- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 金融・為替 >
- 金融市場・外国為替(通貨・相場) >
- 資金循環統計(11年10-12月期) ~個人金融資産は前年比6兆円減の1483兆円
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■見出し
・個人金融資産(11年12月末): 前期比では13兆円増、現預金割合は過去最高更新
・フロー(時価変動を除いた流出入額)の基調: 流動性預金への流入が続く
・部門別資金過不足等: 海外の国債保有額がまたも過去最高を更新
■introduction
2011年12月末の個人金融資産残高は、前年比6兆円減(0.4%減)の1483兆円となった。一年間でフローの資金流入が17兆円あったものの、株安・円高等を背景とする時価減少23兆円(うち投資信託が7兆円、株式・出資金が15兆円)が大きく上回った。
四半期ベースでは、前期(2011年9月)末比で13兆円の増加。ただし、10-12月は一般的に賞与の支給月を含むことから例年フローで流出超となる傾向がある。今回も17兆円の流入超となったものの、時価の減少が4兆円(内訳は株式・出資金が3兆円減、投資信託が0.4兆円減)発生した。欧州債務危機緊迫化等に伴う円の高止まりと、株価下落が響いたようだ。
個人金融資産残高の内訳としては引き続き現預金の割合が上昇し、56.5%と現行統計開始以来の最高を2期連続で更新している(図表1~4)。
(2012年03月23日「経済・金融フラッシュ」)
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1870
- ・ 1998年 日本生命保険相互会社入社
・ 2007年 日本経済研究センター派遣
・ 2008年 米シンクタンクThe Conference Board派遣
・ 2009年 ニッセイ基礎研究所
・ 順天堂大学・国際教養学部非常勤講師を兼務(2015~16年度)
上野 剛志のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/05/08 | 原油安に拍車をかけるOPECプラス~トランプ関税の行方に影響も | 上野 剛志 | Weekly エコノミスト・レター |
2025/04/18 | トランプ関税発の円高は止まるか?~マーケット・カルテ5月号 | 上野 剛志 | 基礎研マンスリー |
2025/04/11 | 貸出・マネタリー統計(25年3月)~貸出金利は上昇中だが、貸出残高は増勢を維持、現金・普通預金離れが進む | 上野 剛志 | 経済・金融フラッシュ |
2025/04/07 | トランプ関税と円相場の複雑な関係~今後の展開をどう見るか? | 上野 剛志 | Weekly エコノミスト・レター |
新着記事
-
2025年05月09日
グローバル株式市場動向(2025年4月)-トランプ関税への各国の対応が注目される -
2025年05月09日
英国金融政策(5月MPC公表)-トランプ関税が利下げを後押し -
2025年05月09日
官民連携「EVカーシェア」の現状-GXと地方創生の交差点で進むモビリティ変革の芽 -
2025年05月09日
ESGからサステナビリティへ~ESGは目的達成のための手段である~ -
2025年05月09日
減速に拍車がかかる米労働市場-足元は堅調維持もトランプ政権の高関税政策が継続する場合に大幅な減速は不可避
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
【資金循環統計(11年10-12月期) ~個人金融資産は前年比6兆円減の1483兆円】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
資金循環統計(11年10-12月期) ~個人金融資産は前年比6兆円減の1483兆円のレポート Topへ