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■調査結果のポイント
◆企業の景況感は足踏み、先行きはわずかに悪化
◆円高の影響はマイナスが4割、実感は15年前の円高よりも厳しい
■調査結果要旨
I.景気動向
1.企業の景況感は足踏み、先行きはわずかに悪化
2.地域別景況感は方向性にバラつきあり、先行きは二極化の構図へ
3.10年度収益は増収増益に転じ、11年度も収益改善へ
4.10年度、11年度とも増収増益傾向が強いが、地方圏は厳しい
II.雇用、設備投資、金融環境
1.11年4月にかけて雇用に増勢の動き
2.設備投資には持ち直しの動きがあるが、慎重姿勢も残る
3.金融機関の貸出態度は緩和継続、金融危機前の水準を上回る
III.円高の影響と企業経営
1.調査の背景
2.円高の影響は「マイナスの影響」が40%、特に製造業では54%に達する
3.マイナス影響は大企業・製造業では直接的、中小企業・非製造業では間接的の傾向
4. 15年前の円高ドル安局面との比較では「今回の方が影響大」が58%
5.「今回の方が影響大」の理由は「国内の需要減少」が35%、「輸出依存度の高まり」が20%
6.「今回の方が影響小」の理由は、「海外生産シフトの進展」が38%で最多
7.企業の円高対応策は「コスト削減」が20%で最多、一部業種では「海外シフト」も高い
8.円高局面で経済対策として政府に最も求めるものは「企業減税」が16%で最多
(2011年03月02日「ニッセイ景況アンケート」)
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青山 正治
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