- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 金融・為替 >
- 金融市場・外国為替(通貨・相場) >
- 7月マネー動向:貸出伸び率はほぼリーマン・ショック前の水準へ
■見出し
・貸出動向: 2008年9月以来の低い伸び
・主要銀行貸出動向アンケート調査: 貸し手側から見た資金需要の低下は鮮明に
・マネタリーベース: 11ヶ月連続の前年比プラス
・マネーストック: マネーの伸びは再び拡大、安全資産への資金流入が続く
■introduction
日銀の貸出・資金吸収動向等によると、7月の銀行総貸出(平残)の伸び率は前年比2.2%と7ヶ月連続で伸び率が縮小し、2008年9月以来の低い伸びとなった。景気低迷に伴って資金需要が低迷しているほか、CP・社債市場の機能が回復しており、貸出需要が頭打ちになってきている。業態別では特にリーマン・ショック以降に貸出が急増した都銀の低下が顕著であり、大企業向け貸出とほぼ同様の動きを示している。(図表1~4)
一方、中小企業向け貸出については長期にわたり前年比マイナス圏での推移が続いている。政府による信用保証制度の保証債務残高は積み上がっており、また中小の倒産件数も高止まりしていることから、中小企業の資金繰りは引き続き厳しい状況にあり、大企業との間での企業金融の2極化状態は依然解消していないものとみられる。(図表5,6)
このレポートの関連カテゴリ
03-3512-1870
- ・ 1998年 日本生命保険相互会社入社
・ 2007年 日本経済研究センター派遣
・ 2008年 米シンクタンクThe Conference Board派遣
・ 2009年 ニッセイ基礎研究所
・ 順天堂大学・国際教養学部非常勤講師を兼務(2015~16年度)
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年04月25日
欧州大手保険グループの地域別の事業展開状況-2023年決算数値等に基づく現状分析- -
2024年04月24日
中国経済の現状と注目点-24年1~3月期は好調な出だしとなるも、勢いが持続するかは疑問 -
2024年04月24日
人手不足とインフレ・賃上げを考える -
2024年04月24日
米国でのiPhone競争法訴訟-司法省等が違法な独占確保につき訴え -
2024年04月23日
他国との再保険の監督に関する留意事項の検討(欧州)-EIOPAの声明
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【7月マネー動向:貸出伸び率はほぼリーマン・ショック前の水準へ】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
7月マネー動向:貸出伸び率はほぼリーマン・ショック前の水準へのレポート Topへ