高まりを受けて大幅な円安ドル高が進行している。FRBが利上げに前向きな姿勢を強める一...
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2022年03月17日
資金循環統計(21年10-12月期)~個人金融資産は2023兆円と初めて2000兆円を突破、海外勢の国債保有高が初めて預金取扱機関を上回る
2021年12月末の個人金融資産残高は、前年比87兆円増(4.5%増)の2023兆円となり、6期連続で過去最高を更新した。年間で見た場...
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2022年03月17日
日銀短観(3月調査)予測~大企業製造業の業況判断DIは7ポイント下落の10と予想、仕入・販売価格の動向に注目
3月短観では、自動車産業などでの半導体不足・オミクロン株拡大による生産停止や原材料・燃料価格の上昇が圧迫材料となり、大企業製造業の景況...
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2022年03月04日
ウクライナ緊迫化・米利上げ前夜でもドル円が安定している理由
年初以降、米金融引き締めを巡る観測やウクライナ情勢を巡って大きな動きがあり、株価や資源価格が大きく変動するなかで、ドル円レートの安定感...
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2022年02月17日
円相場のカギを握る米金融引き締めとウクライナ情勢~マーケット・カルテ3月号
今月のドル円は米金融引き締め前倒し観測に伴う米金利上昇がドル高圧力になる一方で、金融引き締めによる米景気の減速懸念やウクライナ情勢緊迫...
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2022年02月09日
貸出・マネタリー統計(22年1月)~都銀の貸出が8ヵ月連続の前年割れに、個人預金の伸びはまだ高め
2月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、1月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比0.56%と前月(同0.52%)を若干上...
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2022年02月09日
硬貨の流通高が10年ぶりの前年割れに~預け入れ手数料導入前の駆け込みか?
日銀より2月7日に公表された「通貨流通高」によれば、今年1月の貨幣(以下、「硬貨」と表記)流通高 は前年比0.1%減と前年の水準を下回っ...
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2022年02月08日
2022年はどんな年? 金融市場のテーマと展望
2022年初の株価は堅調にスタートした後、米国のインフレ懸念に伴う利上げ加速観測と日本国内でのコロナ感染急拡大を受けて下落に転じている...
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2022年02月04日
原油・ガソリン価格の高騰は続くのか?~高騰の背景整理と見通し
足元のWTI先物は高騰し90ドルを突破している。背景には「オミクロン株への懸念の後退」、「投資縮小による生産障害・生産余力縮小」、「原...
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2022年01月21日
米利上げ開始秒読みでも円高ドル安反応のワケ~マーケット・カルテ2月号
今月のドル円は月初にオミクロン株への楽観台頭に伴うリスク選好の円売りや、米利上げ前倒し観測によるドル買いを受けて一旦116円台までドル...
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2022年01月13日
貸出・マネタリー統計(21年12月)~都銀貸出の前年割れが続く、マネタリーベースの伸び率もみるみる低下
1月12日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、昨年12月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比0.55%と前月(同0.51%)...
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2022年01月07日
粘り腰を見せる金価格~2022年の相場展望
昨年のNY金先物価格は下落した。「経済活動の再開」で世界経済が持ち直し、株価も上昇したことが安全資産である金の逆風になったほか、「FR...
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2022年01月04日
外債投資の失速が鮮明に~国内投資家による外債投資の最近の動向と展望
2021年は世界的に経済活動の再開が進む中でインフレがテーマとなり、多くの中央銀行が金融緩和の縮小や利上げに舵を切った一年であった。ま...
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2021年12月20日
資金循環統計(21年7-9月期)~個人金融資産は前年比108兆円増の1999.8兆円、初の2000兆円突破に王手
2021年9月末の個人金融資産残高は、前年比108兆円増(5.7%増)の1999.8兆円となり、5期連続で過去最高を更新した。年間で見...
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2021年12月16日
FRBの「タカ派急旋回」にも反応の鈍いドル円、今後の動きは?~マーケット・カルテ1月号
今月のドル円は113円台での一進一退を続けた後、昨日のFOMCを受けてやや円安ドル高に振れている。FOMCでは、物価見通しの引き上げ、...
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2021年12月13日
日銀短観(12月調査)~非製造業の景況感は回復したが、製造業は頭打ち、先行きは総じて警戒感強い
12月短観では、IT関連需要が支えとなったものの、半導体等部品不足の長期化や原材料価格高騰が重荷となり、大企業製造業の業況判断DIが1...
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2021年12月10日
貸出・マネタリー統計(21年11月)~銀行貸出は伸び悩み、対面サービス業向けもじわりと減少
12月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、11月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比0.54%と前月(同0.78%)を下...
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2021年12月08日
日銀短観(12月調査)予測~大企業製造業の業況判断DIは2ポイント下落の16と予想、非製造業の景況感は改善へ
12月短観では、自動車産業などにおける半導体等の部品不足や原材料価格の上昇が重荷となり、大企業製造業の景況感が弱含むと予想する。この場...
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2021年12月03日
2022年はどんな年? 金融市場のテーマと展望
2021年のこれまでの市場を振り返ると、日本株は一進一退が続いて総じて上値の重い展開となり、ドル円は大幅な円安ドル高となった。米経済が...
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2021年11月22日
米インフレ高進はドル高要因なのか?~マーケット・カルテ12月号
今月のドル円は一進一退の展開に。上旬に米労働参加率の低迷等を材料に一旦1ドル112円台までドル安に振れた後、CPIなど予想を上回る米経...
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2021年11月10日
貸出・マネタリー統計(21年10月)~銀行貸出の伸び率に底入れ感、定期預金の減少ペースが加速
11月9日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、10月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比0.81%と前月(同0.44%)を上...
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2021年11月05日
OPECプラスが追加増産を拒否、原油価格はまだ上がるのか?
OPECプラスは昨日の会合で12月の生産量について協議し、従来方針通り、日量40万バレルの減産縮小(増産)を決定した。米国をはじめとす...
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2021年10月22日
急速に進む円安、今後も円安の流れが続くのか?~マーケット・カルテ11月号
今月のドル円は急速な円安ドル高が進行し、足元では1ドル114円台前半と月初から約3円円安の水準にある。米国の債務上限問題が先送りされた...
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2021年10月14日
貸出・マネタリー統計(21年9月)~銀行貸出の伸びは半年ぶりに上昇、資金供給ペースは平時モードに
10月12日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、9月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比0.44%と前月(同0.29%)を上...
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2021年10月04日
菅政権下での金融市場の振り返りと岸田新政権への示唆
本日、菅前内閣が総辞職し、岸田新内閣が発足するにあたり、菅政権下における金融市場の動きを振り返り、岸田新内閣への示唆を考える。まず、日...
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2021年10月01日
日銀短観(9月調査)~大企業製造業の景況感改善は鈍化、非製造業は低迷継続、先行きの見方は総じて慎重
9月短観では、堅調な海外経済や設備投資需要の持ち直しを受けて注目度の高い大企業製造業の業況判断DIが18と前回6月調査から4ポイント上...
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2021年09月21日
米テーパリング決定後のドル円の焦点は?~マーケット・カルテ10月号
今月のドル円は、110円前後での一進一退の時間帯が続いた。米国経済の減速、物価の鈍化を示唆する経済指標も見られたものの、「FRBによる...
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2021年09月17日
資金循環統計(21年4-6月期)~個人金融資産は1992兆円と4期連続で過去最高を更新、9月末には初めて2000兆円を突破する可能性あり
2021年6月末の個人金融資産残高は、前年比119兆円増(6.3%増)の1992兆円となり、4期連続で過去最高を更新した。年間で見た場...
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2021年09月15日
日銀短観(9月調査)予測~大企業製造業の業況判断DIは3ポイント上昇の17と予想、非製造業は低迷が続く見込み
9月短観では、海外経済回復に伴う堅調な輸出や設備投資需要の回復を受けて大企業製造業の景況感が堅調を維持するものの、原材料価格の高騰や半...
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2021年09月09日
貸出・マネタリー統計(21年8月)~借入返済ペースに業種別・規模別格差が発生、投信は3ヵ月連続の前年割れに
9月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、8月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比0.32%と前月(同0.52%)を下回り...
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2021年09月03日
日銀「政策修正」後の変化と残された課題
日銀が3月に「政策点検」を行い、各種の「政策修正」を行ってから半年近くが経過した。政策修正後に最も顕著な変化が現れたのがETFの買入れ...
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2021年08月23日
膠着続くドル円、米緩和縮小で向かう先は?~マーケット・カルテ9月号
今月のドル円は、米雇用統計の良好な結果を受けた米緩和縮小観測によって一旦110円台後半まで上昇したものの長続きせず、足元では109円台...
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2021年08月11日
貸出・マネタリー統計(21年7月)~資金需要の鈍化が鮮明に、都銀の貸出は2カ月連続で前年割れ
8月10日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、7月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比0.54%と前月(同0.75%)を下回...
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2021年08月06日
OPECプラス減産縮小・デルタ株拡大でも原油価格が高止まるワケ
WTI先物は7月前半に2年9カ月ぶりの高値となる1バレル75ドル台に乗せたが、その後軟調となり、足元では70ドルの節目を割り込んでいる...
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2021年07月20日
じわりと進む円高、持続性をどう見るか?~マーケット・カルテ8月号
今月のドル円はやや円高ドル安が進み、足元では109円台前半まで下落している。米緩和縮小・利上げ観測が燻るにもかかわらず米長期金利が急低...
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2021年07月09日
貸出・マネタリー統計(21年6月)~都銀の貸出伸び率が前年割れに、預貸ギャップはさらに拡大
7月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、6月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比0.77%と前月(同2.16%)を大きく...
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2021年07月07日
プラチナ価格の上昇が意味すること-さらなる上昇のカギは景気回復と水素関連需要
昨年3月に新型コロナ流行による需要急減を受けて1トロイオンス600ドルを割り込んだNYプラチナ先物価格(終値・中心限月ベース)は、その...
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2021年07月05日
金価格はどこまで下がるか?~米緩和縮小・利上げが逆風に
6月FOMCのタカ派的な結果発表を受けて内外の金価格は急落した。市場では近い将来の緩和縮小開始を意識せざるを得なくなったばかりか、その...
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2021年07月01日
日銀短観(6月調査)~製造業の景況感は大幅改善の一方、非製造業は伸び悩み、先行きの見方は総じて慎重
6月短観では、海外経済回復に伴う輸出の増加や円安基調の継続などを受けて、注目度の高い大企業製造業の業況判断DIが14と9ポイント上昇し...
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2021年06月25日
資金循環統計(21年1-3月期)~個人金融資産は1946兆円と3期連続で過去最高を更新、前年比では130兆円増
2021年3月末の個人金融資産残高は、前年比130兆円増(7.1%増)の1946兆円となり、3期連続で過去最高を更新した。年間で見た場...
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2021年06月21日
テーパリング観測は円安要因か?~マーケット・カルテ7月号
今月半ばにかけて1ドル109台半ばから110円台前半で推移していたドル円は、FOMC後に一旦110円台後半まで円安ドル高に振れた。FO...
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2021年06月17日
日銀短観(6月調査)予測~大企業製造業の業況判断DIは9ポイント上昇の14と予想、非製造業との格差は拡大へ
6月短観では、大企業製造業で景況感の順調な回復が続いていることが確認されると予想する。海外経済回復に伴う輸出の増加や円安基調の継続が追...
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2021年06月09日
貸出・マネタリー統計(21年5月)~対面サービス業向けの貸出が高止まり、日銀による資金供給量は久々に鈍化
6月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、5月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.19%と前月(同4.25%)を大きく...
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2021年06月04日
円高リスクは後退したか?~あえて円高シナリオを考える
年初以降、円安ドル高が進行し、足元では1ドル110円台を回復している。米量的緩和縮小観測が台頭し、日米金利差が拡大したためだ。この間、...
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2021年05月20日
ドル円110円回復への距離感~マーケット・カルテ6月号
今月のドル円は1ドル109円を挟んだ一進一退の展開が続いている。米国では景気の回復が続き、物価上昇も勢いを増しているものの、雇用統計を...
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2021年05月19日
原油価格の注目点と見通し~国内のガソリン高は収まるか?
これまで原油価格を支えてきたOPECプラスによる減産について、4月に縮小が決定されるという明確な悪材料があったにもかかわらず、原油価格...
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2021年05月14日
貸出・マネタリー統計(21年4月)~資金供給量の伸びは約5年ぶりの高水準に、銀行貸出の伸びは急低下
5月13日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、4月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比4.27%と前月(同5.90%)を大き...
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2021年05月07日
プラチナ価格は大化けするか?~既に6年ぶりの高水準に浮上
NYプラチナ先物価格1トロイオンス1250ドル前後と約6年ぶりの高水準を回復し、金価格の約7割まで持ち直している。昨年春以降、プラチナ...
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2021年04月20日
ドル円失速の理由とドル高再開の条件~マーケット・カルテ5月号
月初に1ドル111円に迫っていたドル円は、以降ドル安基調に転じ、足元では108円台前半まで下落している。ワクチン接種の進展や追加経済対...
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2021年04月13日
貸出・マネタリー統計(21年3月)~日銀による資金供給量の伸びが2割を突破、現金残高は約5年ぶりの高い伸びに
4月12日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、3月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比5.91%と前月(同5.83%)を上回...
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2021年04月05日
急ピッチで進んだ円安ドル高、持続性をどう見るか?
長らく円高基調が続いてきたドル円レートは年初に反転し、以降は急ピッチで円安ドル高が進行してきた。米国で追加経済対策の成立期待が高まった...
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2021年04月01日
日銀短観(3月調査)~景況感は製造業で大きく改善したが、業種間格差が鮮明に、先行きは慎重な見方が根強い
3月短観では、大企業製造業で前回に続いて大幅な景況感の改善が示された。景気回復が続く中国向けをはじめとする輸出の増加や、耐久財などでの...
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2021年03月24日
高止まりするドル円、1ドル110円突破はなるか?~マーケット・カルテ4月号
ドル円は今月入り後も円安ドル高の流れが続き、一時1ドル109円台に達した。米国でワクチン接種が進むなか、1.9兆ドルの追加経済対策が成...
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2021年03月17日
日銀短観(3月調査)予測~大企業製造業の業況判断DIは11ポイント上昇の1と予想、非製造業との格差が鮮明に
3月短観では、大企業製造業で前回に続いて景況感の大幅な回復が示されると予想する。中国向けをはじめとする輸出の増加や巣ごもり需要の拡大、...
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2021年03月17日
資金循環統計(20年10-12月期)~個人金融資産は1948兆円と過去最高を大きく更新、現金残高は初の100兆円突破
2020年12月末の個人金融資産残高は、前年比54兆円増(2.9%増)の1948兆円となり、過去最高を大きく更新した。年間で見た場合、...
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2021年03月09日
貸出・マネタリー統計(21年2月)~コロナ禍で銀行貸出は高い伸びを維持、普通預金等の伸びは過去最高を更新
3月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、2月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比5.86%と前月(同5.69%)からやや...
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2021年03月05日
外債投資のトレンド~誰が何を買ってきたのか?
2020年の国内投資家による外国債券投資は20.4兆円と3年連続で増加し、1996年以降で4番目の高水準に達した。中期的なトレンドとし...
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2021年02月17日
円安ドル高・金利上昇の流れは続くのか?~マーケット・カルテ3月号
ドル円は、円安ドル高基調が続き、本日には一時4カ月ぶりのドル高水準となる1ドル106円台に乗せた後、足元でも105円台後半にある。米国...
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2021年02月05日
原油価格はコロナ前を回復~今後の注目点と見通し
WTI先物は11月以降上昇を続け、足元では新型コロナ拡大前の昨年1月下旬以来の高水準にあたる56ドル台にまで回復している。昨年秋以降に...
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2021年02月05日
2021年はどんな年? 金融市場のテーマと展望
2021年初の金融市場では、先行きへの楽観が強まり、株価が連日で高値を更新する展開となった。また、じわりと進んできた円高もとりあえず一...
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2021年01月22日
バイデン新政権発足、円相場への影響は?~マーケット・カルテ2月号
ドル円は年初に一時1ドル102円台に下落した後、上昇に転じた。5日に行われた米上院決選投票の結果、(大統領と上下院の多数派が民主党で揃...
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2021年01月12日
内部留保がコロナ禍の防波堤にー企業財務の変化と意味合い
国内企業による「内部留保(利益剰余金)の蓄積」は長らく、「(特に大企業が)前向きにお金を使わず貯め込んだ結果であり、景気回復の阻害要因...
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2021年01月08日
金価格、最高値更新はあるか?~金相場の見通し
昨年8月に史上最高値を付けたNY金先物は、その後もコロナの感染拡大に歯止めが掛かっていないにもかかわらず軟調な展開となり、史上最高値を...
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2020年12月21日
資金循環統計(20年7-9月期)~個人金融資産は株高・給付金・消費低迷を受けて過去最高の1901兆円に、現預金も過去最高を更新
2020年9月末の個人金融資産残高は、前年比49兆円増(2.7%増)の1901兆円となり、過去最高を更新した。年間で見た場合、今年1-...
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2020年12月17日
じわじわ進む円高ドル安、いつまで続くのか?~マーケット・カルテ1月号
12月は月初から半ばにかけて、英米でのコロナワクチン接種開始を受けて市場がリスク選好地合いとなった。ともにリスク回避通貨とされる円とド...
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2020年12月14日
日銀短観(12月調査)~企業の景況感は2期連続で改善も、警戒感は根強い、投資は軒並み下方修正
12月短観では、前回に続き景況感の明確な改善が示された。大企業製造業では、海外経済回復に伴う輸出の持ち直しや、国内外での自動車需要の回...
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2020年12月09日
貸出・マネタリー統計(20年11月)~通貨量の伸びが7ヵ月連続で過去最高を更新、投資信託は前年割れに
12月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、11月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比5.97%と前月(同5.86%)から...
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2020年12月08日
日銀短観(12月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は13ポイント上昇の▲14と予想、設備投資は下方修正へ
12月短観では、前回に続いて景況感の回復が示されると予想。大企業製造業では、中国をはじめとする海外経済の回復に伴う輸出の持ち直しや世界...
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2020年12月07日
通貨覇権を巡る攻防~ドル基軸通貨体制の持続可能性は?
トランプ米政権下の過去4年間、通商や技術、安全保障など様々な領域において米国と中国の対立が激化した。そうした中、通貨の覇権を巡る対立に...
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2020年12月04日
2021年はどんな年? 金融市場のテーマと展望
2020年のこれまでの市場を振り返ると、ドル円は新型コロナ拡大を受けて乱高下した後、FRBによるドルの大量供給や緩和長期化方針などを受...
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2020年11月24日
長引く円高、終止符は打たれるか?~マーケット・カルテ12月号
11月上旬、コロナワクチンの治験で高い有効性が確認されたことで米経済活動の正常化期待が高まり、これを受けた米金利上昇を追い風にドル円は...
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2020年11月11日
貸出・マネタリー統計(20年10月)~銀行貸出の伸び率が連月で低下、現金流通高の伸び率上昇は止まらず
11月10日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、10月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比5.89%と前月(同6.23%)か...
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2020年11月06日
内部留保がコロナ禍の防波堤に~企業財務の変化と意味合い
新型コロナの拡大を受けて4-6月期の企業の売上・利益は急減した。財務面では、内部留保が取り崩されたほか、借入金が急増した。ただし、危機...
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2020年10月21日
米大統領選後は円安か?それとも円高か?~マーケット・カルテ11月号
10月に入り、ドル円は米国の追加経済対策や大統領選の行方を見極めるべく様子見ムードとなったことで105円台での膠着した推移が続いており...
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2020年10月13日
貸出・マネタリー統計(20年9月)~預金の伸びがまたも過去最高を更新、マネタリーベースは初の600兆円突破
10月12日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、9月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比6.24%と引き続き高水準であったも...
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2020年10月07日
原油相場に台頭する下落リスク~材料の点検と今後の行方
世界の原油需要は既に最悪期を脱し、需給が好転しているにもかかわらず、原油価格は低迷している。市場の需給緩和懸念が根強いためだ。実際、原...
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2020年10月01日
日銀短観(9月調査)~企業の景況感は底入れしたが、回復の鈍さが目立つ、設備投資計画は異例の下方修正
9月短観は、景況感の底入れが確認される一方で回復ペースの鈍さが目立つ結果となった。大企業製造業では、中国向け等の輸出の回復や、国内での...
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2020年09月18日
資金循環統計(20年4-6月期)~個人金融資産は株高・給付金・消費減の影響で3月末比55兆円増と急回復、現預金は過去最高に
2020年6月末の個人金融資産残高は、前年比34兆円増(1.8%増)の1883兆円となった。年間で資金の純流入が42兆円あったが、今年...
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2020年09月17日
じわりと進む円高、今後の行方は?~マーケット・カルテ10月号
9月に入り、ドル円は106円台で推移した後、中旬に米ハイテク株下落によるリスクオフの円買いや、米金融緩和の長期化観測によるドル売りによ...
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2020年09月14日
日銀短観(9月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は8ポイント上昇の▲26と予想、回復の遅れが目立つ結果に
9月短観では、内外での経済活動再開を受けて、景況感の底入れが確認されると予想する。大企業製造業では、中国をはじめとする海外経済の回復に...
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2020年09月09日
貸出・マネタリー統計(20年8月)~通貨量の伸びがまたまた過去最高を更新、地銀の貸出が加速
9月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、8月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比6.65%と前月(同6.44%)から拡大...
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2020年09月04日
アベノミクスの円安株高効果は「追い風参考」~新政権に求められるもの
アベノミクスの成果として「円安・株高」が挙げられることが多い。実際、2012年末の第2次安倍政権発足後、円の対ドルレートは2割強下落し...
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2020年08月17日
ワクチンの開発動向が円相場を左右する~マーケット・カルテ9月号
ドル円は7月末に1ドル104円台前半まで下落した後、米経済指標改善を受けたドル買いや、コロナワクチンの実用化期待に伴うリスクオンの円売...
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2020年08月13日
二極化が進む現金流通高~一万円札は急増、五円玉は減少止まらず
我が国ではキャッシュレス化の遅れが指摘されるが、キャッシュレス支払額が個人消費に占める割合は年を追うごとに上昇している。一方で、我が国...
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2020年08月12日
貸出・マネタリー統計(20年7月)~貸出の増勢は一服、預金が急激に増加中
8月11日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、7月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比6.37%と前月(同6.49%)からや...
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2020年08月07日
高まる円高リスク~円高の背後にあるもの
ドル円は4月以降、安定した推移を辿ってきたが、7月下旬ににわかに円高ドル安に振れた。ただし、実効レートで見た場合には円高ではなく、ドル...
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2020年08月06日
コロナショック後の金融市場動向-リーマンショック後とどう違う?
新型コロナウイルスの欧米への感染拡大を受けて、2月24日にダウ平均株価が1000ドル余り下落した。これを「コロナショック」と定義すると...
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2020年07月20日
「8月の円高」への警戒が必要に~マーケット・カルテ8月号
今月のドル円は106円台後半~107円台後半での膠着した展開となり、足元も107円台前半で推移している。市場では内外での新型コロナ感染...
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2020年07月10日
貸出・マネタリー統計(20年6月)~銀行貸出残高の伸びが過去最高を更新、貸出金利は過去最低を更新
7月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、6月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比6.51%と前月(同5.06%)から大幅...
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2020年07月07日
国債大増発、長期金利への影響は?
新型コロナの拡大に伴って立て続けに大型補正予算が編成された結果、今年度の新規国債発行予定額は過去最大の90.2兆円に達している。本来、...
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2020年07月01日
日銀短観(6月調査)~企業の景況感はリーマンショック級の落ち込み幅に、設備投資計画も異例の下方修正
6月短観では、新型コロナウイルスの感染拡大とそれに伴う緊急事態宣言発令の影響を受けて、大企業製造業の業況判断D.I.が▲34と前回調査...
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2020年06月25日
資金循環統計(20年1-3月期)~個人金融資産はコロナショックの影響で昨年末比61兆円減と急減、企業の現預金は過去最高を更新
2020年3月末の個人金融資産残高は、前年比10兆円減(0.5%減)の1845兆円となった。年間で資金の純流入が19兆円あったが、株価...
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2020年06月22日
ドル円相場の膠着はまだ続くか?~マーケット・カルテ7月号
ドル円は月初の米雇用統計が予想外の改善を示したことで一旦上昇したものの、その後のFOMCでゼロ金利の長期化が示されドルがやや売られたう...
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2020年06月17日
日銀短観(6月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は24ポイント低下の▲32と予想、リーマン級の落ち込みに
6月調査短観では、緊急事態宣言発令後の経済活動失速の影響を受け、リーマンショック後に匹敵する急激な景況感の落ち込みが示されると予想する...
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2020年06月09日
貸出・マネタリー統計(20年5月)~銀行貸出の伸び率が急伸、リーマンショック後を上回る
6月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、5月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比5.12%と前月(同3.14%)から大幅...
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2020年06月05日
コロナショック後の金融市場動向~リーマンショック後とどう違う?
コロナショック後の日経平均株価の下落率は一時約3割に達したが、その後持ち直しが続き、足元ではショック直前の水準をほぼ回復している。リー...
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2020年05月27日
株高でも底堅い金相場~NY金1800ドルの壁突破なるか?
新型コロナウイルス感染拡大ペースの鈍化とそれに伴う経済活動再開の動きを受けて株式市場では今後の景気回復を織り込む動きが続いており、世界...
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2020年05月20日
経済活動再開で円相場はどうなる?~マーケット・カルテ6月号
今月のドル円は概ね横ばい圏で推移。新型コロナウイルス感染鈍化に伴う欧米での経済再開の動きを受け、リスクオンの円安が進む場面が散見される...
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2020年05月14日
貸出・マネタリー統計(20年4月)~新型コロナ対応で銀行貸出が大幅に加速
5月13日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、4月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比3.15%と前月(同2.18%)から大...
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2020年05月01日
プラチナはとうとう金の半値以下に~コロナショックがダメ押し
プラチナ価格が金価格の半分以下に落ち込んでいる。4月末のプラチナ価格は1オンス786ドルと金価格(1688ドル)の0.47倍に低下して...
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2020年04月21日
コロナ拡大ペースの変化でドル円は不安定化へ~マーケット・カルテ5月号
ドル円では3月中旬から下旬にかけて大幅な円安ドル高が進行したが、以降一服し、4月に入ってからは107円台から108円台での落ち着いた展...
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2020年04月16日
OPECプラス減産決定でも原油価格は下げ止まらず~その原因と今後の注目ポイント
4月9日ならびに12日に開催されたOPECとロシアなどの非OPEC産油国の会合、通称OPECプラスにおいて、大規模な協調減産の再開が合...
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2020年04月13日
貸出・マネタリー統計(20年3月)~預金へのシフトが進行、銀行貸出は4月以降加速か
4月10日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、3月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前月(前年比2.22%)からほぼ横ばいの前年...
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2020年04月03日
もし日本で感染爆発が起きたら、円相場はどう動く?
新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大に伴って、2月下旬以降、内外の株価は急落したが、ドル円レートは「リスク回避の円買い」と「有事のド...
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2020年04月01日
日銀短観(3月調査)~企業の景況感は大幅に悪化したが、新型コロナ情勢悪化の織り込みは不十分
3月短観では、新型コロナウィルス拡大の影響により大企業製造業の業況判断D.I.が▲8と前回から8ポイント低下した。低下は5四半期連続と...
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2020年03月30日
「ゲーム障害」という新たな病
国連の専門機関であるWHO(世界保健機関)は昨年5月の総会において「ゲーム障害(Gaming disorder)」を国際疾病として正式に...
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2020年03月23日
「リスク回避の円買い」vs「有事のドル買い」~マーケット・カルテ4月号
3月に入ってからドル円は乱高下している。上旬には、新型コロナウィルスの欧米での感染拡大を受けた「リスク回避の円買い」とFRBの利下げに...
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2020年03月18日
資金循環統計(19年10-12月期)~昨年末の個人金融資産は初の1900兆円突破、日銀の保有国債に7兆円の評価減発生
2019年12月末の個人金融資産残高は、前年比60兆円増(3.3%増)の1903兆円となった。年間で資金の純流入が21兆円あったほか、...
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2020年03月17日
日銀短観(3月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は10ポイント低下の▲10と予想
3月調査短観では、新型コロナウィルスの世界的拡大に伴う輸出の減少、中国を起点とする部品供給網の寸断、円高の進行などを受けて大企業製造業...
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2020年03月10日
貸出・マネタリー統計(20年2月)~銀行貸出の伸びが底入れ、紙幣の伸びは約7年半ぶりの低水準に
3月9日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、2月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.24%で前月(同2.01%)から上昇...
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2020年03月09日
OPECプラス決裂で原油価格急落~「怒りのサウジ」シェア拡大路線に転換か?
3月6日に開催されたOPECと非OPEC産油国の会合、通称OPECプラスにおいて、産油国が協調減産の拡大で合意できなかったことを発端に...
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2020年03月06日
2020年度の金融市場を読む~注目テーマと展望
新型肺炎の拡大により、内外経済と金融市場の様相が一変した。改めて今後の市場の注目テーマを俯瞰すると、グローバルな材料としては、「新型肺...
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2020年02月18日
ドル円相場への新型肺炎の影響は?~マーケット・カルテ3月号
2月に入ってからも、国内外で新型肺炎の流行が拡大しているが、ドル円においてはリスクオフ(回避)の円高が表面化していない。新型肺炎の早期...
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2020年02月07日
円高が進まなくなった理由~ドル円市場の構造変化
円高ドル安が2つの意味で進まなくなっている。一つは「円高トレンドの消滅」だ。ドル円は2017年以降、概ね105円~115円のレンジ内で...
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2020年01月23日
ドル円相場は一時110円を回復、円安基調はまだ続く?~マーケット・カルテ2月号
ドル円は1月月初に米国とイランの対立激化に伴うリスクオフ(回避)の円買いによって107円台まで円高に振れたが、その後は両国の衝突回避や...
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2020年01月09日
NY金が乱高下、今後の行方は?
年明け以降、イラン情勢が緊迫化したことでNY金先物は急騰し、8日には一時6年9カ月ぶりに1600ドルの節目を突破した後、緊張緩和を受け...
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2019年12月20日
資金循環統計(19年7-9月期)~個人金融資産は、前年比11兆円減の1864兆円、「老後2000万円問題」で一部資金が動き始めた可能性
2019年9月末の個人金融資産残高は、前年比11兆円減(0.6%減)の1864兆円となった。年間で資金の純流入が15兆円あったものの、...
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2019年12月18日
米中部分合意を受けた為替相場の行方は?~マーケット・カルテ1月号
12月に入り、ドル円は米経済指標の悪化や米中協議の長期化懸念から一旦やや円高に振れたが、米中協議が「第1段階の合意」に至ったことや英総...
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2019年12月13日
日銀短観(12月調査)~大企業製造業の景況感は4期連続の悪化、非製造業の景況感、設備投資計画には底堅さも
12月短観では、大企業製造業の業況判断D.I.が0と前回調査から5ポイント低下し、4四半期連続での景況感悪化が示された。D.I.の水準...
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2019年12月06日
2020年はどんな年? 金融市場のテーマと展望
2019年のこれまでの市場を振り返ると、ドル円・日本株ともに米中摩擦の影響を強く受ける形で上下したが、米利下げがリスクオフの円高圧力を...
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2019年12月05日
日銀短観(12月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は3ポイント低下の2と予想
12月調査短観では、米中貿易摩擦や海外経済低迷を受けて輸出の低迷が長引くなか、消費増税と台風19号の影響が加わり、大企業製造業で4期連...
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2019年11月21日
動かぬドル円相場、米中協議の影響は?~マーケット・カルテ12月号
11月に入り、米中協議の進展期待に伴うリスクオンの円売りや米経済指標改善に伴うドル買いによってドル円はやや上昇したが、ドルの上値は重く...
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2019年11月12日
貸出・マネタリー統計(19年10月)~現金通貨の伸びが約7年半ぶりに2%割れに、投資信託はプラス圏へと急回復
11月11日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、10月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.18%で前月(同2.18%)か...
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2019年11月01日
原油相場でくすぶる急変動のリスク
原油価格(WTI先物)は5月下旬以降、50ドル台半ばを中心とする安定した推移を見せている。ただし、需要・供給のそれぞれに大きな不確実要...
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2019年10月21日
楽観モードの揺り戻しに注意~マーケット・カルテ11月号
10月に入り、ドル円は米経済の先行き懸念から一旦106円台まで円高に振れた後、米中協議の部分合意を受けたリスクオンの円売りによって10...
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2019年10月15日
貸出・マネタリー統計(19年9月)~紙幣発行高の伸びが7年ぶりの低水準に
10月10日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、9月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.19%と前月(同2.23%)から...
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2019年10月10日
低迷が続く長期金利の行方~今後の注目点と見通し
日本の長期金利は、昨年の秋以降低下基調が続き、9月初旬には一時過去最低値に肉薄。最近はやや持ち直したものの、足元も低迷が続いている。長...
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2019年10月01日
日銀短観(9月調査)~大企業製造業の景況感は3期連続の悪化、先行きは消費増税への懸念強い、設備投資計画も慎重化
9月短観では、注目度の高い大企業製造業の業況判断D.I.が2ポイント低下し、3四半期連続での景況感悪化が示された。D.I.の水準は、異...
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2019年09月20日
資金循環統計(19年4-6月期)~個人金融資産は、前年比2兆円減の1860兆円、流動性預金の割合は過去最高を更新
2019年6月末の個人金融資産残高は、前年比2兆円減(0.1%減)の1860兆円となった。年間で資金の純流入が18兆円あったものの、昨...
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2019年09月19日
FRBが追加利下げを実施、今後の円高リスクをどう見るか?~マーケット・カルテ10月号
9月に入り、米国による対中関税引き上げ延期や、英国での合意無き離脱延期法案成立などを受けて市場の地合いが楽観に大きく傾き、ドル円ではリ...
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2019年09月13日
日銀短観(9月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は6ポイント低下の1と予想
9月調査短観では、米中貿易摩擦激化や海外経済減速、円高進行などを受けて、製造業の景況感が顕著に悪化するだろう。非製造業では、大型連休特...
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2019年09月06日
金融緩和競争は激化へ、厳しい判断を迫られる日銀~9月決定会合の予想と市場の反応
今月、ECBが金融緩和に舵を切り、FRBも追加利下げに踏み切ることが確実視される中、日銀は苦境に立たされている。日銀の対応次第で「緩和...
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2019年08月21日
金融緩和競争は激化へ、日銀の緩和負け感が円高圧力に~マーケット・カルテ9月号
8月に入り、突如トランプ大統領が対中国関税第4弾の発動を表明したことなどから急激にリスクオフの円高が進み、ドル円は一時105円台前半に...
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2019年08月09日
貸出・マネタリー統計(19年7月)~地銀貸出の伸び率が7年ぶりの低水準に
8月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、7月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.46%と前月(同2.40%)からやや...
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2019年08月02日
暗雲漂うドル円相場の行方~米利下げ、対中関税引き上げの影響は?
7月末のFOMCは想定ほどハト派的ではなかった議長会見が利下げ観測の後退を促したことでドル高材料となった。一方、翌1日のトランプ大統領...
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2019年07月19日
米国の利下げで円高は進むのか?~マーケット・カルテ8月号
7月に入り、米国の月内利下げ観測が強まる一方、雇用統計ほか予想を上回る米経済指標の発表もあって、ドル円は107~108円台での一進一退...
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2019年07月12日
日銀短観(6月調査)を深掘り~設備投資計画は安心材料か?
6月短観における大企業製造業の今年度設備投資計画は堅調との受け止めが多かったが、注意を要するのは計画修正のモメンタムだ。設備投資計画額...
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2019年07月09日
貸出・マネタリー統計(19年6月)~銀行貸出で連休特需が剥落、地銀の貸出は減速が止まらず
7月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、6月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.41%と前月(同2.79%)から大き...
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2019年07月05日
導入から間もなく3年、イールドカーブ・コントロールの功罪
日銀が長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、以下「YCC」と表記)を開始してから間もなく3年を迎えようとしている。この3年間の出...
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2019年07月01日
日銀短観(6月調査)~大企業製造業の景況感がさらに悪化、設備投資計画は見た目より弱い
6月短観では、注目度の高い大企業製造業の業況判断D.I.が5ポイント低下し、2四半期連続での景況感悪化が示された。D.I.の水準は、英...
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2019年06月27日
資金循環統計(19年1-3月期)~個人金融資産は、前年比6兆円増の1835兆円、着実に投資が進む領域も/企業の対外投資は急拡大
2019年3月末(2018年度末)の個人金融資産残高は、前年比6兆円増(0.3%増)の1835兆円となった。年度末時点としては、これま...
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2019年06月20日
利下げに傾くFRB、円相場への影響は?~マーケット・カルテ7月号
6月に入り、ドル円は108円台半ばを中心に推移していたが、昨日のFOMCを受けて円高ドル安が進行し、足元では107円台後半にある。FO...
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2019年06月18日
日銀短観(6月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は4ポイント低下の8と予想
6月調査短観では、米中貿易摩擦の激化・長期化やそれに伴う中国経済の低迷を主因として大企業製造業で2四半期連続となる景況感悪化が示される...
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2019年06月07日
NY金が1300ドル台を回復、1400ドル突破の条件は?
5月下旬に1オンス1270ドル台であったNY金先物はその後反発し、足元では1340ドル台まで上昇している。米国と他国との間の摩擦が激化...
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2019年06月05日
国政選挙と金融市場の反応~安倍自民党での5回の選挙を振り返る
参議院選が間近に迫ってきている。具体的な日程は今国会会期を延長するかどうかで変わってくるが、来月、遅くとも再来月には選挙が実施されるこ...
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2019年05月23日
円高が思いのほか進まないワケ~マーケット・カルテ6月号
5月に入り、米政権が対中国関税引き上げや中国通信機器大手に対する禁輸措置を打ち出し、米中摩擦の緊迫感が急速に高まっている。従来であれば...
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2019年05月15日
貸出・マネタリー統計(19年4月)~地銀貸出の鈍化が継続、伸び率は約5年半ぶりの低さに
5月14日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、4月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.54%と前月改定値(同2.46%)...
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2019年05月08日
イラン原油全面禁輸発動、原油相場はどうなる?
4月下旬にトランプ政権はイラン産原油禁輸の制裁に関して一部国・地域に認めていた適用除外の撤廃を発表、今月2日以降は同国産原油の全輸入が...
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2019年04月17日
円安進行が期待できないワケ~マーケット・カルテ5月号
4月に入り、米国や中国の経済指標改善などを受けたリスクオン(選好)の円売りからドル円はやや円安ドル高となったが、足元でも112円付近に...
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2019年04月11日
貸出・マネタリー統計(19年3月)~キャッシュレス化にもかかわらず、貨幣流通高が約14年ぶりの高い伸びに
4月10日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、3月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.47%と前月(同2.37%)から上...
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2019年04月08日
TAG交渉がいよいよ開始へ、為替相場への影響は?
日米のTAG交渉が今月中旬にも開始される見通しと報じられている。日本は安全保障を同国に依存していることなどから交渉上不利な状況にあり、...
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2019年04月01日
日銀短観(3月調査)~大企業製造業の景況感悪化が鮮明に、設備投資計画はまずまずだが下振れリスク大
日銀短観3月調査では、注目度の高い大企業製造業の業況判断D.I.が7ポイント低下し、2四半期ぶりに景況感の悪化が示された。D.I.の低...
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2019年03月20日
ドル円相場の膠着はまだ続く?~マーケット・カルテ4月号
3月に入り、ドル円はほぼ111円台での膠着した推移を続けている。主に米中通商交渉進展観測に伴うリスクオンの円売りが円安材料となった一方...
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2019年03月20日
日銀短観(3月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は6ポイント低下の13と予想
3月調査短観では、大企業製造業で2四半期ぶりに景況感の悪化が示されると予想。中国をはじめとする海外経済減速や貿易摩擦の影響が顕在化した...
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2019年03月19日
資金循環統計(18年10-12月期)~個人金融資産は、前年比24兆円減の1830兆円、株価急落で2年半ぶりの前年割れに
2018年12月末の個人金融資産残高は、前年比24兆円減(1.3%減)の1830兆円となった。前年割れは英国のEU離脱決定による株価下...
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2019年03月11日
貸出・マネタリー統計(19年2月)~投資信託は5ヵ月ぶりに持ち直したが、本格回復は期待しづらい
3月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、2月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.39%と前月(同2.43%)からわず...
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2019年03月01日
「米利上げ休止示唆でも円安」をどう捉えるか
年初に一時104円台まで急落したドル円は順調に持ち直し、足元では111円台後半まで上昇している。この最大の原動力となったのはFRBのハ...
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2019年02月20日
波乱含みの金融市場、円安進行の余地は?~マーケット・カルテ3月号
今月に入り、ドル円は良好な米経済指標を受けたドル買いや、米利上げ休止・米中通商交渉進展観測に伴うリスクオンの円売りによって円安に動いた...
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2019年02月12日
貸出・マネタリー統計(19年1月)~銀行の不動産貸出への偏重が緩和
2月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、1月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.44%と約1年ぶりの水準に回復した前...
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2019年02月07日
2019年はどんな年? 金融市場のテーマと展望
2019年の金融市場は、開始早々大幅な円高・株安が発生し、波乱の幕開けとなった。市場の先行き不透明感が強いなか、改めて今年の市場のテー...
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2019年02月01日
原油相場の注目点と見通し~カギを握るトランプ政権
昨年終盤に急落したWTI先物はやや持ち直したが、足元でも53ドル台に留まっている。今後の注目点と見通しを考える。原油価格に最も大きな影...
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2019年01月23日
2019年も円高でスタート、今後の展開は?~マーケット・カルテ2月号
ドル円は年初に世界経済への懸念に伴うリスクオフの円買いにより一時104円台まで円が急騰した。近年は毎年年初(1~2月)に円高が発生して...
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2019年01月11日
ユーロ相場の低迷は続くのか?
ユーロ円は年初に一時119円台まで円高が進み、足元でも124円台までの戻りに留まっている。また、より長い目でみても、昨年春以降、ユーロ...
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2018年12月28日
日銀の追加緩和余地を考える~有効な手段は残っているのか?
2016年9月の長短金利操作導入以降、日銀が「現在の強力な金融緩和を粘り強く続ける」姿勢を鮮明にしたことから、追加緩和観測が後退し、話...
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2018年12月21日
資金循環統計(18年7-9月期)~個人金融資産は、前年比40兆円増の1859兆円、過去最高を更新
2018年9月末の個人金融資産残高は、前年比40兆円増(2.2%増)の1859兆円となった。残高は昨年12月末時点(1854兆円)を上...
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2018年12月18日
2019年も「年初の円高」再来か?~マーケット・カルテ1月号
ドル円は米中貿易摩擦懸念や米利上げ鈍化観測などにより、12月に入った後にやや下落し、足元では112円台後半で推移している。今後は円高に...
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2018年12月14日
日銀短観(12月調査)~大企業製造業の足元の景況感は堅調、設備投資計画も強めだが、先行き懸念は強い
日銀短観12月調査では、注目度の高い大企業製造業の業況判断D.I.が前回9月調査から横ばいとなり、足元の堅調な景況感が示された。大企業...
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2018年12月11日
貸出・マネタリー統計(18年11月)~貸出は伸び悩み、通貨供給量の伸びが急低下
12月10日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、11月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.17%と前月(同2.22%)か...
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2018年12月07日
2019年はどんな年? 金融市場のテーマと展望
2018年のこれまでの市場の動きを振り返ると、ドル円は底堅い一方、株価はやや下落している。為替市場では、貿易摩擦への懸念などでリスク回...
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2018年12月06日
日銀短観(12月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は3ポイント低下の16と予想
12月調査短観では、大企業製造業で4四半期連続の景況感悪化が示されると予想する。中国向け受注の減少など、設備投資関連を中心に貿易摩擦の...
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2018年11月20日
ドル高の賞味期限はまだか?~マーケット・カルテ12月号
11月に入り、ドル円は米国の12月利上げ観測などから一時114円台に乗せたが、その後、中国不安や米ハイテク株安に伴うリスクオフの円買い...
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2018年11月09日
貸出・マネタリー統計(18年10月)~通貨供給量の伸びは約6年ぶりの低水準に
11月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、10月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.23%と前月(同2.32%)から...
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2018年11月02日
水面下で広がる円高~経済・企業収益への影響も
10月上旬以降、世界的に株価が下落し、金融市場はリスク回避的な地合いとなったが、円高ドル安の進行は極めて限定的に留まり、むしろドル円の...
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2018年10月24日
世界株安でも円高が進まないワケ~マーケット・カルテ11月号
10月に入り、ドル円は一時114円台に乗せたが、その後、米金利上昇や中国不安に伴う世界的な株安などから円高に振れた。ただし、円の上値は...
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2018年10月12日
貸出・マネタリー統計(18年9月)~銀行貸出に2つの底入れ感
10月11日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、9月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.33%と前月(同2.16%)から...
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2018年10月09日
金相場の低迷はいつまで?~投資家の金離れが鮮明に
金相場の低迷が続いている。4月上旬に1オンス1360ドルを付けたNY金先物価格は、8月半ばに1200ドルの節目を割り込むまで下落し、直...
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2018年10月01日
日銀短観(9月調査)~大企業製造業の景況感は3四半期連続で悪化、設備投資計画の勢いは弱め
日銀短観9月調査では、注目度の高い大企業製造業の業況判断D.I.が前回6月調査比で2ポイント低下し、3四半期連続となる景況感の悪化が示...
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2018年09月21日
円安の進行を阻むハードルは?~マーケット・カルテ10月号
9月に入り、ドル円では円安ドル高が進み、足元は112円台後半で推移している。好調な米経済を背景とする利上げ観測によってドル買いが優勢に...
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2018年09月20日
資金循環統計(18年4-6月期)~個人金融資産は、前年比40兆円増の1848兆円に、安全志向は根強い
2018年6月末の個人金融資産残高は、前年比40兆円増(2.2%増)の1848兆円となった。残高は過去最高であった昨年12月末を下回っ...
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2018年09月14日
日銀短観(9月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は1ポイント上昇の22と予想
9月調査短観では、大企業製造業で、わずかながら3四半期ぶりの景況感改善が示されると予想する。設備投資の増加や一部価格転嫁の進展が追い風...
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2018年09月07日
ここに注目!ドル円相場~円とドルのパワーバランスの行方
5月以降、ドル円レートは110円付近で方向感のない推移を続けている。年内の主な注目材料を確認すると、海外発の材料では、FRBの利上げ、...
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2018年08月22日
底堅さを見せるドル円、問われる米経済の耐久力~マーケット・カルテ9月号
8月に入り、ドル円はやや円高ドル安に振れている。米中貿易摩擦やトルコ情勢の緊迫化によってリスク回避的な円買いが優勢となったほか、トラン...
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2018年08月09日
貸出・マネタリー統計(18年7月)~投信が大幅に下方修正、減少ペースが加速
8月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、7月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比1.99%と前月(同2.15%)から低下...
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2018年08月03日
日銀政策修正の評価と影響、そして残された課題
日銀は7月末の決定会合において政策修正を行った。2020年度にかけての物価見通しを引き下げ、2%の物価上昇達成が21年度以降になること...
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2018年08月01日
豪ドルとNZドル、2つのオセアニア通貨に違いはあるのか?~それぞれの強みと弱み
代表的なオセアニア通貨であるオーストラリアドルとニュージーランドドルは日本の投資家に根強い人気がある。今年に入ってからは利上げを続ける...
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2018年07月20日
ドル高圧力上昇、持続性はあるか?~マーケット・カルテ8月号
7月に入って、円安ドル高が進行し、一時半年ぶりに113円台を回復した。米利上げ観測の高まりに加えて、貿易摩擦懸念もドル高に働く場面が目...
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2018年07月11日
貸出・マネタリー統計(18年6月)~日銀による通貨供給量が初の500兆円越え
7月9日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、6月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.15%と前月(同1.91%)から上昇...
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2018年07月09日
まるわかり“内部留保問題”-内部留保の分析と課題解決に向けた考察
企業の内部留保への注目度がかつてないほどに高まっている。内部留保を巡る論調としては、「企業(特に大企業)がお金を使わず(人件費等に回さ...
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2018年07月06日
どうなる?日銀の物価集中点検~その注目点と影響について
日銀は7月の決定会合において物価の集中点検を行う。物価が伸び悩んでいる理由を議論して説明する方針だ。(1)長短金利操作導入から2年が経...
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2018年07月02日
日銀短観(6月調査)~大企業製造業の景況感は2期連続で悪化、貿易摩擦の影響はまだ限定的
日銀短観6月調査では、注目度の高い大企業製造業の業況判断D.I.が前回調査比で3ポイント下落し、2四半期連続となる景況感の悪化が示され...
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2018年06月27日
資金循環統計(18年1-3月期)~個人金融資産は、前年比44兆円増の1829兆円に、過去2番目の高水準
2018年3月末の個人金融資産残高は、前年比44兆円増(2.5%増)の1829兆円となった。残高は過去最高であった昨年12月末を下回っ...
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2018年06月21日
強弱材料が交錯するドル円相場~マーケット・カルテ7月号
ドル円は、6月に入って米利上げ加速観測や米朝関係進展期待によるリスク選好の円売りなどからやや円安ドル高に向かい、足元は110円台後半で...
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2018年06月20日
日銀短観(6月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は2ポイント下落の22と予想
6月調査短観では、注目度の高い大企業製造業で2四半期連続での景況感悪化が示されると予想する。大企業製造業では、長引くIT関連材の生産調...
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2018年06月11日
貸出・マネタリー統計(18年5月)~銀行貸出を支える不動産融資
6月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、5月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比1.92%と前月(同2.01%)から低下...
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2018年06月01日
急落後のユーロ相場の行方~円の独歩高に繋がるリスクも
5月下旬、ユーロが急落した。イタリアの政治不安が台頭したことが主因だが、ユーロ圏の景気減速が目立っていた点も影響した。今後のユーロ相場...
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2018年05月29日
プラチナと金の価格逆転が長期化~“当たり前”に潜む危険性
プラチナ価格が金(Gold)価格を下回る状況が長期化している。2015年初に両者の価格が逆転(プラチナ<金)してから、3年以上にわたっ...
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2018年05月23日
110円台回復後のドル円相場、ドル高の流れは続くか?~マーケット・カルテ6月号
ドル円は5月に入りドル高が進み、一時4ヵ月ぶりとなる111円台を回復。足元はやや下落したものの110円台半ばにある。米経済・物価指標の...
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2018年05月11日
貸出・マネタリー統計(18年4月)~銀行貸出の伸び率低下が一服
5月10日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、4月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.02%と前月(同1.87%)から上...
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2018年05月02日
金融市場を左右する原油相場~原油価格の見通しと市場への影響
最近の円安ドル高を牽引した米長期金利上昇の背景には、米国経済の良好なファンダメンタルズや財政赤字拡大が背景にあるが、原油価格の上昇も一...
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2018年04月23日
トランプ政権の対日通商圧力が円高圧力に~マーケット・カルテ5月号
4月月初に米中貿易摩擦への警戒が高まり、ドル円は一時105円台に下落、シリア情勢の緊迫化も円の下支えとなったが、その後、(1)米中貿易...
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2018年04月12日
貸出・マネタリー統計(18年3月)~銀行貸出残高の低金利化が進行、地銀も1%割れに
4月11日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、3月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比1.88%と前月(同2.09%)から低...
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2018年04月06日
円安再開の条件とは?~円相場の材料整理と展望
ドル円は年初から大幅な円高が進んだが、改めて主な円高材料を整理すると、米長期金利の上昇、米保護主義姿勢の強まり、日銀の早期緩和縮小・正...
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2018年04月02日
日銀短観(3月調査)~大企業製造業の景況感は8四半期ぶりに悪化、先行きへの警戒も根強い
日銀短観3月調査では、注目度の高い大企業製造業の業況判断D.I.が24と前回12月調査比で2ポイント下落し 、8四半期ぶりに景況感の悪化...
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2018年03月22日
貿易戦争勃発が円高リスクに~マーケット・カルテ4月号
米トランプ政権が保護主義的な姿勢を強めるなか、リスク回避的な円高圧力の強い状況が続いており、ドル円は3月に入ってから105円台から10...
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2018年03月20日
日銀短観(3月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は2ポイント下落の24と予想
3月調査短観では、大企業製造業・非製造業ともに景況感の小幅な悪化が示されると予想する。前回調査以降、企業への逆風は強まっている。世界的...
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2018年03月19日
資金循環統計(17年10-12月期)~個人金融資産は、前年比70兆円増の1880兆円に、3四半期連続で過去最高を更新
2017年12月末の個人金融資産残高は、前年比70兆円増(3.9%増)の1880兆円となった。残高はこれまでの最高であった昨年9月末の...
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2018年03月09日
貸出・マネタリー統計(18年2月)~投資信託の減少ペースが拡大
3月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、2月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.09%と前月改定値(同2.31%)か...
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2018年03月02日
2期目の黒田日銀で想定される4つのシナリオ~次の5年も険しい道のり
政府から提示された黒田日銀総裁を再任する国会同意人事案は承認されることがほぼ確実な情勢にある。2期目の黒田日銀で想定される物価・金融政...
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2018年02月21日
ドル安の賞味期限はいつまで?~マーケット・カルテ3月号
ドル円は2月前半に大幅な円高ドル安が進み、16日には105円台を付けた。その後はドルがやや買い戻されているが、足元でも107円台後半と...
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2018年02月19日
ここに注目!原油相場~原油相場の動向と見通し
昨年秋以降、原油価格が上昇している。WTI先物価格は昨年夏場に1バレル40ドル台後半で推移していたが、今年1月末には一時66ドルを突破...
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2018年02月09日
貸出・マネタリー統計(18年1月)~アパート・カードローンの減速が鮮明に
2月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、1月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.32%と前月(同2.44%)から低下...
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2018年02月07日
まるわかり“内部留保問題”-内部留保の分析と課題解決に向けた考察
企業の積み上がる内部留保に注目が集まっている。「内部留保」とは一般的に勘定科目の「利益剰余金」を指し、過去の利益の蓄積を意味するストッ...
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2018年02月02日
今回の円高はいつもと違う~ドル高シナリオの再考
2018年は年初から大幅な円高ドル安が進行した。従来、ドル円は米長期金利との連動性が高く、円高は米利上げ観測の後退や地政学リスクなどで...
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2018年01月24日
“米金利上昇でもドル安”の謎~マーケット・カルテ2月号
今年に入り円高ドル安が進み、足元では110円を割り込んでいる。従来、ドル円は米長期金利との連動性が強く、米金利低迷がドル高を抑制してき...
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2018年01月15日
貸出・マネタリー統計(17年12月)~マネーの色々な所で鈍化が鮮明に
1月12日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、12月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.44%と前月改定値(同2.72%...
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2018年01月09日
金相場の上昇は何を意味するのか?~金融市場の動き(1月号)
金相場の上昇基調が鮮明だ。NY金先物価格は、昨日時点で1320ドル台と昨年年初から約170ドルも高い水準にある。本来、「安全資産」であ...
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2017年12月28日
エネルギー版エンゲル係数が上昇~原油高に圧迫される地方の家計
家計のエネルギー負担がじわりと増大している。12月25日時点のレギュラーガソリン店頭価格は約2年5ヵ月ぶりの高値まで上昇している。この...
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2017年12月20日
資金循環統計(17年7-9月期)~個人金融資産は、前年比83兆円増の1845兆円に、2四半期連続で過去最高を更新
2017年9月末の個人金融資産残高は、前年比83兆円増(4.7%増)の1845兆円となった。残高はこれまでの最高であった今年6月末の1...
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2017年12月18日
繰り返される「年初の円高」、2018年初も要警戒 ~マーケット・カルテ1月号
ドル円は今月上旬に米税制改正手続きの前進やつなぎ予算の成立を受けて113円台に上昇したが、中旬のFOMCで利上げペース加速が示唆されな...
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2017年12月15日
日銀短観(12月調査)~大企業製造業の景況感は11年ぶりの高水準だが、課題も浮き彫りに
日銀短観12月調査では、注目度の高い大企業製造業の業況判断D.I.が25と前回9月調査比で3ポイント上昇し、5四半期連続の景況感改善が...
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2017年12月11日
貸出・マネタリー統計(17年11月)~個人預金通貨の伸び率が統計開始以来の最高に
12月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、11月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.73%と前月改定値(同2.77%...
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2017年12月07日
日銀短観(12月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は1ポイント上昇の23と予想
12月調査短観では、大企業製造業で小幅ながら5四半期連続の景況感改善が示されると予想する。大企業非製造業もわずかに改善すると見込んでい...
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2017年12月04日
2018年はどんな年? 金融市場のテーマと展望~金融市場の動き(12月号)
2017年のこれまでの市場の動きは「円高・大幅な株高」となった。ドル円では先々の米利上げが緩やかに留まるとの観測が浸透しドル買いが抑制...
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2017年11月30日
まるわかり“内部留保問題”~内部留保の分析と課題解決に向けた考察
企業の内部留保への注目度がかつてないほどに高まっている。内部留保を巡る論調としては、「企業(特に大企業)がお金を使わず(人件費等に回さ...
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2017年11月21日
米税制改革の行方が相場の撹乱要因に~マーケット・カルテ12月号
ドル円は11月初旬に一時114円台に乗せたが、米税制改革難航への警戒に伴うドル売りや株価の調整を受けたリスク回避的な円買いなどからやや...
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2017年11月10日
貸出・マネタリー統計(17年10月)~投資信託の前年割れが継続
11月9日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、10月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.79%と前月(同2.97%)から...
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2017年11月02日
不動の日銀、次の見どころは?~金融市場の動き(11月号)
昨年9月以降、日銀金融政策は現状維持が続いており、市場で大きく材料視されることも無くなった。ただし、今後1年程度を見据えた場合、注目点...
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2017年10月24日
株価の過熱感がドル円上昇のハードルに~マーケット・カルテ11月号
ドル円は10月中旬にかけて112円台での膠着した推移が続いていたが、米国で予算決議案が可決され税制改革への期待が高まったこと、日本の衆...
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2017年10月13日
貸出・マネタリー統計(17年9月)~「貯蓄から投資へ」の動きは確認できず
10月12日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、9月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.99%と前月(同3.24%)から...
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2017年10月10日
ドル円、115円突破の条件~金融市場の動き(10月号)
今年に入って、ドル円レートは概ね110円から115円のレンジでの一進一退の推移が続いている。市場の先々の米利上げ観測が後退し、米長期金...
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2017年10月02日
日銀短観(9月調査)~大企業製造業の景況感は10年ぶりの高水準、先行きは幅広く悪化
日銀短観9月調査では、注目度の高い大企業製造業の業況判断D.I.が22と前回6月調査比で5ポイント上昇し、4四半期連続で景況感の改善が...
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2017年09月21日
年終盤にかけての為替の展望~マーケット・カルテ10月号
9月上旬にドル円は一時107円台まで下落したが、その後は北朝鮮情勢への警戒が一服するとともに、米物価指標の改善やFRBメンバーの年内利...
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2017年09月20日
資金循環統計(17年4-6月期)~個人金融資産は、前年比77兆円増加の1832兆円に、過去最高を大きく更新
2017年6月末の個人金融資産残高は、前年比77兆円増(4.4%増)の1832兆円となった。残高はこれまでの最高であった昨年12月末(...
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2017年09月15日
日銀短観(9月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は1ポイント上昇の18と予想
9月調査短観では、大企業製造業で4四半期連続での景況感改善が示されると予想する。大企業非製造業も底堅い景況感が確認されると見込んでいる...
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2017年09月11日
貸出・マネタリー統計(17年8月)~不動産向け融資の減速が鮮明に
9月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、8月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比3.25%と前月(同3.42%)から低下...
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2017年09月01日
導入から1年、イールドカーブ・コントロールの評価~金融市場の動き(9月号)
昨年9月21日に日銀がイールドカーブ・コントロールを導入して、もうじき一年が経過しようとしている。この一年を振り返ってみると、同政策の...
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2017年08月21日
相場の転換点はいつか?~マーケット・カルテ9月号
円高ドル安圧力がまたもや高まっている。8月上旬以降、北朝鮮情勢緊迫化に伴うリスク回避的な円買いと人種差別問題を巡るトランプ大統領発言を...
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2017年08月09日
貸出・マネタリー統計(17年7月)~リスク性資産投資に底入れの兆し
8月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、7月の銀行貸出(平均残高)の前年比伸び率は3.43%と前月(同3.33%)からやや...
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2017年08月04日
ユーロ急騰、持続性はあるか?~金融市場の動き(8月号)
4月以降、ユーロの上昇が続いているが、ユーロ上昇の持続性について筆者はかなり懐疑的にみている。ユーロ相場は足元で過熱感(前のめり感)が...
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2017年07月26日
課長がもっと輝けば、日本経済はもっと良くなる
多くの新入社員が管理職になることに消極的な姿勢をみせている。公益財団法人日本生産性本部が昨年秋に実施した新入社員を対象にした調査(有効...
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2017年07月24日
日本の周回遅れ感が際立ち、円安をサポート~マーケット・カルテ8月号
ドル円相場は方向感の定まらない展開が続いている。今月上旬は、日米金融政策の方向性の違いが意識されるなか、米経済指標の改善を受けて114...
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2017年07月11日
貸出・マネタリー統計(17年6月)~行き場を無くしたマネーが普通預金に積み上がる
7月10日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、6月の銀行貸出(平均残高)の前年比伸び率は3.34%と前月(同3.30%)からわ...
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2017年07月07日
日銀は物価目標の位置付けを再考すべき~金融市場の動き(7月号)
日銀の大規模緩和継続にもかかわらず、物価上昇率は目標とする2%とは程遠い状況にある。異次元緩和開始以降、4年余りが経過したが、この間明...
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2017年07月03日
日銀短観(6月調査)~景況感は幅広く改善、先行きは慎重さが残る
日銀短観6月調査では、注目度の高い大企業製造業の業況判断D.I.が17と前回3月調査比で5ポイント上昇し、3四半期連続で景況感の改善が...
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2017年06月27日
資金循環統計(17年1-3月期)~個人金融資産は、前年比48兆円増加の1809兆円に、企業の現預金残高は過去最高を更新
2017年3月末(2016年度末)の個人金融資産残高は、前年比48兆円増(2.7%増)の1809兆円となった。残高は過去最高を記録した...
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2017年06月22日
それでも緩やかな円安を予想するワケ~マーケット・カルテ7月号
ドルの上値が重い状況が続いている。FRBは6月半ばのFOMCにおいて利上げを実施するとともに、今後の金融引き締めにも前向きな姿勢を示し...
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2017年06月20日
日銀短観(6月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は3ポイント上昇の15と予想
6月調査短観では、大企業製造業で3四半期連続の景況感改善が示されると予想する。大企業非製造業の景況感も2四半期連続で改善すると見ている...
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2017年06月09日
貸出・マネタリー統計(17年5月)~不動産向け貸出は過去最高を更新
6月8日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、5月の銀行貸出(平均残高)の前年比伸び率は3.3%と前月(前年比3.0%)から大き...
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2017年06月02日
「予期せぬ原油高でドル高」というシナリオも~金融市場の動き(6月号)
本日、日経平均株価は2万円の節目を突破したが、ドル円レートは未だ111円台で低迷している。その背景にあるのが米長期金利の低迷であり、ト...
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2017年05月23日
米経済の真価が問われる~マーケット・カルテ6月号
5月入り後のドル円相場は、欧州政治リスクの後退や米国の6月利上げ観測から一旦ドル高に振れた後、トランプ政権のロシアとの不透明な関係を巡...
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2017年05月12日
貸出・マネタリー統計(17年4月)~マネーの伸びは高水準、投信の減速は止まらず
5月11日に発表された貸出・預金動向(速報)によると、4月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比3.0%で前月(前年比3.0%)から横...
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2017年05月02日
日銀、「6度目の正直」も困難か~金融市場の動き(5月号)
日銀が先週27日に公表した展望レポートでは、今後の物価上昇率は急ピッチで上昇を続け、「2018年度頃」には物価目標である2%程度に達す...
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2017年04月20日
5月上旬が為替相場の分岐点に~マーケット・カルテ5月号
4月入り後のドル円市場では、シリア・北朝鮮を巡る地政学リスクや仏大統領選への警戒に伴うリスク回避の円買い、トランプ米大統領のドル高牽制...
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2017年04月14日
貸出・マネタリー統計(17年3月)~銀行貸出では薄利多売化が進行
日銀が4月12日に発表した貸出・預金動向(速報)によると、3月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比3.0%と前月(前年比2.9%)か...
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2017年04月07日
円相場の材料点検と見通し~金融市場の動き(4月号)
現在、ドル円を巡る相場の材料は盛りだくさんの状況にある。材料を点検すると、米トランプ政権の政策運営に関しては、減税・インフラ投資、保護...
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2017年04月03日
日銀短観(3月調査)~景況感は幅広く改善したが、先行きへの警戒感は強い
日銀短観3月調査では、注目度の高い大企業製造業の業況判断D.I.が12と前回12月調査比で2ポイント上昇し、2四半期連続で景況感の改善...
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2017年03月31日
日本は「円安誘導批判」に耐えられるか~批判の妥当性と考えられる対応策
米国のトランプ新大統領はこれまでたびたび日本に対して円安誘導批判を行ってきた。選挙期間中に「日本は円安誘導を行っている」と発言していた...
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2017年03月24日
日銀短観(3月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は5ポイント上昇の15と予想
3月調査短観では、注目度の高い大企業製造業で2四半期連続の景況感改善が示されると予想する。大企業非製造業の景況感も6四半期ぶりに改善す...
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2017年03月21日
海外発の円高リスクがくすぶる~マーケット・カルテ4月号
ドル円相場は、今月上旬に米利上げペースの加速期待からドルが買われ、一時115円台に乗せたが、15日のFOMCで利上げ加速が示唆されなか...
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2017年03月17日
資金循環統計(16年10-12月期)~個人金融資産は過去最高を更新し、初の1800兆円台に、投資を手控える傾向は継続
2016年12月末の個人金融資産残高は、前年比17兆円増(0.9%増)の1800兆円となった。残高は過去最高を更新し、初の1800兆円...
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2017年03月03日
金相場の先行きはどうなる?~金融市場の動き(3月号)
今年に入ってから金相場が堅調に推移しており、昨日終値も1232ドル台と高値を維持している。本来、金価格は「ドルの強弱」、「米金利」と逆...
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2017年02月21日
春は円高に振れやすい時間帯に~マーケット・カルテ3月号
ドル円相場は膠着感が強まっている。円安誘導批判が懸念された日米首脳会談を無風で通過したものの、市場が期待するトランプ大統領の減税・イン...
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2017年02月03日
トランプ相場とアベノミクス相場の相違点(為替)~金融市場の動き(2月号)
トランプ氏の大統領選勝利以降、急速な円安ドル高が進行した。選挙後に円安が進んだ別の例としては、2012年末に安倍自民党が勝利した衆院選...
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2017年01月23日
トランプ大統領就任、為替相場の行方は?~マーケット・カルテ2月号
年初から、円高ドル安が進行している。トランプ新大統領の経済政策(減税やインフラ投資等)の具体的中身が出てこない一方で、保護(貿易)主義...
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2017年01月06日
2017年原油相場の注目点と見通し~金融市場の動き(1月号)
2017年の原油相場を左右する最大の材料となるのが、昨年終盤に合意されたOPEC加盟国と非加盟国による減産の遵守状況だ。「概ね守られて...
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2016年12月29日
働き方改革は「貯蓄から投資へ」の流れを加速させるか?
家計の現預金が積み上がっている。日銀の資金循環統計によれば、2016年9月末時点の現預金残高は前年同期比13兆円増の916兆円に達し、...
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2016年12月19日
資金循環統計(16年7-9月期)~個人金融資産は前年比10兆円増の1752兆円、リスク性資産への投資は進まず
2016年9月末の個人金融資産残高は、前年比10兆円増(0.6%増)の1752兆円となった。前年比での増加は3四半期ぶり。年間で資金の...
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2016年12月16日
トランプ相場の調整リスク~マーケット・カルテ1月号
円安ドル高の進行が止まらない。12月入り後も、トランプ新大統領の掲げる経済政策への期待が続いたほか、14日のFOMCで2017年の想定...
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2016年12月14日
日銀短観(12月調査)~製造業を中心に景況感は改善したが、先行きに対しては慎重姿勢が目立つ
日銀短観12月調査では、注目度の高い大企業製造業の業況判断D.I.が10と前回9月調査比で4ポイント上昇し、6四半期ぶりに景況感の改善...
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2016年12月08日
日銀短観(12月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は5ポイント上昇の11を予想
12月調査短観では、注目度の高い大企業製造業で6四半期ぶりの景況感改善が示されると予想する。大企業非製造業も悪化に歯止めがかかると見て...
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2016年12月02日
2017年はどんな年? 金融市場のテーマと展望~金融市場の動き(12月号)
今年は年央にかけてネガティブな材料が相次ぎ大幅な円高・株安が進行した後、終盤には米大統領選でのトランプ氏勝利がポジティブな材料と捉えら...
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2016年11月21日
トランプ相場の賞味期限~マーケット・カルテ12月号
月初、104円前後で推移していたドル円は、米大統領選でのトランプ氏勝利後に急激なドル高反応を示し、足元では110円台に達している。トラ...
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2016年11月04日
日銀の苦境はまだまだ続く~金融市場の動き(11月号)
日銀は9月の枠組み変更で長期戦に対応できる体制を整えた。やみくもに金融緩和を強化していくのではなく、適切なイールドカーブを実現すること...
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2016年10月25日
円安ドル高に向かうものの、持続性に注意~マーケット・カルテ11月号
10月のドル円相場は101円台でスタートした後、米国の年内利上げ観測の高まりなどから、足元では104円台半ばまで上昇している。そして、...
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2016年10月07日
年内為替相場を占う3つの注目点~金融市場の動き(10月号)
年内のドル円相場を考えるうえでの材料を点検すると、まず日銀の影響力はかなり限定的になる。日銀の追加緩和余地はもはや限られているうえ、手...
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2016年10月03日
日銀短観(9月調査)~全体的に予想の範囲内だが、景況感の先行きは弱い、設備投資計画も慎重
日銀短観9月調査では、注目度の高い大企業製造業の業況判断D.I.が6と前回6月調査から横ばいとなった。一方、大企業非製造業は18と前回...
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2016年09月26日
資金循環統計(16年4-6月期)~個人金融資産は前年比31兆円減の1746兆円、目減りが続く
2016年6月末の個人金融資産残高は、前年比31兆円減(1.7%減)の1746兆円となった。前年比でのマイナス幅は3月末の8兆円減(0...
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2016年09月23日
日銀枠組み変更、米利上げ見送りを受けた為替見通し~マーケット・カルテ10月号
9月21日に日銀が緩和の枠組みを変更(長短金利操作を導入・時間軸政策を強化)、FRBが利上げを見送り、ドル円は一時100円台に上昇した...
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2016年09月16日
日銀短観(9月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は1ポイント上昇の7を予想
9月調査短観では、注目度の高い大企業製造業でわずかながら5期ぶりの景況感改善が示されると予想する。一方、大企業非製造業では3四半期連続...
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2016年09月09日
マネー統計(16年8月分)~不動産向け貸出が増加、消去法的な普通預金への資金流入が継続
日銀が9月8日に発表した貸出・預金動向(速報)によると、8月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.0%と前月(前年比2.1%)から...
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2016年09月02日
どうなる?日銀「総括的な検証」~金融市場の動き(9月号)
日銀の「総括的な検証」を巡って様々な憶測が飛び交い、百家争鳴状態にある。その論点は「検証結果の内容」、「物価目標変更の有無」、「緩和の...
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2016年08月18日
円高はいつまで続く?~マーケット・カルテ9月号
ドル円は月初から一進一退が続いた後、16日に一時99円台に突入。足元も再び100円を割り込んでいる。米国の早期利上げ観測が低迷している...
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2016年08月09日
マネー統計(16年7月分)~住宅ローンが勢いを増す、普通預金が急増
日銀が8月8日に発表した貸出・預金動向(速報)によると、7月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.1%で前月(前年比2.0%)から...
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2016年08月05日
原油相場は危険な時間帯へ~金融市場の動き(8月号)
原油相場は7月初旬以降軟調に推移、一時40ドルを割り込んだ。予想していたよりも下落のタイミングが早く、ペースもやや速い。原油価格下落の...
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2016年07月29日
日銀の苦境は続く~自ら設定した野心的すぎる目標の呪縛
日銀の苦境が続いている。日銀は本日、ETFの買入れ増額による追加緩和を実施したが、金融市場はその評価を巡って乱高下している。なお、今回...
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2016年07月21日
急転直下の円安進行、その持続性は?~マーケット・カルテ8月号
月初、英国のEU離脱(Brexit)の余韻が続くなか、100円付近で推移していたドル円レートは、中旬から突如円安基調となり、足元では1...
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2016年07月11日
マネー統計(16年6月分)~投資信託の不調が目立つ、普通預金の伸びは加速
日銀が7月8日に発表した貸出・預金動向(速報)によると、6月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.0%で前月(前年比2.2%)から...
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2016年07月08日
Brexitを受けた為替の見通し~金融市場の動き(7月号)
Brexitはリスク回避の円買いをもたらし、米国の利上げペースを鈍化させるという2つの点で円高材料となる。Brexitには「最終的な決...
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2016年07月01日
日銀短観(6月調査)~大企業製造業の景況感は横ばいだが、非製造業は悪化、設備投資計画も弱い
日銀短観6月調査では、大企業製造業の業況判断D.I.が6と前回3月調査比で横ばいとなったが、非製造業は19と前回比3ポイント低下し、2...
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2016年06月30日
豪ドル投資の魅力とリスク~過去の運用成績と今後のポイント
わが国の個人投資家の間では、オーストラリアドル(以下、「豪ドル」と表記、米ドルは「ドル」と表記)が根強い人気を持っている。家計の保有率...
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2016年06月22日
Brexit決着後の為替相場~マーケット・カルテ7月号
ドル円相場は、英国のEU離脱懸念に伴うリスク回避、ハト派的なFOMCを受けた米利上げ観測後退、日銀の追加緩和見送りを受けて、一時103...
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2016年06月21日
日銀短観(6月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は4ポイント低下の2を予想
6月調査短観では、注目度の高い大企業で製造業・非製造業ともに前回に続いて景況感の悪化が示されると予想する。日本経済は長らく勢いがなく、...
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2016年06月17日
資金循環統計(16年1-3月期)~個人金融資産は前年比10兆円減の1706兆円、株安・円高で大きく目減り
2016年3月末の個人金融資産残高は、前年比10兆円減(0.6%減)の1706兆円となった。前年比での減少は2010年6月末以来のこと...
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2016年06月09日
マネー統計(16年5月分)~貸出の勢いが静かに強まっている
日銀が6月8日に発表した貸出・預金動向(速報)によると、5月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.2%で前月(前年比2.2%)から...
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2016年06月03日
原油相場の先行きはどうなる?~金融市場の動き(6月号)
原油価格は2月中旬以降、大きく持ち直してきた。相次ぐ生産障害、非OPECの減産と底堅い需要、米ドライブシーズンの到来、ドルの低迷という...
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2016年05月23日
利上げ接近、でも円安進行はまだ先か~マーケット・カルテ6月号
ドル円相場は、5月上旬に一時105円台に突入したが、その後は円安ドル高が進み、足元では109円台後半で推移している。良好な米経済指標が...
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2016年05月13日
マネー統計(16年4月分)~マイナス金利の影響でマネーフローが変化
日銀が5月12日に発表した貸出・預金動向(速報)によると、4月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.2%と前月(前年比2.0%)か...
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2016年05月06日
円安材料無きドル円の行方~金融市場の動き(5月号)
4月末以降、円高がさらに加速した。改めてドル円を取り巻く環境を見渡してみると、円高要因が数多く存在する。最大の材料は米国の利上げに対す...
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2016年04月18日
円高圧力が再び上昇、追加緩和が焦点に~マーケット・カルテ5月号
円高圧力が再燃している。4月15日のG20において、米国が日本の為替介入を認めない姿勢を示唆し、介入警戒感が後退したうえ、17日の主要...
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2016年04月13日
マネー統計(16年3月分)~マイナス金利の効果はハッキリせず、投信は減速
日銀が4月12日に発表した貸出・預金動向(速報)によると、3月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.0%と前月(前年比2.2%)か...
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2016年04月08日
マイナス金利政策は、なぜこれほど評判が悪いのか?~金融市場の動き(4月号)
日銀のマイナス金利政策に対する市場や世論の評判は芳しくない。その理由を考えてみると、まずは「副作用への警戒感が強い」ことが挙げられる。...
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2016年04月01日
日銀短観(3月調査)~大企業製造業の景況感は悪化、先行きも悲観的
日銀短観3月調査では、大企業製造業の業況判断D.I.が6と前回12月調査比で6ポイント低下し、2四半期ぶりの景況感悪化が示された。D....
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2016年03月30日
原油価格下落リスクは無くなったのか?~先行きのシナリオ
原油価格は2月半ば以降、急速に持ち直しを見せた。国際指標の一つであるWTI原油先物価格は2月上旬に26ドル台まで下げたのち反転し、3月...
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2016年03月25日
資金循環統計(15年10-12月期)~個人金融資産は前年比29兆円増の1741兆円
2015年12月末の個人金融資産残高は、前年比29兆円(1.7%)増の1741兆円となり、(現行ベースで遡れる2005年以降で)過去最...
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2016年03月23日
日銀短観(3月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は4ポイント低下の8を予想
3月調査短観では、注目度の高い大企業製造業で2四半期ぶりに景況感の悪化が示されると予想する。また、大企業非製造業の景況感も6四半期ぶり...
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2016年03月22日
ドル円110円維持の条件~マーケット・カルテ4月号
3月中旬、米FOMCにおいて今後の利上げに慎重な姿勢が示されたことで、円高ドル安が進行した。また、日銀の追加緩和観測は存続しているもの...
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2016年03月09日
マネー統計(16年2月分)~マイナス金利の貸出への影響はまだ見えず
日銀が3月8日に発表した貸出・預金動向(速報)によると、2月の銀行貸出(平均残高)の伸び率は前年比2.2%と前月(改定値2.3%)から...
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2016年03月04日
複雑化する円相場を読む4つのポイント~金融市場の動き(3月号)
最近のドル円相場は、多くの材料が複合的に影響しており、構造が複雑化しているため、改めて円相場を読むためのポイントを整理してみたい。最初...
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2016年02月22日
円安シナリオは崩壊したのか?~マーケット・カルテ3月号
先月末の日銀によるマイナス金利導入で一旦121円台に押し上げられたドル円だが、その後は急激に円高が進み、足元も112円台にある。中国不...
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2016年02月05日
「マイナス金利導入」の為替への影響 ~金融市場の動き(2月号)
(為替)日銀がマイナス金利導入を決定したが、その後のドル円は一旦円安に振れた後に円高に振れている。過去の緩和決定後とは完全に様相が異な...
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2016年01月20日
中国と原油が握る為替の行方~マーケット・カルテ2月号
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2016年01月08日
「米利上げでも円高」をどう捉えるか?~金融市場の動き(1月号)
昨年12月16日、大方の予想通り米国が利上げを実施した。為替の一般的なセオリーでは、米利上げは日米金利差拡大を通じて円安ドル高に働くは...
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2015年12月17日
米利上げ開始、為替はこの先どうなる?~マーケット・カルテ1月号
今月16日のFOMCで米国がとうとう利上げを開始した。これに伴う米金利の小幅な上昇と市場のリスク選好を受けて、ドル円は122円台半ばに...
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2015年12月17日
資金循環統計(15年7-9月期)~個人金融資産は前年比28兆円増の1684兆円、6月末比では34兆円の減少
2015年9月末の個人金融資産残高は、前年比28兆円(1.7%)増の1684兆円となった。6月末までは4四半期連続で過去最高を更新して...
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2015年12月14日
日銀短観(12月調査)~大企業製造業の景況感は横ばい、先行きは悲観的
日銀短観12月調査では、注目度の高い大企業製造業の業況判断D.I.が12と前回9月調査比で横ばいとなり、足元の底堅い企業マインドが示さ...
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2015年12月08日
日銀短観(12月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は3ポイント低下の9を予想
12月調査短観では、注目度の高い大企業製造業で2四半期連続となる景況感悪化が示されると予想する。大企業非製造業も5四半期ぶりに景況感が...
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2015年12月04日
2016年はどんな年?金融市場のテーマと展望~金融市場の動き(12月号)
2015年は最終的に(小幅な)円安・株高で着地しそうだ。今年を振り返ると、「米利上げの後ずれ」「中国不安の台頭」という二つの誤算が生じ...
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2015年11月30日
“鳴かぬなら鳴かせてみせよう“では困る~安倍政権と企業のせめぎ合い
安倍政権が、企業に対する賃上げ・設備投資増額要請を強めている。日本経済の好循環を起こすためには、企業によるこれらの前向きな支出が欠かせ...
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2015年11月24日
米利上げとECB追加緩和が秒読みに、為替相場はどうなる?~マーケット・カルテ12月号
今月のドル円相場は、米国の12月利上げ観測の高まりによって円安ドル高が進行、足元では122円台後半にある。今後は12月半ばに予定される...
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2015年11月11日
10月マネー統計~貸出と通貨供給量の伸びが鈍化
■見出し・貸出動向: 勢いにやや陰りがみられる・主要銀行貸出動向アンケート調査: 企業向け資金需要の増勢強まる・マネタリーベース: 順...
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2015年11月06日
追加緩和完全スルー、それでも追加緩和ありと信じる理由~金融市場の動き(11月号)
【要旨】(金融政策) 日銀は10月末の会合において追加緩和を見送るとともに、物価目標の達成時期を「16年度後半頃」へ後ろ倒しした。ゼロ回...
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2015年10月21日
為替市場はいよいよ正念場へ突入~マーケット・カルテ11月号
ドル円相場は120円付近の膠着した推移が続いている。米国で10月始めに発表された雇用統計の結果が冴えなかったことで年内の利上げ観測が後...
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2015年10月02日
日銀短観(9月調査)を深堀り~金融市場の動き(10月号)
【要旨】(短観) 昨日の短観において最も意外だったのは、大企業の強気の設備投資計画だ。本日発表の「調査全容」で業種別の状況を確認すると、...
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2015年10月01日
日銀短観(9月調査)~大企業製造業の景況感は3ポイント悪化したが、非製造業は改善、強弱分かれる
【要旨】日銀短観9月調査では、注目度の高い大企業製造業の業況判断D.I.が12と前回6月調査比で3ポイント低下し、3四半期ぶりに景況感...
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2015年09月24日
ドル高は幻なのか?~マーケット・カルテ10月号
ドル円相場は世界的な株式市場の混乱に伴うリスク回避の円買いに加え、米国の9月利上げ見送りを受けて低迷が続いており、足元では120円付近...
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2015年09月17日
資金循環統計(15年4-6月期)~個人金融資産は前年比72兆円増の1717兆円、過去最高を更新
■見出し・個人金融資産(15年6月末): 前期末比では17兆円増・資金流出入の詳細: 株式からの資金流出が進む・その他注目点: 家計の...
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2015年09月16日
日銀短観(9月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は2ポイント低下の13を予想
【要旨】9月調査短観では、注目度の高い大企業製造業で3四半期ぶりに景況感の悪化が示されると予想する。大企業非製造業の景況感も悪化すると...
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2015年09月04日
円安シナリオに黄色信号?円高リスクをどう見るべきか~金融市場の動き(9月号)
【要旨】(為替) ドル円レートは、一時116円台にまで円高が進行、足元も119円台に留まっている。今回のショックはドル円のシナリオにどの...
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2015年08月24日
円高進行、ユーロ急騰、揺らぐ市場の行方~マーケット・カルテ9月号
ドル円相場は先週末以降急落し、足元では121円付近まで円高ドル安が進んでいる。中国経済への不安とそれに伴う資源安などが世界的株安を引き...
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2015年08月11日
7月マネー統計~投資信託が久々に減速
■見出し・貸出動向: 緩やかな増勢が続く・主要銀行貸出動向アンケート調査: 大企業向け資金需要が増加・マネタリーベース: 伸び率は鈍化...
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2015年08月07日
割れる追加緩和観測、緩和を巡る論点整理と見通し~金融市場の動き(8月号)
(政策) エコノミストなどの追加緩和に対する見通しが大きく割れており、「緩和あり派」と「緩和なし派」がほぼ拮抗状態にある。ただし、日銀が...
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2015年07月21日
ドル円は上値を試すが、大幅上昇は期待薄~マーケット・カルテ8月号
ドル円相場は、ギリシャ情勢の緊迫化と中国株価急落に伴うリスク回避の円買いで7月上旬に120円台まで下落したが、以降反転し、足元は124...
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2015年07月09日
6月マネー統計~勢いを増す投資信託
■見出し・貸出動向: 設備投資の動向がカギに・マネタリーベース: 実態的にはややペースダウン・マネーストック: 特殊要因剥落で鈍化、投...
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2015年07月03日
意外に下げ渋るユーロ相場の行方~金融市場の動き(7月号)
(為替) 混迷を極めるギリシャ情勢を受けてユーロは弱含んでいるが、下落は限定的に留まっている。投機筋のリスク回避的なポジション圧縮と独金...
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2015年07月01日
日銀短観(6月調査)~大企業製造業の景況感は3ポイント改善の15、先行きはさらに改善
日銀短観6月調査では、注目度の高い大企業製造業の業況判断D.I.が15と前回3月調査比で3ポイント上昇し、3調査(四半期)ぶりに景況感...
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2015年06月30日
たまにしか注目されないけれど、侮れない“実質実効レート”
■イントロダクション6月10日の衆議院財務金融委員会において黒田日銀総裁の発した言葉が為替市場を揺るがした。「実質実効為替レート(以下...
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2015年06月29日
資金循環統計(15年1-3月期)~個人金融資産は初の1700兆円超え、前年比では+85兆円の大幅増
■見出し・個人金融資産(15年3月末): 前期比では11兆円増・資金流出入の詳細: 投資信託への資金流入が進む・その他注目点: 企業の...
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2015年06月22日
ドル高基調は崩れず、ユーロは波乱含み~マーケット・カルテ7月号
ドル円相場は6月上旬に125円台に達した後、(1)黒田日銀総裁発言が円安けん制と捉えられたこと、(2)6月の米FOMCの内容がややハト...
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2015年06月18日
日銀短観(6月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は1ポイント上昇の13を予想
6月調査短観では、注目度の高い大企業製造業でわずかながら景況感の改善が示されると予想。大企業非製造業では順調な改善が示されるだろう。1...
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2015年06月09日
5月マネー統計~通貨供給量が急拡大
■見出し・貸出動向: 伸び率は僅かに縮小・マネタリーベース: 巡航速度での積み上げが進む・マネーストック: 伸び率が急拡大■要旨5月の...
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2015年06月05日
ドル円再始動、今後の展開は?~金融市場の動き(6月号)
(為替) 5月下旬以降、急速な円安ドル高が進行したが、投機主導によるドル高の色彩が強い。今後も中期的には、日米金融政策の違いや本邦貿易赤...
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2015年05月20日
ドル円、膠着を脱するか?~マーケット・カルテ6月号
ドル円相場は足元で120円台後半とやや上昇しているが、依然膠着状態を脱していない。最近発表された4月分の米経済指標には冴えないものも多...
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2015年05月14日
4月マネー統計~マネタリーベースが史上初の300兆円突破
■見出し・貸出動向: 伸び率は横ばい・主要銀行貸出動向アンケート調査: 資金需要の増勢が鈍化・マネタリーベース: 史上初の300兆円突...
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2015年05月01日
米利上げ局面のユーロ相場を振り返る~金融市場の動き(5月号)
(為替) 一般的に、利上げを行う国の通貨には上昇圧力がかかるため、過去の米利上げ局面ではユーロ安ドル高基調になったと考えられがちだが、必...
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2015年04月20日
円売り余地大、ドル円は回復へ~マーケット・カルテ5月号
ドル円レートはこのところ円高ドル安ぎみに推移し、足元は119円を割り込んでいる。不振な米経済指標が続いているうえ、ドル高が米経済に与え...
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2015年04月13日
3月マネー統計~貸出市場でも存在感を高める日銀
■見出し・貸出動向: 伸び率は小幅に拡大・マネタリーベース: 順調に拡大中・マネーストック: 投資信託の勢いが際立つ■要旨3月の銀行貸...
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2015年04月03日
膠着の今、ドル円レートを再点検~金融市場の動き(4月号)
(為替) ドル円は、3月上旬に一時122円を突破した後に下落し、膠着状態が続いている。一番の原因は利上げに慎重なスタンスが目立った3月F...
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2015年04月01日
日銀短観(3月調査)~大企業製造業の景況感は横ばいの12、先行きは悪化
日銀短観3月調査では、注目度の高い大企業製造業の業況判断D.I.が12と前回調査比で横ばいとなり、景況感の回復の遅れが示された。米国以...
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2015年03月19日
注目の3月FOMCを受けた為替レートの行方~マーケット・カルテ4月号
ドル円レートは今月上旬に上昇し、以降121円台をキープしてきたが、18日のFOMCを受けてドルが下落、足元は120円台半ばにある。今回...
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2015年03月19日
日銀短観(3月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は3ポイント上昇の15を予想
3月調査短観では、注目度の高い大企業製造業で景況感の改善が示されると予想する。大企業非製造業もわずかながら改善すると予想。中国や欧州経...
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2015年03月18日
資金循環統計(14年10-12月期)~個人金融資産は過去最高の1694兆円、前年比で50兆円増
■見出し・個人金融資産(14年12月末): 前期比では40兆円増・資金流出入の詳細: リスク性資産残高は高水準に・部門別資金過不足等:...
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2015年03月10日
2月マネー統計~リスク性資産にもマネーが流入
■見出し・貸出動向: 伸び率は横ばい・マネタリーベース: 増勢はほぼ止まったが問題なし・マネーストック: リスク性資産にもマネーが流入...
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2015年03月06日
日銀追加緩和の可能性を考える~金融市場の動き(3月号)
(トピック) 今後の日銀の追加緩和について、筆者は「追加緩和有り」だと見ている。期限内の物価目標達成の見込みが低いためだ。目標時期を延期...
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2015年02月17日
円安ドル高エネルギーは再び回復へ~マーケット・カルテ3月号
日銀追加緩和期待の後退やギリシャ不安等に伴うリスク回避によって、ドル円は上値の重い展開が継続。好調な米雇用統計などから2月中旬に一時1...
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2015年02月12日
1月マネー統計~マネーの伸びは鈍化したが、投信は堅調をキープ
■見出し・貸出動向: 貸出の伸びは鈍化・主要銀行貸出動向アンケート調査: 個人向け貸出の持ち直しが継続・マネタリーベース: 増勢は鈍化...
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2015年02月06日
円安シナリオの前提に変化あり~金融市場の動き(2月号)
(為替) ドル円レートは120円をかなり割り込んだ状態が継続。原油安などを原因とするリスク回避の円買いが発生しているうえ、これまで円安シ...
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2015年01月20日
ドル円は回復に向かうが、しばらくは不安定に~マーケット・カルテ2月号
年初120円台半ばでスタートしたドル円相場は調整局面入りし、月半ばには一時115円台まで円高が進んだ。原油安の悪影響への懸念やギリシャ...
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2015年01月16日
スイス無制限介入策が突如終了~フラン急騰、中銀の信認に傷
■要旨1月15日、スイスの中央銀行であるスイス国立銀行(以下、「SNB」)はスイスフラン(以下「フラン」)の対ユーロ為替レートについて...
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2015年01月14日
12月マネー統計~マネーの波及は貸出次第
■見出し・貸出動向: 伸び率は小幅に鈍化・マネタリーベース: 年末の見通しを達成・マネーストック: マネーの伸びは一服■要旨12月の銀...
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2015年01月09日
金融市場の動き(1月号)~原油安に潜む少し先のリスク
(金融市場) 年明けの金融市場は波乱の幕開けとなった。その一因は原油安だ。原油価格はさらに下値を模索する展開も有り得、下がれば下がるほど...
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2014年12月18日
資金循環統計(14年7-9月期)~個人金融資産は過去最高の1654兆円、前年比44兆円増だが、ドル建てでは大幅減
■見出し・個人金融資産(14年9月末): 前期比では9兆円増・資金流出入の詳細: リスク性資産への流入進む・部門別資金過不足等: 企業...
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2014年12月15日
日銀短観(12月調査)~大企業製造業の景況感は1悪化の12、先行きはさらに悪化
日銀短観12月調査では、注目度の高い大企業製造業の業況判断D.I.が12と前回9月調査比で1ポイント低下、わずかながら景況感の悪化が示...
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2014年12月12日
円安阻害材料も軽視できない~マーケット・カルテ1月号
今月のドル円相場は好調な米雇用統計を受けて121円台半ばに達した後、中国株急落やギリシャ政局不安に伴うリスク回避によって突如117円台...
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2014年12月09日
11月マネー統計~預金大幅増、リスク性資産は鈍化
■見出し・貸出動向: 円安もあって急拡大・マネタリーベース: 年末見通しまで残り12兆円・マネーストック: 預金大幅増、リスク性資産は...
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2014年12月08日
日銀短観(12月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は1ポイント上昇の14を予想
日銀短観12月調査では、注目度の高い大企業製造業でわずかながら景況感の改善が示されると予想する。大企業非製造業は横ばいを予想。製造業で...
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2014年12月05日
金融市場の動き(12月号)~2015年は金融市場にとってどんな年?
(金融市場) 2015年はどのような年になるのだろうか。海外のスケジュールを見渡してみると、最大の材料はやはり「米国の利上げ」になりそう...
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2014年11月14日
為替は荒れ模様の予感~マーケット・カルテ12月号
ドル円相場は10月末の日銀追加緩和によって急激な円安が進行。その後も消費増税先送り・衆院解散観測の高まりから一段の円安となり、足元は1...
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2014年11月12日
10月マネー統計~マネーに再起動の兆し
■見出し・貸出動向:増勢は回復傾向・主要銀行貸出動向アンケート調査:個人の資金需要が底入れ・マネタリーベース:買入れペースが加速・マネ...
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2014年11月07日
金融市場の動き(11月号)~追加緩和のインパクトと過熱感の力比べに
(為替・株) 今回の追加緩和は衝撃的なものであった。これまでの市場の反応は、昨年の異次元緩和後に匹敵するレベルになっている。緩和の規模や...
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2014年10月17日
円安トレンドは不変~マーケット・カルテ11月号
ドル円相場は月初に一時110円台に到達した後、揺り戻しの動きが鮮明化、足元では106円台で推移している。米量的緩和終了を間近に控え、市...
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2014年10月14日
9月マネー統計~製造業向けがカギになる
■見出し・貸出動向:製造業向けがカギになりそう・マネタリーベース:少々ペースアップが必要に・マネーストック:伸び率は横ばいが続く■要旨...
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2014年10月07日
巨大化するスマホからの警鐘
スマホ(スマートフォン)の巨大化が止まらない。登場初期には画面サイズ3インチ台が主流であったのがどんどん大きくなり、現在のラインナップ...
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2014年10月03日
金融市場の動き(10月号)~円安第3波、過去2回との違いは?
(為替) 8月中旬以降、急速な円安ドル高が進行し、一時110円を突破した。安倍政権発足期待を発端に円高が終焉して以降、今回は3回目の大き...
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2014年10月01日
日銀短観(9月調査)~大企業製造業の景況感は1改善の13、先行きは横ばい
大企業製造業の業況判断D.I.が13と前回比で1ポイント上昇し、2四半期ぶりとなる景況感の改善が示された。一方、大企業非製造業の業況判...
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2014年09月18日
日銀短観(9月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は2ポイント下落の10を予想
日銀短観9月調査では、注目度の高い大企業製造業で2四半期連続となる景況感悪化が示されると予想する。大企業非製造業については製造業を上回...
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2014年09月18日
資金循環統計(14年4-6月期)~個人金融資産は過去最高の1645兆円、前年比42兆円増
■見出し・個人金融資産(14年6月末):前期比では20兆円増・資金流出入の詳細:家計のリスク選好は加速せず・部門別資金過不足等:国債残...
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2014年09月16日
揺り戻しへの警戒が必要に~マーケット・カルテ10月号
ドル円相場は8月下旬以降大きく動いた。米利上げ前倒し観測の台頭、GPIFの外債比率引き上げへの思惑、一部での日銀追加緩和観測など、&l...
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2014年09月09日
8月マネー統計~貸出の伸び悩み感がやや強まる
■見出し・貸出動向: 伸び悩み感がやや強まる・マネタリーベース: まだ問題なし・マネーストック: リスク選好は途絶えていない■要旨8月...
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2014年09月05日
金融市場の動き(9月号)~円安再開、その持続性を考える
(為替) ドル円レートは、8月下旬以降急ピッチな円安ドル高となり、昨年末の水準をほぼ回復している。この間、米サイドでは、堅調な経済指標が...
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2014年08月21日
スイス“無制限介入”のその後を追う
スイスの中央銀行であるスイス国立銀行が2011年9月6日に為替市場への「無制限介入」を発表して以降、約3年が経過した。この無制限介入策...
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2014年08月19日
ドル円相場、再始動の秋~マーケット・カルテ9月号
ドル円相場は7月末にやや円安方向に振れたが、8月には再び102円台での膠着した推移が継続している。目先は材料難もあって、相場観が大きく...
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2014年08月11日
7月マネー統計~マネーは伸び悩みだがリスク性資産投資は堅調
■見出し・貸出動向: 増勢に一服感・主要銀行貸出動向アンケート調査個人の資金需要が急落・マネタリーベース: 前月末比減少だが問題なし・...
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2014年08月01日
金融市場の動き(8月号)~円安再開のエンジンと落とし穴
(為替) ドル円レートについては年末にかけて円安が再開するとみている。そのメインエンジンとなるのは米長期金利だ。直近1年間の53週につい...
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2014年07月17日
QE3終了へのカウントダウン~マーケット・カルテ8月号
7月に入ってからもドル円相場は膠着推移を続けている。好調な米雇用統計を受けたドル上昇も長続きしなかった。しかし、今後3ヵ月という時間軸...
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2014年07月15日
巨大化するスマホからの警鐘
スマホ(スマートフォン)の巨大化が止まらない。登場初期には画面サイズ3インチ台が主流であったのがどんどん大きくなり、現在のラインナップ...
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2014年07月09日
6月マネー統計~リスク性資産の伸びが反転
■見出し・貸出動向: 2ヵ月連続で伸び率拡大・マネタリーベース: 順調に拡大・マネーストック: リスク性資産の伸び率が反転■要旨6月の...
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2014年07月04日
金融市場の動き(7月号)~「企業の物価見通し」を再び読み解く
(短観) 7月2日に2回目となる日銀短観「企業の物価見通し」が公表された。物価全般の見通しは前回調査から殆ど変化がなかったが、自社販売価...
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2014年07月01日
日銀短観(6月調査)~大企業製造業の景況感は5悪化の12、先行きは持ち直し
大企業製造業の業況判断D.I.は12と前回3月調査比で5ポイント下落し、6四半期ぶりに景況感の悪化が示された。大企業非製造業の業況判断...
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2014年06月19日
日銀短観(6月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は2ポイント悪化の15を予想
6月調査日銀短観では、注目度の高い大企業製造業で6四半期ぶりとなる景況感悪化が示されると予想する。大企業非製造業については製造業を上回...
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2014年06月18日
円安シナリオは崩れず~マーケット・カルテ7月号
6月のドル円相場も膠着を続けている。5月雇用統計でも確認されたように米景気は悪くないのだが、米長期金利の反応が鈍く、ドル高に勢いが付か...
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2014年06月18日
資金循環統計(14年1-3月期)~個人金融資産残高は1630兆円、前年比52兆円増
■見出し・個人金融資産(14年3月末): 前期比では前期比では14兆円減・資金流出入の詳細: リスク性資産への資金流入が顕著・部門別資金...
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2014年06月10日
5月マネー統計~非製造業向け貸出が牽引役に
■見出し・貸出動向: 5ヵ月ぶりに伸び率が拡大・マネタリーベース: まだ問題なし・マネーストック: 減速感強まる■要旨5月の銀行貸出(...
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2014年06月06日
金融市場の動き(6月号)-“冷夏は恐るるに足らず”夏の気温と株価
(株価) この夏はエルニーニョ現象の影響による冷夏が予想されており、景気への影響も危惧されている。一方、夏の気温と株価の関係を過去30年...
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2014年06月04日
米利上げ局面のドル円相場を振りかえる
米FRBは粛々と量的緩和策の縮小を進めている。このままのペースで行くと、年終盤には量的緩和が停止となり、次の段階として利上げ(政策金利...
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2014年05月19日
為替のターニングポイント~マーケット・カルテ6月号
5月に入り、ドル円相場はやや円高ぎみに推移し、足元では101円台半ばとなっている。米景気は総じて悪くないのだが、地政学リスクや米早期利...
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2014年05月13日
4月マネー統計~マネーの足踏み感強まる
■見出し・貸出動向: 個人向けが鈍化要因になる可能性あり・主要銀行貸出動向アンケート調査:企業の資金需要は増勢弱まる、個人は過去最高記...
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2014年05月02日
金融市場の動き(5月号)~日米株価の格差問題
(株価) 30日に米ダウ平均株価が史上最高値を更新した。一方、わが国の株価は不振が続いており、日米株価の格差は鮮明だ。本来、日米株価の相...
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2014年04月15日
ドル高再開はいつか?~マーケット・カルテ5月号
ドル円相場は月初に104円間際に達した後反転、足元では101円台に下落している。ウクライナ情勢の緊迫化や米株価の調整で、リスク回避の円...
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2014年04月11日
3月マネー統計~貸出・マネーの伸びがさらに鈍化
■見出し・貸出動向: 設備投資マインドと支援制度の拡充効果がカギに・マネタリーベース: 問題ないペースで進捗・マネーストック: マネー...
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2014年04月04日
金融市場の動き(4月号)~短観「企業の物価見通し」を読み解く
(短観) 3月調査日銀短観から、「企業の物価見通し」の集計・公表が開始された。物価見通しの平均値は前年比で1.5%~1.7%という結果で...
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2014年04月01日
日銀短観(3月調査)~大企業製造業の景況感は1改善の17、先行きは予想以上の悪化
大企業製造業の業況判断D.I.は17と前回12月調査比で1ポイント上昇し、5四半期連続の景況感改善が示された。また、大企業非製造業の業...
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2014年03月25日
資金循環統計(13年10-12月期)~個人金融資産残高は過去最高の1645兆円、前年比93兆円増
■見出し・個人金融資産(13年12月末): 前期比では35兆円増・資金流出入の詳細: 税制変更の影響でかく乱・部門別資金過不足等: 企業の...
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2014年03月19日
日銀短観(3月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は3ポイント改善の19を予想
3月調査日銀短観では、注目度の高い大企業製造業で5四半期連続となる景況感改善が示されると予想する。大企業非製造業も改善を予想。前回調査...
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2014年03月13日
円高警戒が必要な時間帯に~マーケット・カルテ4月号
ドル円相場は102円台付近での膠着感が漂っている。本邦貿易赤字、日銀の追加緩和期待、米テーパリング継続観測がドル円の下値を支える一方で...
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2014年03月11日
2月マネー統計~マネーの伸びが鈍化
■見出し・貸出動向: 追い風が追加される・マネタリーベース: 引き続き堅調な増勢続く・マネーストック: マネーの伸びが鈍化■要旨2月の...
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2014年03月07日
消費者の“情報武装化”がもたらしたもの
近年、消費者の行動は大きく変化した。それは、新しいモノやサービスを購入する際、事前に評判や価格相場をインターネットで調査することが日常...
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2014年03月07日
金融市場の動き(3月号)~通貨のパワーバランスを再考
(為替・株) ドル円は足元103円付近まで回復してきているが、年初の105円台には距離があり、上値の重さは否めない。この原因は、主にドル...
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2014年02月17日
ドル円の低空飛行はやむなし~マーケット・カルテ3月号
1月下旬以降、市場の地合いは大きくリスクオフモードに傾いている。中国の理財商品のデフォルト懸念も含めた新興国不安、米経済指標の下振れ、...
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2014年02月12日
1月マネー統計~銀行貸出は裾野の広がりが鮮明に
■見出し・貸出動向: 裾野の広がりが鮮明に・主要銀行貸出動向アンケート調査: 企業の資金需要は増勢強まる・マネタリーベース: 堅調に増...
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2014年02月07日
金融市場の動き(2月号)~円相場と日本株の宿命とは?
(為替・株) 1月下旬から2月上旬にかけて、新興国不安や米国経済の先行き懸念などから世界的にリスクオフ地合いとなった。これらは完全な海外...
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2014年01月29日
消費者の“情報武装化”がもたらしたもの
近年、消費者の行動は大きく変化した。それは、新しいモノやサービスを購入する際、事前に評判や価格相場をインターネットで調査することが日常...
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2014年01月20日
ドル高のち一旦円高か~マーケット・カルテ2月号
12月半ばに米国で量的緩和縮小が決定され、これを前向きに捉える市場の動きによってドル円相場ではドルが上昇したが、その後1月上旬に発表さ...
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2014年01月15日
12月マネー統計~銀行貸出、2つの見方
■見出し・貸出動向: 伸び率は09年5月以来の高水準・マネタリーベース: 年末見通し200兆円をクリア・マネーストック: 投資信託の増...
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2014年01月10日
金融市場の動き(1月号)~ドル円相場を改めて整理
(為替) 最近の為替相場は日米金利差だけで為替を理解・説明することが難しくなっている。昨年のドル円レートを被説明変数とし、長期金利差を説...
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2013年12月19日
資金循環統計(13年7-9月期)~個人金融資産は前年比90兆円増の1598兆円
■見出し・個人金融資産(13年9月末): 前期比では7兆円増・資金流出入の詳細:“貯蓄から投資へ”の流れはまだ・...
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2013年12月16日
波乱含みの展開を予想 ~マーケット・カルテ1月号
12月入り後のドル円相場は、堅調な米経済指標や財政協議の合意(政府閉鎖回避)を受けた米緩和縮小観測の高まりと日銀の追加緩和観測の高まり...
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2013年12月16日
日銀短観(12月調査)~大企業製造業の景況感は4改善の16、先行きは14へ
大企業製造業の業況判断D.I.は16と前回9月調査比で4ポイント上昇し、4四半期連続となる景況感改善が示された。D.I.の水準は200...
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2013年12月10日
11月マネー統計~貸出金利(一年以上)が過去最低を記録
■見出し・貸出動向: 伸び率は09年6月以来の高水準・マネタリーベース: 年末見通し200兆円まであと少し・マネーストック: マネーの...
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2013年12月09日
日銀短観(12月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は2ポイント改善の14を予想
12月調査日銀短観では、注目度の高い大企業製造業で4四半期連続となる景況感改善が示されると予想する。大企業非製造業も緩やかな改善を予想...
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2013年12月06日
金融市場の動き(12月号)~ 2014年は金融市場にとってどんな年?
(株・為替) 少し早いが今年の市場を振り返ると、先進国を中心に世界の株価は大きく上昇した。とりわけ、異次元緩和で急激な円安が実現した日本...
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2013年11月19日
円安にはまだ限界あり ~マーケット・カルテ12月号
11月上旬に98円台で推移していたドル円相場は、米雇用統計の意外な好結果と、イエレン次期FRB議長候補の議会証言を受けた米量的緩和長期...
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2013年11月12日
10月マネー統計 ~貸出残高は09年3月以来の高水準
■見出し・貸出動向:貸出残高は09年3月以来の高水準・主要銀行貸出動向アンケート調査:企業の資金需要は一進一退・マネタリーベース:過去...
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2013年11月01日
金融市場の動き(11月号)~“株式市場における内需低迷”の行方
(株価) 10月終盤に米ダウ平均株価や独DAX指数が過去最高値を更新した。米量的緩和の早期縮小観測が後退したうえ、世界経済の回復基調が途...
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2013年10月21日
ドル高エネルギーが不足 ~マーケット・カルテ11月号
10月16日、世界を緊迫化させた米財政協議が合意に至った。米政府機関の閉鎖は来年1月半ばまで解除され、債務上限は2月上旬まで実質的に引...
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2013年10月11日
9月マネー統計 ~ 貸出の伸びが一服、金利は過去最低に
■見出し・貸出動向:貸出金利は長短ともに過去最低に・マネタリーベース:順調に増加・マネーストック:投資信託の伸び率が2ケタ台に■int...
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2013年10月04日
金融市場の動き(10月号)~急騰期における金利の動き
(金利) 安倍首相が消費税率引き上げを表明した。日本の財政再建を一歩前進させる措置である。しかし、日本の財政再建の道筋はまだ先が長いのも...
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2013年10月01日
日銀短観(9月調査)~大企業製造業の景況感は8改善の12、先行きは11へ
大企業製造業の業況判断D.I.は12と前回調査比で8ポイント上昇し、3四半期連続となる景況感改善が示された。D.I.の水準は5年半ぶり...
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2013年09月19日
日銀短観(9月調査)予測-大企業製造業の業況判断D.I.は4改善の8を予想
9月調査日銀短観では、注目度の高い大企業製造業で3四半期連続となる景況感改善が示されると予想する。前回調査以降、ドル円相場は概ね100...
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2013年09月19日
資金循環統計(13年4-6月期)~個人金融資産は前年比76兆円増の1590兆円
■見出し・個人金融資産(13年6月末): 前期比では22兆円増・資金流出入の詳細:リスク性資産の積み増しは限定的・部門別資金過不足等:日...
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2013年09月19日
緩和縮小見送り後の行方 ~マーケット・カルテ10月号
9月18日、世界中が注目した米FOMCにおいて、QE3縮小が見送りとなった。金融市場では「小幅縮小」が本命視されていただけに肩透かしを...
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2013年09月10日
8月マネー統計 ~ 銀行のポートフォリオ・リバランスは限定的
■見出し・貸出動向:信金も水面に浮上・マネタリーベース:6ヵ月連続で過去最高を更新・マネーストック:投資信託の続伸続く・■introd...
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2013年09月06日
金融市場の動き(9月号)~迫り来るQE3縮小とシリアという関門
(株価) 今月の日本株市場はにわかに正念場の雰囲気が高まっている。まず、今月の最重要テーマはQE3の縮小だ。実際に今月決定される確証はな...
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2013年09月06日
もし日本が資源大国になったら
「資源大国」は資源の乏しい日本から見ると羨ましい存在だ。何より裕福なイメージがある。 実際、豊かさを示す一つの指標である2012年の世界...
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2013年08月29日
金(Gold)価格が映す世界の変貌
■イントロダクションかつて長期にわたって大幅な上昇を続けた金(Gold)価格だが、今年に入って地合いが完全に変わった。金の国際価格(N...
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2013年08月20日
円相場は乱高下の恐れも ~マーケット・カルテ9月号
7月に一時100円超で推移していたドル円相場は、8月に入って弱含んでいる。主に弱い米雇用統計結果や米量的緩和縮小への警戒感の高まりに伴...
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2013年08月09日
7月マネー統計 ~都銀がキャッチアップ、マネーはリスク選好色強まる
■見出し・貸出動向: 都銀がキャッチアップ・主要銀行貸出動向アンケート調査: 企業の資金需要が減少・マネタリーベース: 5ヵ月連続で過去最高...
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2013年08月02日
金融市場の動き(8月号)~豪ドルは、かつての輝きを取り戻すか?
(為替) 為替市場において、豪ドルの下落が鮮明になっている。2010年以降、世界最強通貨の一角であった豪ドルだが、現在は「新興国とりわけ...
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2013年07月31日
もし日本が資源大国になったら
「資源大国」は資源の乏しい日本から見ると羨ましい存在だ。何より裕福なイメージがある。 実際、豊かさを示す一つの指標である2012年の世界...
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2013年07月18日
再びドル高に挑戦 ~マーケット・カルテ8月号
6月19日の米国連邦公開市場委員会(FOMC)以降、市場は落ち着きを取り戻している。バーナンキ議長が、条件付きながらQE3縮小・停止の...
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2013年07月09日
6月マネー統計 ~資金需要広がる、マネーの伸びは過去最高
■見出し・貸出動向:資金需要広がる・マネタリーベース:4ヵ月連続で過去最高を更新・マネーストック:マネーの伸び率が過去最大を更新■in...
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2013年07月05日
金融市場の動き(7月号)~ドル高の死角
(為替) QE3縮小は、セオリーでは円安ドル高要因となるはずだが、縮小観測の高まりによって実際に起きたことは円高ドル安であった。その理由...
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2013年07月01日
日銀短観(6月調査)~大企業製造業の景況感は12改善の4、先行きは10へ
大企業製造業の業況判断D.I.は4と前回調査から12ポイントの大幅上昇を示し、景況感の順調な改善が示された。大企業非製造業のD.I.も...
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2013年06月20日
日銀短観(6月調査)予測 ~大企業製造業の業況判断D.I.は12改善の4を予想
6月調査日銀短観では、注目度の高い大企業製造業で景況感の大幅な改善が示されそうだ。前回調査以降、日銀の異次元緩和に伴って円安が進行、海...
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2013年06月19日
資金循環統計(13年1-3月期)~個人金融資産は前年比54兆円増の1571兆円
■見出し・個人金融資産(13年3月末):前期比では27兆円増・資金流出入の詳細:リスク性資産へ資金がシフト・部門別資金過不足等:企業の...
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2013年06月18日
市場の沈静化に期待 ~マーケット・カルテ7月号
5月下旬以降、市場の風景が一変した。バーナンキFRB議長の議会証言を受けて米量的緩和第3弾(QE3)の早期縮小観測が高まり、金余り相場...
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2013年06月11日
5月マネー統計~マネーの拡大基調強まる、リスク性資産投資が活発化
■見出し・貸出動向:伸び率は前月からほぼ横ばい・マネタリーベース:3ヵ月連続で過去最高を更新・マネーストック:マネーの拡大基調強まる、...
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2013年06月07日
金融市場の動き(6月号)~海外マネーの逆回転が最大のリスク
(株価) 株式市場の大荒れが続いている。その最大要因とされるのが米QE3の早期縮小観測だ。では何故米株よりも日本株の方が不安定化・下落し...
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2013年06月05日
現在の円相場はこの20年で最も円安?
昨秋以降、為替市場では円安ドル高が進み、5月には1ドル100円を突破するまで円は下落した。ただし、これは「円の対ドル名目レート」の話だ...
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2013年05月20日
ドル高の気圧配置 ~マーケット・カルテ6月号
5月前半の市場では、雇用統計など予想を上回る米経済指標やG7が無難に終わったことを受けて円安が再び進行、1ドル100円の節目を越えて下...
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2013年05月13日
4月マネー統計~マネーが“じわり”と浸透、投信残高は過去最高に
■見出し・貸出動向: 伸び率は09年7月以来の2%台・主要銀行貸出動向アンケート調査: 企業・個人の資金需要が増加・マネタリーベース:...
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2013年05月02日
金融市場の動き(5月号)~円安の切れ目が株高の切れ目か?
(株価) 昨年11月以降の株価上昇は円安進行によって強力に裏付けられている。実際、11月から4月までの日経平均株価とドル円レートとの相関...
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2013年04月17日
緩和の余韻が続く ~マーケット・カルテ5月号
4月前半の市場では、日銀新体制の大胆な金融緩和決定を受けて一気に円安ドル高・ユーロ高が進行した。一方、緩和策の直接の影響を受ける債券市...
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2013年04月11日
3月マネー統計~マネタリーベースが急増、投信はプラス圏に急浮上
■見出し・貸出動向 : 伸び率は順調に拡大中・マネタリーベース : 既に月額6兆円強の大幅増加・マネーストック : 投資信託がプラス圏に...
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2013年04月05日
金融市場の動き(4月号)~期待先行相場の終焉と円相場の行方
(為替) 従来の急激な円安進行という期待先行相場は、日銀が期待に見事応えたことで政策に裏打ちされた。今回導入された「量的・質的緩和」の影...
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2013年04月05日
いよいよ勝負どころ ~マーケット・カルテ4月号
3月前半の市場では、日銀新体制による大胆な金融緩和と米国経済の回復という2つの期待が存在感を増した。この結果、長期金利は低下し、円安ド...
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2013年04月01日
日銀短観(3月調査)~大企業製造業の景況感は4改善の▲8、先行きはさらに改善
大企業製造業の業況判断D.I.は▲8と前回から4ポイント上昇し、3四半期ぶりに景況感の改善が示された。大企業非製造業の景況感も2四半期...
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2013年03月25日
資金循環統計(12年10-12月期)~個人金融資産は前年比47兆円増の1547兆円
■見出し・個人金融資産(12年12月末): 前期比では38兆円増・資金流出入の詳細: リスク性資産へのシフトはみられず・部門別資金過不足等...
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2013年03月21日
日銀短観(3月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は5改善の▲7を予想
3月調査日銀短観では、注目度の高い大企業製造業で3四半期ぶりに景況感の改善が示されそうだ。前回調査以降、海外では米中経済が回復を見せ、...
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2013年03月11日
2月マネー統計~マネー供給量が実質過去最高を連続更新
■見出し・貸出動向: 順調に増加・マネタリーベース: 実質的に2ヵ月連続で過去最高を更新・マネーストック: 通貨量の増勢が顕著に■int...
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2013年03月01日
金融市場の動き(3月号)~やはり訪れたユーロ安
(為替) ユーロ相場が2月に急落した。債務危機の沈静化、LTROの繰上げ返済、経常黒字の拡大、世界的なリスクオンがこれまでユーロの上昇を...
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2013年03月01日
ハードル走は続く ~マーケット・カルテ3月号
2月前半の市場では、円安ドル高の動きが一服した。円安進行は3ヵ月が経過したうえ、G7・G20 という国際会議を控えて様子見スタンスが強ま...
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2013年02月26日
“レスリング除外危機”が示唆する“TPP問題”への教訓
今月、日本のスポーツ界に衝撃が走った。12日に開催された国際オリンピック委員会(以下、IOC)の理事会において、2020年夏季五輪から...
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2013年02月12日
1月マネー統計~銀行の“運用難”の色彩が弱まる
■見出し・貸出動向: 都銀の伸び率が拡大・主要銀行貸出動向アンケート調査: 企業の資金需要増はわずかに鈍化・マネタリーベース: 実質的に...
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2013年02月01日
金融市場の動き(2月号)~株価上昇の中で浮かび上がる課題
(株価) 1月も日経平均株価は7.2%の高い伸びを記録した。今回の株価上昇は、円安進行との連動性が極めて高い点が特徴だ。ただし、時間軸を...
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2013年02月01日
不安定な展開になる予感 ~マーケット・カルテ2月号
1月の金融市場は、日銀による2%の物価目標導入や追加緩和期待から円安・株高基調が継続。長期金利も補正予算編成に伴う財政懸念から一旦上昇...
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2013年01月15日
12月マネー統計~ついに都銀の貸出残高が底入れ
■見出し・貸出動向 : 都銀の前年比プラスは3年2ヵ月ぶり・マネタリーベース : 過去最高を更新・マネーストック : 広義流動性の伸び率が高ま...
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2013年01月07日
金融市場の動き(1月号)~未知の領域に入った為替レート
(為替) 11月半ば以降、内外金利差と為替との関係性が完全に崩れている。日米金利差から推計される理論上のドル円レートは直近で79.5円と...
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2013年01月07日
期待にどこまで応えられるか ~マーケット・カルテ1月号
12月の金融市場は、半ばにかけて新政権による金融緩和強化期待から円安、株高の動きが顕著となり、長期金利は低位で推移した。16日の衆院総...
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2012年12月21日
資金循環統計(12年7-9月期)~個人金融資産は前年比21兆円増の1510兆円
■見出し・個人金融資産(12年9月末): 前期比では5兆円減・資金流出入の詳細 : リスク回避姿勢はまだ継続・部門別資金過不足等 : 海外の国債...
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2012年12月14日
日銀短観(12月調査)~大企業製造業の景況感は9悪化の▲12、先行きも改善鈍い
大企業製造業の業況判断D.I.は▲12と前回から9ポイント低下し、景況感の大幅な悪化が示された。また、前回まで堅調を維持してきた大企業...
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2012年12月11日
11月マネー統計~投資信託が10ヵ月連続のマイナスに
■見出し・貸出動向:およそ3年ぶりの伸び率に・マネタリーベース:過去2番目の高水準・マネーストック:投資信託が10ヵ月連続のマイナスに...
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2012年12月07日
金融市場の動き(12月号)~総選挙後の長期金利の行方
(長期金利) 衆議院解散表明以降、金融緩和強化観測の高まりで長期金利が低下している。債券市場は金融緩和のうち国債買入れ増額という側面を金...
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2012年12月06日
日銀短観(12月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は8悪化の▲11を予想
12月短観では、大企業製造業の大幅な景況感悪化が示されると予想。前回9月調査以降、欧州や中国経済は減速感が強く、世界経済は総じて低迷。...
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2012年11月30日
外の四面楚歌、内の政治期待~マーケット・カルテ12月
11月半ばにかけてのわが国金融市場は、米国大統領選を経た“財政の崖(増税+強制歳出削減)”への懸念や、欧州債務...
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2012年11月09日
10月マネー統計~銀行貸出増加の要因を探る
■見出し・貸出動向:貸出の伸びが一服・主要銀行貸出動向アンケート調査:企業の資金需要は2四半期ぶりに増加・マネタリーベース:日銀当座預...
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2012年11月02日
金融市場の動き(11月号)~追加緩和による円安効果の正体
(為替) 10月は日銀の追加緩和が一大テーマとなった。「日銀の(資産買入増額による)追加緩和=円安要因」というのは共通認識となっているが...
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2012年10月31日
上昇気流はいずこに~マーケット・カルテ11月号
10月の金融市場は全般的に見るとリスク回避優勢の色彩が強い状況になっている。先月決定された米国の量的緩和第3弾(QE3)は投資マインド...
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2012年10月12日
9月マネー統計~投資信託の下落率が最大に
■見出し・貸出動向:5ヵ月連続で伸び率が拡大・マネタリーベース:再び過去最高を更新・マネーストック:投資信託の下落率が最大に■intr...
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2012年10月05日
金融市場の動き(10月号)~QE3後の市場の反応と中国リスク
(市場全般) 今回QE3後の市場の初期反応をまとめると前回QE2後と比べてリスク回避的である。そしてその要因は、世界経済の不透明感が強い...
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2012年10月01日
悲観と楽観の分岐点~マーケット・カルテ10月号
9月の金融市場では思いのほか明るい材料が相次いだ。ECBによる国債買入策発表の後、中国政府が1兆元の投資を認可、これに独司法の新救済基...
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2012年10月01日
日銀短観(9月調査)~大企業製造業の景況感は2悪化の▲3、先行きも低迷
大企業製造業の業況判断D.I.は▲3と前回から2ポイント低下し、事前に懸念されていた景況感の悪化が確認された。また、前回まで4調査連続...
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2012年09月21日
日銀短観(9月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は3悪化の▲4を予想
9月短観では、大企業製造業の業況判断D.I.が低下し、景況感の悪化が示されると予想する。前回調査の6月以降、欧州危機が長引く中で海外経...
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2012年09月20日
資金循環統計(12年4-6月期)~個人金融資産は前年比2兆円増の1515兆円
■見出し・個人金融資産(12年6月末): 前期比では3兆円減・資金流出入の詳細: リスク回避姿勢は継続・部門別資金過不足等: 海外の国債保...
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2012年09月11日
8月マネー統計~存在感を高める地銀
■見出し・貸出動向:存在感を高める地銀・マネタリーベース:伸び率はやや減少・マネーストック:投資信託の前年割れが続く■introduc...
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2012年09月10日
わが道を行くスイスフラン~無制限介入がもたらした光と影
■見出し1――無制限介入という大胆な挑戦2――成果の検証3――副作用の検証4――おわりに~今後の注目点と円高問題への教訓■introd...
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2012年09月07日
金融市場の動き(9月号)~ QE3と通貨のパワーバランス
(為替) 過去のQE期間中のドル円レートの動きはまちまちだ。QE1では5円程度の大幅な円高ドル安となった一方、QE2では、円高ドル安が進...
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2012年08月31日
試練の時期がいよいよ到来 ~マーケット・カルテ9月号
8月の金融市場では、米雇用統計の改善とECB(欧州中央銀行)による国債買入再開への期待から過度の悲観が後退している。この結果、円は対ド...
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2012年08月09日
7月マネー統計~日銀の資金供給量が過去最高を更新
■見出し・貸出動向: 2年9ヶ月ぶりの高い伸び率に・主要銀行貸出動向アンケート調査:企業の資金需要は2四半期ぶりの減少・マネタリーベー...
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2012年08月03日
金融市場の動き(8月号)~ 円高の天井はどこか?
(為替) ドル円レートは長らく膠着感の強い状況が続いている。ドル円レートを被説明変数とし、日米2年債金利差を説明変数とする簡単な式を推計...
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2012年08月01日
牽引役不在の時間帯~マーケット・カルテ8月号
欧州に対する市場の警戒感が収まらない。6月末にEUが支援合意に至り、一旦沈静化するかに見えたスペインの金融不安は結局払拭されず、同国長...
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2012年07月10日
6月マネー統計~投資信託が過去最大のマイナスに
■見出し・貸出動向:9ヵ月連続の前年比プラス・マネタリーベース:プラス幅を拡大、過去3番目の高水準・マネーストック:投資信託が過去最大...
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2012年07月06日
金融市場の動き(7月号)~ 2012年下期、日本株上昇の条件
(日本株) 上期を通じてみると6月末の日経平均は昨年末に対して551円の上昇となった。ただし、上昇幅は11年下期の下落分の半分にも満たな...
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2012年07月02日
6月調査日銀短観~大企業・製造業の景況感は3改善の▲1、先行きはプラスへ
大企業製造業の業況判断D.I.は▲1、前回比+3ポイントと景況感の改善が示された。前回以降、内需は復興需要の顕在化やエコカー補助金とい...
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2012年07月02日
影響力を増す新興国マネー
世界経済において新興国が年々存在感を高めている。デフレ経済の日本、バランスシート問題を抱える米国、債務危機の欧州など先進国が軒並み構造...
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2012年07月02日
ユーロ睨みの状況は続く~マーケット・カルテ7月号
6月17日のギリシャ再選挙にて緊縮財政派が勝利し、ギリシャのユーロ離脱という最悪のシナリオは一旦回避されたが、市場の警戒感は解消せず、...
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2012年06月22日
日銀短観(6月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は1改善の▲3を予想
6月短観では、大企業製造業の業況判断D.I.がほぼ横ばいに留まり、景況感の低迷が示されると予想する。4月以降、内需は復興需要の顕在化や...
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2012年06月19日
資金循環統計(12年1-3月期)~個人金融資産は前年比11兆円増の1513兆円
■見出し・個人金融資産(12年3月末): 前期比でも14兆円増、時価上昇が大きく寄与・フロー(時価変動を除いた流出入額)の基調: リスク...
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2012年06月11日
“ワンピース”と対比して欧州危機を見る
筆者はかれこれ30代も後半なのだが、2~3ヵ月に一度、必ず朝一番に漫画を買う。それは「ONE PIECE」(尾田栄一郎氏作、以下「ワンピ...
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2012年06月11日
5月マネー統計~積みあがってきた預金に変化
■見出し・貸出動向:伸び率は横ばいに・マネタリーベース:3ヵ月ぶりに前年比プラス化・マネーストック:積みあがってきた預金に変化■int...
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2012年06月01日
金融市場の動き(6月号)~ 資源国通貨の行方
(資源国通貨) 資源国通貨の下落が鮮明だ。資源国通貨は世界経済の成長に伴う高成長・高金利により世界のリスクマネーを集めることで、長期的な...
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2012年06月01日
緊張感はしばらく払拭されず~マーケット・カルテ6月号
欧州情勢が再び緊迫度合いを高めている。5月上旬に行われたフランス大統領選、ギリシャ議会選挙の結果、これまで何とか組み上げてきた「緊縮財...
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2012年05月11日
4月マネー統計~投資信託の落ち込み続く
■見出し・貸出動向:前年比プラスは7ヵ月連続・主要銀行貸出動向アンケート調査:非製造業向けが増加・マネタリーベース:2ヶ月連続の前年割...
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2012年05月02日
金融市場の動き(5月号)~ 結局、FRBに抗うのは難しい
(日米金融政策) 過去の日銀の追加緩和とその後の株価・為替の推移を見ると、あまり関係性がみられない。近年、日銀はFRBに比べて高い頻度で...
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2012年04月27日
一旦止まった円安の行方~マーケット・カルテ5 月号
円・ドルレートは2月半ば以降急速に円安ドル高に動いたのち方向感を欠き、1ドル81円前後での一進一退となっている。2月以降の円安は欧州危...
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2012年04月12日
3月マネー統計~被災地での資金需要増加が加速
■見出し・貸出動向:6ヶ月連続の前年比プラス・マネタリーベース:3年7ヵ月ぶりの前年割れに・マネーストック:投資信託の低迷続く■int...
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2012年04月06日
金融市場の動き(4月号)~ 正念場の株式・為替市場としつこいユーロ
(市場は仕切り直しに) 年初以降、各国ともに株価が上昇してきたが、長期的に見ると、日本株の出遅れ感は鮮明だ。ただし、年初から3月までの日...
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2012年04月02日
3月調査日銀短観~大企業・製造業の景況感は横ばいの▲4、先行きの改善もわずか
大企業製造業業況判断D.I.は▲4と前回から横ばいとなった。前回調査以降もしばらくは欧州問題で緊張感の高い状況が継続し、円も高止まった...
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2012年03月29日
人口高齢化と金利の変化
■見出し1――日本経済の構造変化2――人口高齢化と金利の理論的関係3――長期金利を巡る最近の動き4――今後の予想されるシナリオ5――お...
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2012年03月26日
エネルギー問題のもう一つのリスク
震災後、日本のエネルギー戦略を巡る論議が盛んに行われている。議論の中心は従来からの「温室効果ガス削減」に加え、「原発依存」をどうするか...
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2012年03月23日
資金循環統計(11年10-12月期) ~個人金融資産は前年比6兆円減の1483兆円
■見出し・個人金融資産(11年12月末): 前期比では13兆円増、現預金割合は過去最高更新・フロー(時価変動を除いた流出入額)の基調: ...
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2012年03月22日
日銀短観(3月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は2改善の▲2を予想
3月短観では、経営環境好転を背景とした大企業製造業の景況感回復が示されると予想する。前回以降2月半ばまでは、欧州問題の緊張感が続き円も...
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2012年03月09日
2月マネー統計~銀行貸出増加の要因を探る
■見出し・貸出動向:5ヶ月連続の前年比プラス・マネタリーベース:12ヶ月ぶりの低い伸び・マネーストック:リスク回避姿勢は引き続き強い■...
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2012年03月02日
金融市場の動き(3月号)~いきなりの円安をどう捉えるか?
(いきなりの円安進行) 2月は月間4円を超える円安ドル高となった。為替介入を伴わないこのような円安は極めて稀である。これは「日本の貿易赤...
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2012年02月09日
1月マネー統計~都銀の貸出にもそろそろ底打ちの兆し
■見出し・貸出動向:前年比0.7%増・主要銀行貸出動向アンケート調査:銀行からみた企業の資金需要はやや減少・マネタリーベース:過去2番...
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2012年02月03日
金融市場の動き(2月号)~ドル安材料追加で円独歩高の恐れも
(ドル安圧力強まる) 円ドルレートは足元1ドル76円割れ寸前と昨年10月末介入以来の円高ドル安水準にある。実効ベースでも1月下旬から円が...
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2012年01月13日
12月マネー統計~貸出は底入れ感が鮮明に、紙幣残高は過去最高に
■見出し・貸出動向:前年比0.5%増・マネタリーベース:紙幣の発行残高が過去最高に・マネーストック:M2、M3は過去最高に■intro...
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2012年01月06日
金融市場の動き(1月号)~今年の株式相場を2009年の株価反発から占う
(昨年の株価は2割下落) 日本株は割安感があると言われ続けながら、結局昨年は2割弱の下落で終わった。今年の相場が反発するかを考える上では...
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2011年12月21日
資金循環統計(11年7-9月期)~個人金融資産は前年比1兆円増の1471兆円
■見出し・個人金融資産残高(11年9月末): 前期比では20兆円減、現預金割合は過去最高に・フロー(時価変動を除いた流出入額)の基調:...
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2011年12月15日
12月調査日銀短観~大企業・製造業の景況感は6悪化の▲4、先行きはさらに悪化
大企業製造業業況判断D.I.は▲4と前回9月調査の2から6ポイント悪化、欧州財政危機の緊迫化や新興国経済の減速、円高、タイの洪水など海...
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2011年12月09日
11月マネー統計~銀行貸出は2ヵ月連続で前年比プラスに
■見出し・貸出動向: 前年比0.2%増・マネタリーベース: 残高は過去2番目の高水準に・マネーストック: リスク回避色が強まる■int...
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2011年12月05日
日銀短観(12月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は2悪化の0を予想
12月短観では、欧州財政危機の緊迫化や円高の影響などで幅広く企業マインド改善が途絶えた姿が明らかになるだろう。大企業製造業では、上記の...
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2011年12月02日
金融市場の動き(12月号)~ユーロ安の背景を探る
(再び下落したユーロ) 円ユーロ相場の水準は歴史的に見てかなりのユーロ安となっている。円高ユーロ安の背景としては、中長期では経常収支とイ...
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2011年11月10日
10月マネー統計~銀行貸出がついにマイナス圏を脱却
■見出し・貸出動向: 23ヶ月ぶりの前年比プラス・主要銀行貸出動向アンケート調査: 企業の資金需要は下げ止まり・マネタリーベース: 介...
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2011年11月04日
金融市場の動き(11月号)~上昇する“悲惨指数”と動揺する市場
(“悲惨指数”が上昇) 10月末にギリシャのパパンドレウ首相が救済受入れの是非を問う国民投票の実施を表明したこと...
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2011年10月24日
人気資源国通貨の強みと弱み
この10年、資源国通貨は急上昇してきた。高成長・高金利期待によって経常赤字に伴う売りを上回る投資需要を集めてきたためだ。従って、為替の...
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2011年10月14日
9月マネー統計~銀行貸出にそろそろ底打ちの兆し
■見出し・貸出動向: 銀行貸出残高は対前年▲0.3%・マネタリーベース: 歴史的な高水準が続く・マネーストック: 投資信託、定期預金な...
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2011年10月07日
金融市場の動き(10月号)~通貨のバランスが急変化、米ドルに警戒を
(危機時のドル高) 実効レート通貨の総合力を示す実効レートでは、円は引き続き上昇トレンドにあるが、低迷ぎみであった米ドルが9月入りを境と...
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2011年10月03日
9月調査日銀短観~大企業・製造業の景況感は11改善の2、先行きは改善鈍化
9月短観の大企業製造業業況判断D.I.は2と前回6月調査の▲9から11ポイント改善、震災後に急ピッチで進んだ供給体制の復旧により、企業...
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2011年09月20日
資金循環統計(11年4-6月期)~個人金融資産は前年比18兆円増の1491兆円
■見出し・個人金融資産残高(2011年6月末):5四半期ぶりの前年比プラスに・フロー(時価変動を除いた流出入額)の基調: 流動性預金へ...
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2011年09月16日
日銀短観(9月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は10改善の1
9月短観では、企業マインドの順調な回復が示される結果となりそうだ。製造業では供給網の急ピッチの回復によりこれまで重石となってきた生産制...
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2011年09月09日
8月マネー統計~資金需要は浮上せず
■見出し・貸出動向: 銀行貸出残高は対前年▲0.5%・マネタリーベース:介入資金を市場に放置・マネーストック: 流動性重視に変化なし■in...
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2011年09月02日
金融市場の動き(9月号)~円高と原油高の挟み撃ち
円高には円建て輸入価格を引き下げるプラス効果があるが、近年の原油価格は円建てでも急上昇。円高効果を原油価格上昇が上回っているためだ。日...
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2011年08月24日
ユーロ導入で得をしたのはどの国か?
■目次1--------ユーロの実質実効レートは国によって異なる2--------背景には物価上昇率の違い3--------最も下落し...
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2011年08月09日
7月マネー統計~地銀の貸出残高が初めて都銀等を上回る
■見出し・貸出動向: 銀行貸出残高は対前年▲0.6%・主要銀行貸出動向アンケート調査: 企業の資金需要は再び減少、個人はさらに悪化・マネタ...
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2011年08月05日
金融市場の動き(8月号)~海外要因に翻弄される円、解決も海外頼み
(歴史的な円高ドル安) 円は大きく上昇し、政府・日銀が為替介入と追加金融緩和を実施するに至った。今回の円高は投機的な動きによって主導され...
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2011年07月11日
6月マネー統計~貸出の持ち直しが続くが、まだ力強さには欠ける
■見出し・貸出動向: 銀行貸出残高は対前年▲0.6%・マネタリーベース:日銀当座預金は高い水準を維持・マネーストック:流動性資産が高止ま...
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2011年07月08日
金融市場の動き(7月号)~QE2終了、結局何が効いたのか?
(QE2が終了) 8ヶ月にわたったQE2が6月末に終了した。QE2では「市場の期待」に働きかける効果が顕著に発現した。期待インフレ率は上...
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2011年07月01日
6月調査日銀短観~大企業・製造業の景況感は15悪化の▲9、先行きはV字回復
大企業製造業業況判断D.I.は▲9と前回から15ポイント悪化、震災によって企業マインドが大きく下振れした姿が示された。震災後、サプライ...
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2011年06月17日
資金循環統計(11年1-3月期)~個人金融資産は前年度比8兆円減少
■見出し・個人金融資産残高(2011年3月末): 前期比では11兆円の減少・フロー(時価変動を除いた流出入額)の基調:流動性預金への一極...
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2011年06月17日
日銀短観(6月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は13ポイント悪化の▲7、先行きは改善へ
震災の影響が完全に反映される6月調査短観では、震災によって企業マインドが大きく下振れした姿が示される結果になりそうだ。生産再開、サプラ...
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2011年06月08日
5月マネー統計~銀行貸出はじわり持ち直し
■見出し・貸出動向: 銀行貸出残高は対前年▲0.8%・マネタリーベース:日銀当座預金は減少へ・マネーストック:流動性資金への集中は一服■...
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2011年06月03日
金融市場の動き(6月号)~長引く「円とドルの弱さ比べ」、米国の自律的回復がカギに
(実効レートでは年初から円安に) 通貨の総合力を示す実効レートでは円は年初水準を下回って推移している。ただし、この間ドルも安くなっている...
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2011年05月12日
4月マネー統計~震災後の資金需要で銀行貸出の減少幅が大きく縮小
■見出し・貸出動向: 銀行貸出残高は対前年▲1.0%・主要銀行貸出動向アンケート調査: 企業の資金需要は2年ぶりの増加・マネタリーベース: ...
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2011年05月06日
金融市場の動き(5月号)~震災影響の東西格差、近畿の動向が一つのカギに
(震災影響の東西格差) 東日本大震災後のいくつかの統計・指標では、関東・近畿間の格差が顕著に現れてきている。株価では大証指数が東証指数に...
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2011年04月12日
3月マネー統計:震災の影響で現金・預金にますます資金が集中
■見出し・貸出動向: 銀行貸出残高は対前年▲1.8%・マネタリーベース: 震災の影響で資金供給量は5年2ヶ月ぶりの高水準に・マネーストック:...
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2011年04月08日
金融市場の動き(4月)~震災後の株価は総じて下落も業種別では明暗分かれる、「メイド・イン・ジャパン」の建て直しが必要
(復興需要、原油高連想業種は株価上昇) 東日本大震災は株式市場に大きな動揺を与え、全体として株価は大きく下落したが、業種別では明暗が分か...
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2011年04月04日
3月調査日銀短観(地震後計数)~大企業製造業の景況感は6、先行きは8ポイント悪化も、実態に追いついていない
■見出し・業況判断D.I.: 地震後の先行きは8ポイント悪化■introduction日銀が発表した地震前後の業況判断D.I.(参考計数...
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2011年04月01日
3月調査日銀短観~大企業・製造業の景況感は1改善の6、地震の影響はほとんど反映せず
大企業製造業業況判断D.I.は6と前回12月調査の5から1ポイント改善した。景況感の改善は2期ぶりとなる。3月11日に東日本大震災が発...
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2011年03月25日
円高の影響と企業経営
2010年春以降の急速な円高による収益への影響は「マイナスの影響」が4割、「プラスの影響」が1割強とマイナス面が強い。15年前の円高ド...
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2011年03月23日
10年10-12月期 資金循環統計-個人金融資産残高は3四半期連続の前年比マイナス
■見出し・個人金融資産残高(2010年10-12月期末): 前期比では19兆円の増加・フロー(時価変動を除いた流出入額)の基調: 流動性預...
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2011年03月18日
日銀短観(3月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は4ポイント悪化の1
3月調査・日銀短観では、大企業製造業の足元の業況判断D.I.が2期連続の悪化となり、企業マインドの低迷が示される結果となりそうだ。3月...
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2011年03月08日
2月マネー統計:リスク回避姿勢は未だ強い、現金が約5年ぶりの伸びを記録
■見出し・貸出動向: 銀行貸出残高は対前年▲2.0%・マネタリーベース: 資金供給量は3ヶ月連続で100兆円を突破・マネーストック: 現金が...
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2011年03月04日
金融市場の動き(3月)~地政学リスクから原油高の長期化見通し広まる。新興国は利上げ加速、先進国は引き締め時期の見方が揺れる
(民主化要求デモ拡大と高騰する原油価格) チュニジア、エジプトから周辺に波及した民主化要求デモは、 バーレーンやリビア、イエメンだけでなく...
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2011年03月02日
ニッセイ景況アンケート調査結果-2010年度下期調査
■調査結果のポイント◆企業の景況感は足踏み、先行きはわずかに悪化◆円高の影響はマイナスが4割、実感は15年前の円高よりも厳しい■調査結...
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2011年03月02日
改めて問う“円高とは?”~実質実効レートでみる円相場
■要 旨1. 2008年9月の金融危機以降急上昇した円の対ドル為替レートは、昨年5月以降にさらに上昇し、11月に一時80.21円に達した...
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2011年02月08日
1月マネー統計:日銀の資金供給量は連月で100兆円を突破
■見出し・貸出動向: 銀行貸出残高は対前年▲1.9%・主要銀行貸出動向アンケート調査: 貸出運営を積極化するも、資金需要低下が続く・マネタ...
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2011年02月04日
金融市場の動き(2月)~一次産品価格が高騰、先進国中銀にもタカ派的な発言が増加
(一次産品価格が高騰、先進国中銀にもタカ派的な発言が増加)先進国の金融政策を見ていると、ここにきてタカ派的な発言が目立ってきたように感...
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2011年01月24日
改めて考える“産業空洞化”
近年「産業空洞化」への懸念が高まっているが、一方で「産業空洞化」、すなわち「海外移転による国内製造業の衰退」の実態は掴みにくい。そこで...
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2011年01月12日
12月マネー統計:包括緩和フル稼働、資金供給量は4年8ヶ月ぶりに100兆円を突破
■見出し・貸出動向: 銀行貸出残高は対前年▲2.1%・マネタリーベース: 資金供給量は4年8ヶ月ぶりに100兆円を突破・マネーストック: 定...
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2011年01月07日
金融市場の動き(1月)~今年はどんな年 悲観論は根拠なしか、2012年選挙オンパレードの1年前
(今年はどんな年)年末年始に各種マスコミでエコノミスト、ストラテジストの予想がでていたが、世界経済の緩やかな回復を前提に日本経済も足踏...
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2010年12月17日
2010年7-9月期 資金循環統計:個人金融資産は2期連続の減少、企業の金余りが鮮明
■見出し・個人金融資産残高(2010年7-9月期末): 前年比では4兆円の増加・フロー(時価変動を除いた流出入額)の基調: 安全性重視、流...
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2010年12月15日
12月調査日銀短観~大企業・製造業の景況感は7期ぶりの悪化
大企業製造業業況判断D.I.は5と前回9月調査の8から3ポイント悪化した。これまで堅調なペースで景況感の回復が続いてきたが、今回7期ぶ...
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2010年12月08日
11月マネー統計:現金、流動性預金の隆盛が続く
■見出し・貸出動向: 銀行貸出残高は対前年▲2.1%・マネタリーベース: 日銀による資金供給は加速・マネーストック: 流動性・安全性選好が強...
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2010年12月03日
金融市場の動き(12月)~出遅れ感が日本株をサポート、日経平均株価1万円を回復
(日経平均1万円、円高一服、長期金利は1.1%台に) 1ヶ月前とは市場の様子が変わってきた。円高一服などから悲観論が後退してきている。た...
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2010年12月03日
日銀短観(12月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は前回から横ばいの8
12月調査・日銀短観では、大企業製造業の業況判断D.I.が頭打ちとなり、停滞感の濃い内容になりそうだ。注目度が高い大企業製造業では、輸...
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2010年11月09日
10月マネー統計:投資信託が3カ月連続の前年割れ
■見出し・貸出動向: 都銀のマイナス幅が拡大・主要銀行貸出動向アンケート調査: 資金需要減少に歯止めはかかっていない・マネタリーベース: 今...
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2010年11月05日
金融市場の動き(11月)~FOMCは予想の範囲内、オバマは追加金融緩和、通貨安に今後も頼らざるを得ない、ドル安トレンドは変わらず
(米国中間選挙・大規模緩和決定のFOMC)FRBは2~3日開催のFOMCで、6000億ドルの米国債追加買い入れによる追加金融緩和策を決...
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2010年10月18日
9月マネー統計:投資信託がついに前年比減少へ
■見出し・貸出動向: 政策の下支えがあっても減少が続く・マネタリーベース: 日銀は介入資金を放置・マネーストック: 投資信託がついに前年比減...
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2010年10月01日
金融市場の動き(10月)~介入しても円高止まらず、10月日銀は追加緩和へ。日中問題深刻化で勝負に消極的になる日本
(介入しても円高止まらず、国際会議を控え再介入はやりにくい状況に)9月15日に政府は6年半ぶりに介入を実施した。一旦は85円台をつけた...
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2010年09月29日
9月調査短観~大企業・製造業の景況感は改善したが、先行きは大きく悪化
9月短観の大企業製造業業況判断D.I.は8と前回調査から7ポイント改善、景況感の改善は6期連続となった。現状評価としては、引き続き景況...
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2010年09月24日
ニッセイ景況アンケート調査結果-2010年度上期調査
■調査結果のポイント◆企業の景況感は大きく改善したが、先行きには停滞感あり◆今後、ビジネス上重要な国では、「インド」「ベトナム」が躍進...
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2010年09月24日
ドルの信認低下と通過のパワーバランス ~どの通貨がドル安を引き受けるのか?
■要 旨1.基軸通貨ドルの中長期的な下落トレンドが続いている。最近ではギリシャの財政問題に端を発するユーロの信認や米国の景気回復期待剥落...
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2010年09月24日
改めて問う“円高とは?”
■目次1--------6月以降、急速な円高ドル安に2--------実質実効レートはピーク比約3割の円安水準3--------円高ド...
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2010年09月17日
2010年4-6月期 資金循環統計:個人金融資産は前年比微増の1445兆円
■見出し・個人金融資産残高(2010年4-6月期末): 前期末比では▲12兆円の減少・フロー(時価変動を除いた流出入額)の基調: 安全性重...
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2010年09月17日
日銀短観(9月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は8ポイント改善の9
9月調査・日銀短観では、大企業製造業の足元の業況判断D.I.が6期連続の改善となるが、改善ペースは前回に比べ鈍化しそうだ。製造業では、...
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2010年09月08日
8月マネー統計:投資信託の伸びが失速し始める
■見出し・貸出動向: 大・中堅企業向けの減少幅が拡大傾向・マネタリーベース: 高水準の資金供給が続く・マネーストック: 投資信託の伸びが失速...
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2010年09月03日
金融市場の動き(9月)~日本株に重くのしかかる政治リスク、円高は長期化、雇用を国内に残せる成長戦略が必要
(高まる政治リスク、円高は長期化、雇用を国内に残せる成長戦略が必要)政治空白、民主党代表選・その後の政界再編の可能性など政治リスクが高...
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2010年08月09日
7月マネー統計:資金需要の減少続き、銀行貸出は8ヶ月連続の前年割れ
■見出し・貸出動向: 8ヶ月連続の前年割れ・主要銀行貸出動向アンケート調査: 資金需要の減少が続く・マネタリーベース: 平均残高は4年3カ月...
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2010年08月06日
金融市場の動き(8月)~米国で高まるデフレ懸念:デフレに陥るかは期待インフレ率がかぎ
(米国で高まるデフレ懸念)米国ではFRBが先行きの経済見通しを下方修正したように、数ヶ月前と比べて景気回復の足取りが緩慢になってきてい...
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2010年07月08日
6月マネー統計:銀行貸出の減少に歯止めはかからず
■見出し・貸出動向: 7ヶ月連続の前年割れ・マネタリーベース: 緩和姿勢は緩まず・マネーストック: 譲渡性預金への流入が顕著■introdu...
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2010年07月02日
金融市場の動き(7月)~リーマンショック後の2番底を織り込む展開:経済成長と財政の両立、欧州金融システム問題への発展など先行き不安に反応
(景気2番底を織り込む展開)日経平均株価が年初来安値を更新するなど、リスク回避の動きが強まってきている。雰囲気が変わったのは中国・欧州...
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2010年07月01日
6月調査短観~大企業・製造業の景況感は2年ぶりにマイナス脱却、設備投資もプラスへ
6月短観の大企業・製造業業況判断D.I.は1と前回調査から15ポイントの改善、08年6月調査以来のプラスとなった。足元は予想以上に堅調...
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2010年06月18日
日銀短観(6月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は10ポイント改善の▲4
6月短観の大企業製造業の業況判断D.I.は▲4と前回調査から10ポイント改善、引き続き輸出が全体を牽引する姿が確認されそうだ。景気回復...
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2010年06月17日
2010年1-3月期資金循環統計:個人金融資産は対前年44兆円増加の1453兆円
■見出し・個人金融資産残高(2010年1-3月期末): 年度ベースでは3年ぶりの増加・フロー(時価変動を除いた流出入額)の基調: 引き続き...
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2010年06月08日
5月マネー統計:銀行貸出の減少が続く、明確なビジョンが示されるか?
■見出し・貸出動向: 貸出減少が続く、政府の新成長戦略に注目・マネタリーベース: 緩和姿勢が続く・マネーストック: 通貨供給量の伸び率は拡大...
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2010年06月04日
金融市場の動き(6月)~郵政改革がもたらすものは?財政規律のゆるみか金融の歪みか
(財政赤字と郵政改革)国債残高が積みあがる中、郵政の国債消化機関としての位置付けが高まっている。今後も国債が増えるのは確実であり、郵政...
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2010年05月13日
4月マネー統計:銀行貸出は5ヶ月連続の前年比マイナスに
■見出し・貸出動向: 日銀の「成長基盤強化のための資金供給」の行方に注目・主要銀行貸出動向アンケート調査: 資金需要の減少が継続・マネタリ...
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2010年05月07日
金融市場の動き(5月)~ユーロ安のしわ寄せ、通貨安メリットのドイツ、資産効果がある米国・ない日本
(ユーロ安のしわ寄せ)ユーロ安に歯止めがかからない。今年は元切り上げの可能性も高く、現在の市場の織り込み以上に一時的に円高が進む可能性...
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2010年04月26日
ドルの信認低下と通貨のパワーバランス
基軸通貨ドルの為替レートは長期的に下落傾向にある。近頃はギリシャの財政問題などからユーロの信認(信用力)に注目が移っているが、ドルの信...
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2010年04月12日
3月マネー統計:銀行貸出は約4年半ぶりの前年比マイナス2%台
■見出し・貸出動向: 設備投資動向が今後のカギ・マネタリーベース: 追加緩和を背景に高い水準をキープ・マネーストック: 通貨供給量の伸びは緩...
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2010年04月02日
金融市場の動き(4月)~消去法的なドル高、日本株過熱判断を左右する設備投資動向
(消去法的なドル高)ファンダメンタルズなどを見ると消去法ではあるが、米国一人勝ち(と見られる)状況が生まれてきている。しかし先進国は弱...
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2010年04月01日
3月調査短観~大企業・製造業の景況感は4期連続の改善、設備投資にも下げ止まり感
3月短観の大企業・製造業業況判断DIは▲14と前回12月調査から11ポイントの改善、依然マイナス圏ながら改善は4期連続となった。前回1...
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2010年03月23日
09年10-12月期資金循環統計:個人金融資産は前年比で9期ぶりの増加
■見出し・個人金融資産残高(09年10-12月期末): 前期比でも増加、貯蓄選好が強い・フロー(時価変動を除いた流出入額)の基調: 安全性...
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2010年03月19日
日銀短観(3月調査)予測~大企業製造業・業況判断D.I.は12ポイント改善の▲13
4月1日公表の3月調査・日銀短観は、大企業製造業・業況判断DIが4期連続の改善を示すなど、輸出を起点に生産が堅調に推移し、国内景気も大...
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2010年03月18日
オバマ大統領に今求められること~「繰り返されるバブル」への挑戦
近頃は欧州や新興国経済に注目が集まっており、米国の存在感がやや薄れている感がある。ただし、今も米国は世界経済の1/4を占める最大の経済...
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2010年03月08日
2月マネー動向:銀行貸出は3カ月連続の前年比マイナス
■見出し・貸出動向: 貸出低迷が続く・マネタリーベース: 緩和姿勢を背景に潤沢な資金供給が続く・マネーストック: 通貨供給量の伸びは引き続き...
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2010年03月03日
ニッセイ景況アンケート調査結果-2009年度下期調査
■調査結果要旨I.景気動向1.企業の景況感は好転、先行きも緩やかな改善が続く見通し2.地域別業況は改善状況、先行きの方向感に大きなバラ...
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2010年01月12日
12月マネー動向:銀行貸出は4年ぶりの前年割れ
■見出し・貸出動向: 都銀は前年比マイナス幅を拡大・マネタリーベース: 追加緩和を背景に伸び率が再び拡大に転じた・マネーストック: 通貨供給...
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2010年01月08日
金融政策・市場の動き(1月)~2010年の市場テーマ:過剰流動性の吸収、新興国バブル、財政規律
金融市場の今年のテーマは「転換、出口」。金融政策では資源バブル、新興国バブルの懸念を高めている過剰流動性をどう収束に向かわせるのか、米...
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2009年12月17日
09年7-9月期資金循環統計:個人金融資産は前年比で8期連続のマイナス、前期比では微減
■見出し・個人金融資産残高(09年7-9月期末): 前期比微減、株価低迷が重しに・フロー(時価変動を除いた流出入額)の基調: 安全性重視の...
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2009年12月14日
12月調査短観~大企業・製造業の景況感は3期連続の改善だが、ペースは鈍化
12月短観・大企業製造業・業況判断DIはマイナス24と前回9月調査(マイナス33)から9ポイント上昇、3期連続の改善となった。生産・輸...
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2009年12月08日
11月マネー動向:銀行貸出の伸びは大幅に縮小、都銀はマイナスへ
■見出し・貸出動向: 銀行貸出の伸びは大幅に縮小・マネタリーベース: 今後は拡大方向へ・マネーストック: 通貨供給量の伸びは高水準■intr...
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2009年12月04日
金融政策・市場の動き(12月)~2000年代初めと似てきた物価の様相、前回同様長期デフレの始まりか?
政府は11月の月例経済報告にてデフレ認定を行ったが、現在の物価情勢は2000年度の状況と似通った面がある。当時は以後長期にわたってデフ...
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2009年12月03日
日銀短観(12月調査)予測~大企業製造業・業況判断DIは6ポイント改善の▲27
12月14日公表の12月調査・日銀短観は、大企業製造業・業況判断DIが3期連続の改善を示すなど、国内景気は底を打ち回復局面にあることを...
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2009年11月10日
10月マネー動向:投信にも一部資金還流の動き
■見出し・貸出動向: 10ヶ月連続で伸び率が縮小・主要銀行貸出動向アンケート調査: 資金需要の低迷が続く・マネタリーベース: 14ヶ月連続の...
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2009年10月23日
求められる転職市場の労働力調整機能
厚生労働省が発表した「雇用動向調査」によれば、2008年の常用労働者に占める転職者の割合を示す転職入職率(パート除き)は、景気悪化の影...
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2009年10月13日
9月マネー動向:貸出市場の二極化に歯止めかからず、(参考)政府・日銀による金融支援策の現状
■見出し・貸出動向: 伸び率はリーマン・ショック前の水準へ・マネタリーベース: 13ヶ月連続の前年比プラス・マネーストック: マネーの伸びは...
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2009年10月01日
9月調査短観~大企業・製造業の景況感は2期連続改善
9月短観・大企業製造業・業況判断DIはマイナス33と前回6月調査(マイナス48)から15ポイント上昇、2期連続の改善となった。政策効果...
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2009年09月25日
ニッセイ景況アンケート調査結果-2009年度上期調査
■調査結果要旨I.景気動向1.企業の景況感は調査開始以来の最低を記録、先行きはやや改善する見通し2.地域別業況は大都市圏での悪化が鮮明...
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2009年09月08日
8月マネー動向:貸出の伸び率縮小は止まらず、11ヶ月ぶりの1%台へ
■見出し・貸出動向: 伸び率は11ヶ月ぶりの1%台へ・マネタリーベース: 12ヶ月連続の前年比プラス・マネーストック: マネーの伸びは拡大、...
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2009年08月10日
7月マネー動向:貸出伸び率はほぼリーマン・ショック前の水準へ
■見出し・貸出動向: 2008年9月以来の低い伸び・主要銀行貸出動向アンケート調査: 貸し手側から見た資金需要の低下は鮮明に・マネタリーベ...
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2009年07月08日
6月マネー関連:銀行貸出は8ヶ月ぶりの低い伸びに
■見出し・貸出動向: 6ヶ月連続で伸び率が縮小・マネタリーベース: 10ヶ月連続の前年比プラス・マネーストック: マネーの伸びは鈍化、安全資...
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2009年06月17日
09年1-3月期資金循環統計:個人金融資産は6四半期連続の前年比マイナス、2年間で約1割が消失
■見出し・個人金融資産残高(08年度末、09年1-3月期末): 2年間で約1割が消失・フロー(時価変動を除いた流出入額)の動き: リスク回...
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2009年06月08日
5月マネー関連:銀行貸出は伸び率鈍化が続く
■見出し・貸出動向: 5ヶ月連続で伸び率が縮小・マネタリーベース: 日銀の大規模資金供給を反映し、前年水準を大きく上回る・マネーストック: ...
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2009年05月13日
4月マネー関連:銀行貸出の伸びに一服感
■見出し・貸出動向: 伸びは前月比横ばい・主要銀行貸出動向アンケート調査: 貸し手から見た資金需要の伸びは大幅鈍化・マネタリーベース: 日銀...
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2009年04月10日
3月マネー関連:3月の貸出残高は伸びがさらに鈍化
■見出し・貸出動向: 伸びがさらに鈍化・マネタリーベース: 当座預金残高は前年比69.1%の大幅な伸び・マネーストック: 安全資産へのシフト...
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