- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 金融・為替 >
- 金融政策 >
- 為替市場はいよいよ正念場へ突入~マーケット・カルテ11月号
為替市場はいよいよ正念場へ突入~マーケット・カルテ11月号
基礎研REPORT(冊子版) 2015年11月号
03-3512-1870
このレポートの関連カテゴリ
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
ドル円相場は120円付近の膠着した推移が続いている。米国で10月始めに発表された雇用統計の結果が冴えなかったことで年内の利上げ観測が後退し、ドル安圧力が強まった一方で、日銀による10月末緩和観測の高まりが円安圧力となり、両者がせめぎあっている形だ。
今後3ヵ月はいよいよ正念場を迎える。舞台の主役は日米の金融政策だ。米利上げと日銀追加緩和それぞれの有無によって、ドル円は大きく左右される。筆者のメインシナリオは米利上げが12月、日本の追加緩和が1月末というものだ。この通りとなれば、10月末には追加緩和見送りを受けた失望によって一旦円高へ。その後は徐々に米利上げと先行きの日銀追加緩和を織り込む形で円安ドル高になると見ている。3ヵ月後の水準は現在よりもやや円安と予想する。
リスクシナリオは、中国懸念や米国経済指標の伸び悩みなどから、米利上げが年内に実施されないケース。この場合はドル安圧力がさらに増すため、現状よりも円高になる。
ユーロ円相場は、135円を挟んで方向感を欠いた展開が続いている。日本とユーロ圏では景気や金融政策の状況に大差がないため、方向感が出にくい。今後3ヵ月以内には日銀もECBも追加緩和をしないと見ているが、日銀については10月末追加緩和観測が高まっているだけに、見送りを受けて一旦円高ユーロ安が進むと見ている。3ヵ月後の水準も現状比でやや円高ユーロ安と予想している。
長期金利は利上げ観測後退に伴う米金利低下を受けて、0.3%台前半での低迷が続いている。今後3ヵ月では、米利上げに伴う米金利上昇に伴って水準を切り上げると予想している。ただし、日銀による追加緩和観測が台頭することもあり、大幅な金利上昇はない。
(執筆時点:2015/10/21)
(2015年10月21日「基礎研マンスリー」)
このレポートの関連カテゴリ
03-3512-1870
新着記事
-
2025年12月09日
米国経済の見通し-政策不透明感の中でも底堅さを維持する米経済。関税政策の影響緩和などから26年も堅調を予想 -
2025年12月09日
2025年 年金改正法の施行に向けて、政府の準備が進展~年金改革ウォッチ 2025年12月号 -
2025年12月09日
中小企業のサステナビリティ情報開示の現状と課題~中小企業が情報開示に取り組むメリット~ -
2025年12月09日
景気ウォッチャー調査2025年11月~緊張続く日中関係、現状判断DIは7ヵ月ぶりに悪化~ -
2025年12月09日
Investors Trading Trends in Japanese Stock Market:An Analysis for November 2025
お知らせ
-
2025年12月01日
News Release
-
2025年12月01日
News Release
-
2025年07月01日
News Release
【為替市場はいよいよ正念場へ突入~マーケット・カルテ11月号】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
為替市場はいよいよ正念場へ突入~マーケット・カルテ11月号のレポート Topへ










