- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 家計の貯蓄・消費・資産 >
- 資金循環統計(12年10-12月期)~個人金融資産は前年比47兆円増の1547兆円
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■見出し
・個人金融資産(12年12月末): 前期比では38兆円増
・資金流出入の詳細: リスク性資産へのシフトはみられず
・部門別資金過不足等: 海外勢の国債保有額はやや減少
■introduction
2012年12月末の個人金融資産残高は、前年比47兆円(3.1%)増の1547兆円となった。前年比伸び率は07年6月末以来、残高は07年9月末以来の高水準である。一年間に25兆円の資金流入(フロー)があったうえ、時価が22兆円増加(うち株式・出資金が13兆円、投資信託が5兆円)したため、金融資産が大きく増加した。
四半期ベースでは、前期(12年7-9月)末比で38兆円の増加となった。例年10-12月期は一般的な賞与支給月を含むことからフローで流入超過となる傾向があり、今回もフローで20兆円の流入超過となった。さらに、11月半ば以降急速に進んだ円安・株高により、時価の増加が18兆円(うち株式・出資金が12兆円、投資信託が5兆円)に達したことが残高を押し上げた。
その後1-3月期には、大幅な円安・株高が進行しており、足元の個人金融資産は12月末時点からさらに増加しているとみられる(図表1~4)。
(2013年03月25日「経済・金融フラッシュ」)
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1870
- ・ 1998年 日本生命保険相互会社入社
・ 2007年 日本経済研究センター派遣
・ 2008年 米シンクタンクThe Conference Board派遣
・ 2009年 ニッセイ基礎研究所
・ 順天堂大学・国際教養学部非常勤講師を兼務(2015~16年度)
上野 剛志のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/09/05 | 金(Gold)の強気相場は続くか~3600ドル到達後のNY金見通し | 上野 剛志 | Weekly エコノミスト・レター |
2025/08/22 | 米利下げ再開が視野に、円高進行の目途は?~マーケット・カルテ9月号 | 上野 剛志 | 基礎研マンスリー |
2025/08/12 | 貸出・マネタリー統計(25年7月)~銀行貸出が連月で急増、定期預金も増勢を拡大中 | 上野 剛志 | 経済・金融フラッシュ |
2025/08/04 | 長期金利1.6%到達は通過点か?~今後の金利見通し | 上野 剛志 | Weekly エコノミスト・レター |
新着記事
-
2025年09月17日
ふるさと納税「お得競争」の終焉-ポイント還元の廃止で問われる「地域貢献」と「持続可能な制度」のこれから -
2025年09月17日
貿易統計25年8月-関税引き上げの影響が顕在化し、米国向け自動車輸出が数量ベースで大きく落ち込む -
2025年09月17日
「最低賃金上昇×中小企業=成長の好循環」となるか?-中小企業に託す賃上げと成長の好循環の行方 -
2025年09月17日
家計消費の動向(二人以上世帯:~2025年7月)-実質賃金改善下でも「メリハリ消費」継続、娯楽支出は堅調を維持 -
2025年09月16日
インド消費者物価(25年9月)~8月のCPI上昇率は+2.1%に上昇、GST合理化でインフレ見通しは緩和
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年07月01日
News Release
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
【資金循環統計(12年10-12月期)~個人金融資産は前年比47兆円増の1547兆円】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
資金循環統計(12年10-12月期)~個人金融資産は前年比47兆円増の1547兆円のレポート Topへ