- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 金融・為替 >
- 金融市場・外国為替(通貨・相場) >
- 2月マネー動向:銀行貸出は3カ月連続の前年比マイナス
■見出し
・貸出動向: 貸出低迷が続く
・マネタリーベース: 緩和姿勢を背景に潤沢な資金供給が続く
・マネーストック: 通貨供給量の伸びは引き続き高水準
■introduction
日銀の貸出・資金吸収動向等によると、2月の銀行総貸出(平残)の前年同月比伸び率は▲1.6%と4年ぶりの前年割れとなった09年12月以降3カ月連続のマイナスとなった。
都銀等では同▲3.3%(前月は▲3.4%)と大幅なマイナスとなった。比較対象である09年2月はリーマン・ショック後の金融市場の混乱に伴う貸出の急増が生じていた時期にあたり、その反動が出ているというテクニカルな面もあるが、企業の設備・運転資金の需要低迷により、銀行貸出残高自体が弱めに推移しているという要素も否めない(図表1~6)。
特に中小企業向け貸出は前年比▲3%台で推移している。12月初旬に「中小企業金融円滑化法」が施行されたが、資金繰りにも依然として厳しさが見られる。
(2010年03月08日「経済・金融フラッシュ」)
このレポートの関連カテゴリ
03-3512-1870
- ・ 1998年 日本生命保険相互会社入社
・ 2007年 日本経済研究センター派遣
・ 2008年 米シンクタンクThe Conference Board派遣
・ 2009年 ニッセイ基礎研究所
・ 順天堂大学・国際教養学部非常勤講師を兼務(2015~16年度)
上野 剛志のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2024/10/01 | 日銀短観(9月調査)~景況感はほぼ横ばい、設備投資は堅調維持、日銀の見通しに概ね沿った内容に | 上野 剛志 | Weekly エコノミスト・レター |
2024/09/19 | 資金循環統計(24年4-6月期)~個人金融資産は前年比98兆円増の2212兆円と過去最高に、リスク性資産への投資が進む | 上野 剛志 | 経済・金融フラッシュ |
2024/09/18 | 日銀短観(9月調査)予測~大企業製造業の業況判断DIは1ポイント低下の12と予想、価格転嫁の勢いに注目 | 上野 剛志 | Weekly エコノミスト・レター |
2024/09/17 | 円相場は一時1ドル140円割れ、円高は続くか?~マーケット・カルテ10月号 | 上野 剛志 | 基礎研マンスリー |
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年10月03日
暑さ指数(WBGT)と熱中症による搬送者数の関係 -
2024年10月03日
公的年金の制度見直しは一日にしてならず -
2024年10月03日
市場参加者の国債保有余力に関する論点 -
2024年10月03日
先行き不透明感が晴れない中国経済 -
2024年10月03日
市場構造の見直しと企業価値向上施策による株式市場の活性化
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
【2月マネー動向:銀行貸出は3カ月連続の前年比マイナス】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
2月マネー動向:銀行貸出は3カ月連続の前年比マイナスのレポート Topへ