- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 金融・為替 >
- 金融市場・外国為替(通貨・相場) >
- 緊張感はしばらく払拭されず~マーケット・カルテ6月号
緊張感はしばらく払拭されず~マーケット・カルテ6月号
03-3512-1870
このレポートの関連カテゴリ
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
欧州情勢が再び緊迫度合いを高めている。5月上旬に行われたフランス大統領選、ギリシャ議会選挙の結果、これまで何とか組み上げてきた「緊縮財政による財政危機解決」というシナリオに疑念が生じたためだ。世界の金融市場ではリスク回避姿勢が強まり、株安・金利低下・ユーロ安が鮮明になっている。
筆者はギリシャのユーロ離脱の実現性は依然低いと見るが、市場は最悪の事態も織り込みつつ、少なくとも6月に行われるギリシャ再選挙後の動向を見極めるまでは、リスク回避モードでの様子見が続くだろう。従って、ユーロレートは底這う可能性が高い。円・ドルレートは、円もドルも共に危機時の資金逃避先として選好されることから方向感が出ず、膠着ぎみの推移が予想されるが、米国に失望するような経済指標が出ると一旦円高・ドル安に振れる局面も。その後、夏場を過ぎると欧州での危機回避の政治的合意が何とかまとまり、米景気についても底堅さが確認され回復期待が高まることから、円高圧力が軽減し、円はドル、ユーロに対してやや下落すると見る。
長期金利についても、リスク回避的な債券需要からしばらく低位で推移すると見る。ただし、現在の水準は下げ過ぎている感があり、市場の警戒感も強い。夏場以降にはユーロ圏に対する緊張感の緩和と米景気回復期待に伴う米金利上昇に伴って上昇し、半年後の金利は現在よりも高い水準にあると見ている。
(2012年06月01日「基礎研マンスリー」)
このレポートの関連カテゴリ
03-3512-1870
新着記事
-
2025年12月16日
日銀利上げが確実視、でも進まない円高の行方~マーケット・カルテ1月号 -
2025年12月16日
講義中にネトフリを見る学生たち-8割の学生が「講義中に動画を見たことがある」と回答 -
2025年12月16日
変わるクリスマス~「誰と過ごすか」から「どう過ごしたいか」へ-データで読み解く暮らしの風景 -
2025年12月16日
中国の社会保障財政(2024年)【アジア・新興国】中国保険市場の最新動向(72) -
2025年12月16日
今週のレポート・コラムまとめ【12/9-12/15発行分】
お知らせ
-
2025年12月16日
News Release
令和7年度 住宅ストック維持・向上促進事業「良質住宅ストック形成のための市場環境整備促進事業」に関するシンポジウムの開催
-
2025年12月01日
News Release
-
2025年12月01日
News Release
【緊張感はしばらく払拭されず~マーケット・カルテ6月号】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
緊張感はしばらく払拭されず~マーケット・カルテ6月号のレポート Topへ










