2021年05月19日

原油価格の注目点と見通し~国内のガソリン高は収まるか?

経済研究部 上席エコノミスト 上野 剛志

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■要旨

これまで原油価格を支えてきたOPECプラスによる減産について、4月に縮小が決定されるという明確な悪材料があったにもかかわらず、原油価格が堅調に推移し、高値を維持している。この要因を分析したうえで、先行きの注目点を点検し、原油価格の見通しを考える。

さらに、原油価格変動の影響が一般家計にとって最も直接的かつ顕著に現れる国内のガソリン価格について、その価格構造を分析したうえで、昨今のガソリン高が収束する可能性について考察する。

■目次

1――原油価格の注目点と見通し
  1|OPECプラス減産縮小でも原油価格は高止まり
  2|原油価格高止まりの要因
  3|今後の注目点と見通し
2――国内のガソリン高は収まるか
  1|ガソリン価格の構造と上昇の理由
  2|ガソリン価格が低下に向かう可能性は?
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経済研究部   上席エコノミスト

上野 剛志 (うえの つよし)

研究・専門分野
金融・為替、日本経済

経歴
  • ・ 1998年 日本生命保険相互会社入社
    ・ 2007年 日本経済研究センター派遣
    ・ 2008年 米シンクタンクThe Conference Board派遣
    ・ 2009年 ニッセイ基礎研究所

    ・ 順天堂大学・国際教養学部非常勤講師を兼務(2015~16年度)

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