2012年03月09日

2月マネー統計~銀行貸出増加の要因を探る

経済研究部 上席エコノミスト 上野 剛志

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■見出し

・貸出動向:5ヶ月連続の前年比プラス
・マネタリーベース:12ヶ月ぶりの低い伸び
・マネーストック:リスク回避姿勢は引き続き強い

■introduction

日銀が発表した2月の貸出・資金吸収動向等によると、銀行総貸出(平残)の前年比伸び率は0.8%(前月は0.7%)と5ヶ月連続の前年比プラスとなった。プラス幅は月を追うごとに拡大している。残高は395.3兆円、前年比では3.1兆円の増加となっている。業種別の内訳では、地銀が前年比2.1%増(前月も同じ)、都銀等が同▲0.5%減(前月は▲0.6%減)となった(図表1~3) 。

(2012年03月09日「経済・金融フラッシュ」)

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経済研究部   上席エコノミスト

上野 剛志 (うえの つよし)

研究・専門分野
金融・為替、日本経済

経歴
  • ・ 1998年 日本生命保険相互会社入社
    ・ 2007年 日本経済研究センター派遣
    ・ 2008年 米シンクタンクThe Conference Board派遣
    ・ 2009年 ニッセイ基礎研究所

    ・ 順天堂大学・国際教養学部非常勤講師を兼務(2015~16年度)

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