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日銀短観(6月調査)予測~大企業製造業の業況判断D.I.は10ポイント改善の▲4
経済研究部 上席エコノミスト 上野 剛志
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- 6月短観の大企業製造業の業況判断D.I.は▲4と前回調査から10ポイント改善、引き続き輸出が全体を牽引する姿が確認されそうだ。景気回復は他分野にも波及し始めており、非製造業、中小企業でも緩やかな景況感回復が確認されるだろう。ただし、4月下旬以降のギリシャ問題に端を発した市場の混乱、中国経済の過熱感が景況感の重石となり、先行きの改善はやや慎重な見方となりそうだ。
- 注目度が高い大企業製造業の業況判断D.I.は▲4、同非製造業では▲8と、それぞれ前回調査から10ポイント、6ポイントの改善となるだろう。中小企業については、製造業が▲23、非製造業が▲29とそれぞれ前回調査から7ポイント、2ポイントの改善となると予想する。従来同様、アジア向けを中心とする輸出の貢献から製造業での強めの改善が予想される。一方、非製造業でも、デフレの影響は払拭できないものの、足元の個人消費の持ち直しが景況感改善を後押ししそうだ。
- 2010年度の設備投資計画は前年度比1.0%と前回調査は▲3.9%から上方修正、プラスに転じると予想。設備の過剰感はまだ強いものの緩和方向にあること、企業収益の改善などがその理由である。一方、投資は更新が中心となり、能力増強の差し迫った必要はなく、また先行き不透明感の高まりもあって、大幅なプラスにはまだ至らないと見る。
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