- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 2010年4-6月期 資金循環統計:個人金融資産は前年比微増の1445兆円
■見出し
・個人金融資産残高(2010年4-6月期末): 前期末比では▲12兆円の減少
・フロー(時価変動を除いた流出入額)の基調: 安全性重視、運用難の色彩強い
■introduction
2010年6月末の個人金融資産残高は1445兆円、前年比微増(5兆円増)となった。1年間で11兆円のネット資金流入があったものの、時価変動のマイナス影響▲6兆円(うち株式・出資金が▲5兆円、投信が▲2兆円)が響いた(図表1)。
四半期ベースでは、前期(2010年1-3月)末比▲12兆円の減少となった。4-6月期は一般的に賞与の支給月を含むことから、例年フローで流入超過となる傾向があり、今回も8兆円の流入超過となったが、株式・出資金、投信などの時価減少の影響▲20兆円がこれを上回った(図表2~4)。
前年比でも前期末比でも株安・円高が進むなど、運用環境はかなり厳しく、個人金融資産への逆風となって現れた形だ。
(2010年09月17日「経済・金融フラッシュ」)
このレポートの関連カテゴリ
03-3512-1870
- ・ 1998年 日本生命保険相互会社入社
・ 2007年 日本経済研究センター派遣
・ 2008年 米シンクタンクThe Conference Board派遣
・ 2009年 ニッセイ基礎研究所
・ 順天堂大学・国際教養学部非常勤講師を兼務(2015~16年度)
上野 剛志のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2024/12/13 | 日銀短観(12月調査)~景況感はほぼ横ばい、総じて「オントラック」を裏付け、日銀の利上げを後押しする内容 | 上野 剛志 | Weekly エコノミスト・レター |
2024/12/11 | 貸出・マネタリー統計(24年11月)~企業の定期預金シフトが顕著に、個人の動きはまだ鈍い | 上野 剛志 | 経済・金融フラッシュ |
2024/12/10 | 2025年はどんな年? 金融市場のテーマと展望 | 上野 剛志 | Weekly エコノミスト・レター |
2024/12/05 | 日銀短観(12月調査)予測~大企業製造業の業況判断DIは2ポイント低下の11と予想、日銀の利上げ判断を補強するか | 上野 剛志 | Weekly エコノミスト・レター |
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年12月13日
ECB政策理事会-3会合連続となる利下げを決定 -
2024年12月13日
インド消費者物価(24年11月)~11月のCPI上昇率は4カ月ぶりに低下、食品価格の高騰がやや緩和 -
2024年12月13日
海底資源探査がもたらす未来-メタンハイドレートと海底金属 -
2024年12月13日
日銀短観(12月調査)~景況感はほぼ横ばい、総じて「オントラック」を裏付け、日銀の利上げを後押しする内容 -
2024年12月13日
グローバル株式市場動向(2024年11月)-トランプ氏の影響で米国は上昇するが新興国は下落
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
【2010年4-6月期 資金循環統計:個人金融資産は前年比微増の1445兆円】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
2010年4-6月期 資金循環統計:個人金融資産は前年比微増の1445兆円のレポート Topへ