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■見出し
・貸出動向: 政策の下支えがあっても減少が続く
・マネタリーベース: 日銀は介入資金を放置
・マネーストック: 投資信託がついに前年比減少へ
■introduction
日銀が発表した貸出・資金吸収動向等によると、9月の銀行総貸出(平残)の前年比伸び率は▲1.8%と、10ヶ月連続の前年割れとなった。前月の同▲2.0%からはやや改善したが、ここ数ヶ月は▲2%前後での推移が続いている。地銀(第2地銀含む)は引き続き若干増加(前年比0.4%増)したが、都銀等(同▲3.9%)では大幅なマイナスが継続している。
政府・日銀はこれまで、資金繰り支援や資金需要創出のため、各種の政策を導入してきた。具体的には、「中小企業金融円滑化法」(6月末時点累計利用額約14兆円)、「景気対応緊急保証制度」(10月14日時点累計保証額約23兆円)、「成長基盤強化を支援するための資金供給」(第一回供給額4625億円)などだ。すなわち、現在の貸出残高はこれら政策で下支えされている面があり、これらを除いたベースではさらに深刻な状況となる(図表1~5)。
(2010年10月18日「経済・金融フラッシュ」)
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03-3512-1870
- ・ 1998年 日本生命保険相互会社入社
・ 2007年 日本経済研究センター派遣
・ 2008年 米シンクタンクThe Conference Board派遣
・ 2009年 ニッセイ基礎研究所
・ 順天堂大学・国際教養学部非常勤講師を兼務(2015~16年度)
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