- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 金融・為替 >
- 金融市場・外国為替(通貨・相場) >
- 12月マネー統計~貸出は底入れ感が鮮明に、紙幣残高は過去最高に
■見出し
・貸出動向:前年比0.5%増
・マネタリーベース:紙幣の発行残高が過去最高に
・マネーストック:M2、M3は過去最高に
■introduction
日銀が発表した12月の貸出・資金吸収動向等によると、銀行総貸出(平残)の前年比伸び率は0.5%と前月の0.2%からプラス幅を拡大し、底入れ感が鮮明になってきている。前年比プラスは3ヶ月連続となる。
内訳では、地銀が前年比2.0%増(前月は1.9%増)、都銀等が同▲1.0%減(前月は▲1.4%減)と引き続き地銀が優勢だが、都銀等のマイナス幅縮小も顕著になっている。貸出先別(11月まで)で見ると、中小企業ではマイナスが続いているが、社債発行が困難となっている電力会社向け貸出増加などから大企業向けがプラス幅を拡大している(図表1~5)。
先行きについては、復興需要が貸出残高の増加要因として見込まれる一方、欧州危機や新興国経済減速等に伴う企業の設備投資マインド悪化が懸念材料となる。
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1870
ソーシャルメディア
新着記事
-
2021年04月13日
ASEANの貿易統計(4月号)~2月の輸出はベトナム旧正月の影響を受けて鈍化 -
2021年04月13日
地震の報道発表の表現の変更-余震という言葉は使わない~災害・防災、ときどき保険(13) -
2021年04月13日
今週のレポート・コラムまとめ【4/6~4/12】:アフターコロナを見据えた働き方とオフィス戦略の在り方(前編)-メインオフィスの重要性と働く環境の選択の自由を「原理原則」に -
2021年04月13日
貸出・マネタリー統計(21年3月)~日銀による資金供給量の伸びが2割を突破、現金残高は約5年ぶりの高い伸びに -
2021年04月13日
欧州大手保険グループの2020年末SCR比率の状況について(2)-ソルベンシーIIに基づく数値結果報告(比率の推移分析と感応度の推移)-
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2021年04月12日
News Release
-
2021年04月02日
News Release
-
2021年01月21日
News Release
【12月マネー統計~貸出は底入れ感が鮮明に、紙幣残高は過去最高に】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
12月マネー統計~貸出は底入れ感が鮮明に、紙幣残高は過去最高にのレポート Topへ