篠原 拓也

保険研究部 主任研究員・年金総合リサーチセンター兼任

篠原 拓也(しのはら たくや)

研究・専門分野
保険商品、保険計理

篠原 拓也のレポート

2017年12月12日

アメリカ洪水保険の浸透-加入率の向上には何が必要か?

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日本では、代表的な自然災害として、地震が挙げられる。一方、アメリカでは、洪水が最も大きい自然災害とされる。南部諸州では、秋口にハリケーンが襲来することがあ...

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2017年12月04日

打ち切りの反映-計算方法は、技術の進化に応じて見直すべきか?

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疫学で有名な分析に、生存分析がある。ある生物について、生息環境ごとの寿命の違いを調べたり、ある医薬品を投与した患者について、その医薬品の有効性を計測するた...

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2017年11月21日

診療報酬の審査-医療の適正性はどのように確保されているのか?

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日本では、近年の医療費の増加に注目が集まっている。公的医療保険制度を安定して運営するためには、医療費のムダをなくしていくことが不可欠とされている。医療費は...

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2017年11月16日

麻酔医療の現状-これからの麻酔医療は、誰に担ってもらうか?

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麻酔科医は、手術に際して、患者に麻酔をかけることを、主な仕事としている。麻酔は、手術を安全に、安心して行うための前提条件であり、手術の成否を左右する重要な...

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2017年11月06日

医療における規模の経済性-患者が増えると平均費用が増す?

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医療は、サービス業の一種と見ることができる。通常、サービスは、それを行うための施設、設備、スタッフ等の配備により、提供できる上限の量が定まる。医療を経済的...

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2017年10月10日

高齢者死亡率の研究-年齢とともに上昇する死亡率に、減速や収れんは見られるか?


死亡率は、生命保険などの数理計算に不可欠の要素であり、各国の人口学者、アクチュアリー等の間で研究されている。現在、先進国を中心に、死亡率が低下し、平均寿命...

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2017年10月02日

マスクは何重にかけるべきか-人を疑いだしたら、きりがない?

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医薬品の開発の過程では、候補薬を、実際に患者に投与する臨床試験が行われる。臨床試験の際は、候補薬の効き目や副作用などを確認するために、患者を、候補薬の投与...

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2017年09月12日

アクチュアリー気候指数の開発-異常気象の発生度合いは、指数で表せるか?


アメリカとカナダのアクチュアリー会は、共同で、アクチュアリー気候指数を開発した。21世紀には、地球温暖化を背景に、グローバルな気候変動が進むものと予測され...

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2017年09月04日

作られた有意性-前提に、手を加えられてはいないか?

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人々の健康状態や、病気について、統計学を用いて解明する学問分野として、疫学がある。疫学では、仮説検定が行われることが多い。その流れは、次の(1)~(5)の...

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2017年08月15日

医療機器の生産・出荷と輸出入-医療機器の輸入超過は、どの程度進んでいるか?


日本の成長戦略の重要な分野として、医療機器の製造が挙げられる。医療機器には、コンピューターや、高度な精密機械技術を要するものがある。また、体内組織を代替す...

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2017年08月08日

交絡因子の考察ー因果関係を検討する際に、注意すべきポイントは?

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人々の健康状態や病気について、解明する学問分野として、疫学がある。疫学では、人、原因、環境の3つの要素が揃ったときに病気が起こる、という考え方が論じられて...

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2017年08月03日

女性医療の現状(後編)-骨粗鬆症のリスクを減らすには、どうしたらよいか?


前稿(前編)では、女性のライフサイクルと、胎児・幼児期から、思春期、性成熟期、妊娠・出産までの女性医療の主なテーマについて概観した。その中で、女性には、月...

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2017年08月01日

調査から離脱した人の取り扱い-収集できたデータは、真実を物語っているか?

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医薬品開発では、新しい候補薬の効果をみるために、臨床試験が行われる。通常、臨床試験では、複数の患者や健常者に対して、候補薬を施して、一定期間後に、その効果...

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2017年07月28日

女性医療の現状(前編)-無理なダイエットは、高齢期にどのような影響をもたらすか?


日本では、高齢化が進む中で、高齢者への医療のあり方が問われている。非効率なサービスや、財政の逼迫など、保険を含めた医療制度の改革は、喫緊の課題となっている...

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2017年07月25日

後発医薬品の普及-調剤医療費の増加は抑制できているか?


高齢化が進む中で、増大する医療費への関心は高まっている。その中でも、医薬品については、メディアで取り上げられることが増えている。本稿では、現在、医薬品費用...

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2017年07月11日

医療広告規制の変化-医療機関の広告はどこまで可能なのか?


医療は、人の生命・身体に関わるサービスである。また、医療は極めて専門性の高いサービスでもある。こうしたことから、医療に関する広告については、様々な規制が設...

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2017年07月04日

救急搬送と救急救命のあり方


日本では、高齢化が進んでいる。2025年には、団塊の世代(1947~49年生まれ)が全て75歳以上となり、後期高齢者医療制度に加入する。現在、医療・介護制...

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2017年07月03日

感染症の拡大防止-感染症を収束させるには、どうしたらよいか?

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はるか昔から、人類は、感染症にさいなまれてきた。公衆衛生が向上し、予防接種が浸透している現在でも、多くの感染症が発生している。感染症の中でも、毎年、世界的...

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2017年06月13日

保険金詐欺の発生状況-日本と比べて、欧米では保険金詐欺はどうなっているか?


保険にはモラルハザードがつきものである。保険の契約者や受取人による保険金詐欺は、古くから問題とされてきた。今日、保険会社は、約款の中に、詐欺による無効の規...

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2017年06月05日

交絡因子の考察-因果関係を検討する際に、注意すべきポイントは?

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人々の健康状態や、人がかかる病気について、統計学を用いて解明する学問分野として、疫学がある。疫学では、昔から、人、原因、環境の3つの要素が揃ったときに病気...

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2017年05月23日

訪問介護・通所介護の現状-介護職員不足は、どのように解消すべきか?


日本では、高齢化が進み、介護を必要とする人の数は増え続けると見られる。介護は、在宅介護と施設介護に分けられる。施設介護では、入居施設の整備が進められている...

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2017年05月02日

シンプソンのパラドックス-合計で見ると、結果が変わる?

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統計には、物事の優劣を、端的に表すことができるという長所がある。データを用いて、定量的に示された統計値は、見るものに有無を言わせない、圧倒的な切れ味を持つ...

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2017年04月24日

地域医療構想と病床規制の行方-在宅医療の体制づくりが急がれるのは、どのような構想区域か?


日本では、疾患を抱えた高齢期の患者の数が増加すると見込まれている。これに伴い、患者の健康寿命を延伸させつつ、医療費の抑制を目指して、病床機能の見直しが図ら...

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2017年04月10日

介護の国際数量比較-日本の介護は、他国よりも優れているのか?


日本では、高齢化が進み、高齢者の医療や介護への関心が高まっている。日本の公的介護保険制度は、2000年に開始された。公的介護保険のサービス利用者は、年々増...

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2017年04月03日

有病率と発生率の違い-リスクの評価には、どちらの率を用いるべきか?

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人々の健康状態や、人がかかる病気について、統計学を用いて解明する学問分野として、疫学がある。疫学では、ある病気のかかりやすさが問題とされることが多い。病気...

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2017年03月14日

米医療保険制度改革の振り返り-オバマケアは、なぜ人気がなかったのか?


アメリカでは、2014年に、医療保険制度改革(いわゆる「オバマケア」)が実施され、国民皆保険制度の実現に向けた取り組みが進められた。その後3年あまりが経過...

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2017年03月06日

帰無仮説が棄却されないとき-統計的検定で、結論がわかりやすいときには、ご用心

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数学は、はっきりと白黒がつく学問である。高校や中学の数学の問題では、答案は、正しいか、誤りかのどちらかだ。これは、誰もが理解しうる論理の明瞭性という魅力に...

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2017年02月07日

生活保護と医療-医療の格差は生じていないか?


日本では、生活保護の受給が過去最多の水準になっている。生活保護受給者にとって、健康の維持や、病気になったときの医療へのアクセスは、大きな関心事となる。一方...

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2017年02月06日

本当に独立なのか-確率は、いつでも掛け算できるのか?

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確率は、日常生活の中に、浸透している。例えば、テレビの天気予報では、毎朝、地域別に、今日や明日の降雨確率が示される。確率は、0から100%までの値で、数値...

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2017年01月10日

努力はどう報われるか-人は、どのように成長していくのか?

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多くの人が、日々、学問や仕事など、様々なことに努力している。注いだ努力が、すべて成果に結びつけばいいのだが、そう簡単にはいかない。たくさん勉強や訓練をした...

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2016年12月13日

パンデミックリスクの計量-予測モデルの精度を高めるには、どうしたらよいか?


現代の社会は、常に、パンデミックの脅威にさらされている。近年の大規模な感染症として、2014年初頭から西アフリカで発生したエボラ出血熱は、人々の記憶に新し...

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2016年12月12日

歯科医療の変化-かかりつけ歯科医は何をすべきか?


日本では、高齢化が進んでいる。それに伴い、全国で、地域包括ケアシステムの実現に向けた準備が進められている。地域包括ケアシステムでは、病院から地域へと、医療...

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2016年12月07日

心地よい混み具合-適度なバランスは、どのように定まるのか?

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現代の社会は、なにかと混み合う。毎年、お盆の時期や、年末年始には、帰省ラッシュで、電車も道路も混み合う。有名なラーメン屋では、いつも店の周囲に長蛇の列がで...

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2016年11月14日

リハビリテーションの浸透-患者のQOLの改善は進むか?


日本では、人口の高齢化が進んでいる。それとともに、高齢患者も増加している。近年、医療技術が進歩し、一命を取りとめるケースが増えた。ただし、死亡を免れても麻...

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2016年11月07日

偽陽性と偽陰性のバランス-陽性の検診結果をどう見るべきか?

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医療では、病気にかかっているかどうかをみるために、がん検診をはじめ、様々な検診が行われている。しかし、日本ではその受診率が、欧米の先進国よりも低いことが問...

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2016年10月14日

日本の医療は世界一か?-医療の国際数量比較

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日本は、他国に比べて、病床数が突出して多い。医療スタッフを見ると、医師数は少なく、看護師数は中位に位置している。一方、薬剤師数は多い。また、高度医療機器で...

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2016年10月11日

在宅介護サービスの整備-家族の介護負担は、どこまで減らせるか?


日本では、少子高齢化が進行する中で、介護を要する高齢者へのケアの枠組みが整備されつつある。地域包括ケアシステムでは、在宅・介護施設でのケアの整備が進められ...

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2016年10月06日

群れ戦略か、縄張り戦略か-生き残りに向けて、環境変化にどう対応すべきか?

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人間社会の中で、個人がどのように振舞うべきかを考えるときに、自然界の生物の姿が参考になることがある。ゲーム理論では、生物の集団の観察を踏まえて、そこから人...

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2016年09月13日

サイバーリスク保険の普及-サイバーリスクは、保険でどこまでカバーできるのか?


近年、世界的に、サイバーリスクが高まっている。各国の政府、企業等において、サイバーテロへの対策が、重要な課題として捉えられている。ネット上で、ハッカーは、...

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2016年09月07日

救急車が有料に?-救急搬送の現状と課題

日本では、高齢化が進んでいる。2025年には、団塊の世代が全て75歳以上となり、後期高齢者医療制度に加入する。現在、医療・介護制度は、財政面、サービス提供...

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2016年09月05日

頃合のよい、いい加減さ-リスクの違いは、どこまで保険料に反映すべきか?

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保険は、加入者のリスクを、集団で補い合うことで成り立つ。生命保険を例にとると、家計を支える人が死亡した場合、遺族が生活を続けるためには、通常、何千万円もの...

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2016年08月29日

健康保険組合の役割の拡大-公平性の確保と、連帯意識の醸成を、どう両立させるか?


日本の現役世代向けの公的医療保険は、企業の従業員が加入する健康保険組合や協会けんぽ等の被用者保険と、自営業者等が加入する市町村国保等の国民健康保険の2つに...

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2016年08月03日

災害時のトリアージの現状-救急医療の現状と課題 (後編)


前稿では、平時の救急医療の現状と課題について、紹介した。救急救命士による救急搬送と救急救命処置の現状や、メディカルコントロール体制、救急車利用の適正化など...

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2016年08月01日

実数で見るか、比率で見るか-どうすれば、より深い数量比較ができるか?

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医療や介護などの社会保障政策を検討する際は、複数の地域の実態を比較して、それぞれの特徴を把握するということが行われる。その場合、市町村の比較を、実数で行う...

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2016年07月28日

救急搬送と救急救命のあり方-救急医療の現状と課題 (前編)


日本では、高齢化が進んでいる。2025年には、団塊の世代が全て、後期高齢者医療制度に加入する。現在、医療・介護制度は、変革を迫られている。こうした流れに沿...

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2016年07月26日

訪問看護師の拡充-在宅ケアの担い手の整備は進むか?


日本では、高齢化が進み、高齢者への医療・介護の提供の枠組みが整備されつつある。病院中心の医療から、在宅や介護施設での医療・介護へという、地域包括ケアシステ...

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2016年07月04日

リトルの法則-待ち時間の推定-この行列は、あと何分、待たなくてはならないのか?

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人気のあるものには、すぐに行列ができる。遊園地のアトラクション、有名なレストラン、駅の窓口、病院の受付、…と、至るところで行列ができる。ワクワクするような...

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2016年06月28日

医薬品・医療機器の現状 2015年度総まとめ


少子高齢化と財政赤字の拡大が進む中で、社会保障制度の改革が必要とされている。特に、医療制度・介護制度の見直しにより、医療費・介護費を抑制することと、高齢化...

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2016年06月14日

予測分析の生保への活用-生保の契約査定には、どこまで予測を織り込めるか?


近年、欧米を中心に、ビッグデータの収集・分析を通じて、効果的・効率的に、意思決定を行おうとする動きが進んでいる。背景には、情報・通信分野で進む、急速な技術...

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2016年06月07日

介護施設の選定-終の住処(ついのすみか)は、どう選ぶか?

高齢化が進むに連れて、医療や介護の注目度は高まりつつある。高齢者や、親が高齢者で介護の検討が迫られる中高年者にとって、介護は自らの問題として捉えやすい。介...

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2016年06月06日

もう1つも同じである確率-追加情報は、確率にどう影響するか?

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確率は、0から1までの値で、ある事象の起こりやすさを表している。高校での数学のテストなどでは、コインや、サイコロや、トランプなどを使った、確率に関する問題...

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2016年05月02日

総合診療医の養成-かかりつけ医の配置は、順調に進むか?


日本では、少子高齢化が進行する中で、高齢者への医療・介護の提供の枠組みが整備されつつある。その際、極めて重要な点は、地域医療を担う、総合診療医の養成であろ...

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2016年05月02日

「○○年に一度」のリスク-確率分布が、正規分布ではなかったら、どうなるか?

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確率や統計の勉強をしていると、必ず行き当たるのが、正規分布だ。この分布は、グラフに描くと、滑らかな曲線となる。正規分布は、その名前が示すとおり、規則正しい...

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2016年04月18日

介護施設の選定-終の住処 (ついのすみか) は、どう選ぶか?


高齢化が進むに連れて、医療や介護の注目度は高まりつつある。高齢者や、親が高齢者で介護の検討が迫られる中高年者にとって、介護は自らの問題として捉えやすい。一...

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2016年04月11日

医療の費用対効果-生活の質(QOL)の改善を、どう測るか?


日本では、高齢者や患者の生活の質(Quality of Life, QOL)の向上に、注目が集まっている。寿命の延伸に伴い、医療ニーズは多様化している。高齢化に...

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2016年04月07日

医療の国際数量比較-日本の医療は世界一か?

日本では、高齢化が進み、社会保障制度、特に医療制度への関心が高まっている。日本は1961年に国民皆保険を達成し、誰でもどの病院にも自由に受診できるフリーア...

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2016年04月04日

正規分布の生保での活用例-中心極限定理は、保険数理をどのように支えているか?

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実験や観測、アンケートなどから得られるデータを、統計的に分析する際に、避けては通れない分布がある。正規分布である。この分布は、グラフに描くと、左右対称で、...

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2016年03月08日

欧米生保市場定点観測(毎月第二火曜日発行)超高齢者死亡率の推定-超高齢では、年齢とともに死亡率は上昇するのか?


保険や、年金の数理計算において、死亡率は、不可欠の要素である。死亡率に関する研究は、人口学者、アクチュアリー等の間で広く行われている。一般に、平均寿命が伸...

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2016年03月07日

外挿バイアスの回避-これまでに起こったことは、これからも起きるか?

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何かの活動の計画を立案する際、まず、将来の環境変化の見通しを立てることは欠かせない。例えば、企業が立てる事業計画では、まず5年や、10年といった期間におけ...

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2016年02月08日

成績は本当に良くなったの?-見かけの成績改善にはご用心

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人々が、仕事や勉強をする際に、ついてまわるのが成績だ。例えば、会社の経営者であれば、自社の今年度の業績はどうか。販売を担当する従業員であれば、今月の売り上...

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2016年02月02日

医療の国際数量比較-日本の医療は世界一か?


日本では、高齢化が進み、社会保障制度、特に医療制度への関心が高まっている。日本の公的医療保険制度は1961年に国民皆保険を達成し、誰でもどの病院にも自由に...

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2016年02月01日

ランダムかどうかの判断-分析に用いている乱数は、本当にランダムといえるか?

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確率論や数理統計に基づいて、統計分析をしたり、数理モデルを構築したりする際、しばしば「ランダム(無作為)」かどうか、が問題となる。標本調査では、標本をラン...

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2016年01月12日

主観確率の大きさはどれぐらいか-その出来事は、本当に奇跡的と言えるか?

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確率は、ある事象の起こりやすさを0から1の間の数字で表したものである。通常、確率は客観的に決まっており、誰が見てもその水準に異論はない。例えば、歪みのない...

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2016年01月08日

病院の待ち時間の状況-紹介状の義務化は、大病院の待ち時間を短縮できるか?

日本では、患者がどの病院でも自由に診療を受けることができる。これは、フリーアクセスと言われ、日本の医療システムの大きな特徴となっている。このフリーアクセス...

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2016年01月06日

高年齢労働者のための雇用制度の整備

定年年齢を引き上げる企業が増えている。一方、2013年の高年齢者雇用安定法の改正以降、再雇用制度を導入する企業も増えている。今後、高年齢労働者の仕事への取...

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2015年12月21日

介護施設の拡充は進むか-待機高齢者を減らすには、何が有効か?


日本では、1947~49年生まれの団塊の世代が全て前期高齢者となり、高齢化が進んでいる。これに伴い、特別養護老人ホーム(特養)など、介護施設への入居を希望...

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2015年12月08日

欧米生保市場定点観測(毎月第二火曜日発行)DC年金自動制度と加入者動向-DC年金の加入者は、「慣性の法則」に支配されていないか?


企業年金では、世界的に、確定給付型年金(DB年金)から確定拠出型年金(DC年金) へシフトする動きが出ている。通常、DB年金では、企業年金を提供する事業主に...

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2015年12月07日

情報バイアス-情報は多いに越したことはない?

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人は、通常、日常の仕事や生活の中で、数多くの情報に接している。そして、それをいろいろな形で分析したり、解釈したりしながら、次に取るべき行動を決めている。そ...

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2015年11月24日

病院の待ち時間の状況-紹介状の義務化は、大病院の待ち時間を短縮できるか?


日本では、患者がどの病院でも自由に診療を受けることができる。これは、フリーアクセスと言われ、日本の医療システムの大きな特徴となっている。近年、高齢化が進む...

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2015年11月04日

医療コミュニケーションの重要性-患者と医師の2つの疑心暗鬼をどのように取り除くか?

■要旨日本では、医療技術や医薬品の効能は日進月歩で高まっており、医療の質の向上が図られている。しかし、このことは、医療の施術や医薬品の服用を1つ間違えると...

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2015年11月02日

成績は本当に良くなったの?-見かけの成績改善にはご用心

人々が、仕事をしたり、勉強をしたりする際に、ついてまわるのが成績だ。例えば、会社の経営者であれば、自社の今年度の業績はどうか。販売を担当する従業員であれば...

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2015年10月13日

特定健診・保健指導の実施状況-実施率向上のためには何が有効か?

■要旨日本では、予防医療の一環として2008年度に、特定健康診査と特定保健指導(特定健診等)が始められた。開始当初は、判定基準や有効性などについて、様々な...

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2015年10月05日

疾病発生率の特殊事情-統計のとり方しだいで、疾病発生率は変わる?

保険会社で取り扱っている医療保険では、保険料や準備金の計算に疾病発生率が用いられている。疾病発生率は、過去に取り扱った保険から得られた実績データや、政府が...

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2015年09月29日

国民健康保険の保険料設定-保険者ごとの保険料格差を縮小するには、どうしたらよいか?

■要旨2015年5月に成立した医療保険制度改革法では、財政基盤の強化を図るために、国民健康保険(国保)の運営主体が、2018年度に市町村から都道府県に移さ...

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2015年09月08日

欧米生保市場定点観測(毎月第二火曜日発行) アメリカ新生命表開発の動向―今度こそ、予定通りに生命表の改定は行われるのか?

■要旨アメリカでは、保険の準備金計算等に用いる新生命表の開発の動きが進んでいる。現在の生命表は2001年設定のもので、14年以上使用されている。新生命表の...

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2015年09月07日

あいまいさの算数-加減乗除で、あいまいさはどう広がるか?

物事に対する感覚というのは、人それぞれである。例えば、30度の気温を暑いと感じる人もいれば、そう感じない人もいる。また、同じ人でも、状況によっては暑いと感...

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2015年09月01日

老衰の増加にどう向き合うべきか-老衰にも、インフォームド・コンセントは必要ではないか?

■要旨日本では高齢化に伴い、肺炎や老衰など高齢者に多い死因による死亡者数が増加している。本稿では、老衰の増加に焦点を当てて、現状とその背景を概観する。併せ...

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2015年08月10日

集団思考より群知能を-全会一致はすばらしいことか?

企業、学校、町内会等々、人々は生活していく上で、様々な組織や会合のメンバーとなって、会議や打ち合わせに参加する。会議では、あるテーマについて、議論や討論を...

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2015年08月03日

医薬品・医療機器の現状(後編)-患者の残薬問題解消のために、かかりつけ薬局は何をすべきか?

■要旨前稿では、医薬品・医療機器について概要を俯瞰するとともに、新薬の開発に向けた動きについて紹介した。本稿では、「医薬品・医療機器の現状」の後編として、...

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2015年07月28日

医薬品・医療機器の現状(前編)-後発薬 (ジェネリック医薬品) への切り替えは、医療費削減の切り札となるのか?

■要旨少子高齢化と財政赤字の拡大が進む中で、医療費・介護費を抑制することと、医療・介護サービスを効率的に充実させることが、社会保障改革の大きな柱となってい...

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2015年07月13日

統計データの秘匿-正しく隠すにはどうしたらいいか?

日本では、様々な統計調査が定期的に実施されている。通常、調査結果は、統計表として刊行される。政府が行う統計調査では、全国合計のデータだけではなく、都道府県...

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2015年07月03日

医療・介護の現状と今後の展開

■要旨医療や介護は、自分や家族にとって身近なものである。これまで、日本では、高品質の医療サービスが低廉な負担で提供されてきた。介護サービスについても拡充が...

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2015年06月15日

お金を前に冷静さを保つには-陥りやすい2つの心理

人間の性格は、その人の行動の中に現れやすい。特に、稼いだお金の使い方には、個性が出やすい。買い物やサービスの費用として、どんどんお金を使う気前のいい人もい...

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2015年06月09日

欧米生保市場定点観測(毎月第二火曜日発行) アメリカ「健康保険市場」の動向―アメリカの医療保険制度改革は、順調に推移しているのか?

■要旨アメリカでは、2014年1月に、医療保険制度改革(いわゆる「オバマケア」)が実施され、国民皆保険制度がスタートした。制度開始から1年以上が経過し、い...

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2015年06月05日

日常生活における統計学の活用-一部の情報から全体量を推し量るにはどうしたらよいか?

統計的推定の世界では、得られた情報・データをもとに、母集団の性質・傾向や、今後起こりうる展開などを、統計的手法を用いて推定する。これには、標本調査や時系列...

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2015年06月03日

賃上げが中小企業に波及しにくい、もう1つの理由

2015年春闘は、昨年に続いて、賃金水準の底上げ(ベア)を実施する企業が相次いだが、中小企業では実施割合が低い。円安などの経済要因が費用増大を招いたことが...

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2015年05月12日

持続可能性のリスク管理-従来のリスク管理とは何が違うのか?

■要旨金融機関では、エンタープライズ・リスク・マネジメント(ERM)の取り組みが進められている。最近、欧米の保険会社では、持続可能性のリスク管理(Sust...

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2015年05月11日

定義しだいで確率は変わる-「確率空間」の定義が曖昧だと、どうなるか?

一般に、確率というと、ある事象が発生する確からしさを0から1までの数値で表すもの、と理解されているものと思われる。確率が示す値は、常に絶対的で揺るがないも...

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2015年04月06日

さて、全体でどれだけあるのか?~一部の情報から全体量を推し量るにはどうしたらよいか?

統計的推定の世界では、得られた情報・データをもとに、母集団の性質・傾向や、今後起こりうる展開などを、統計的手法を用いて推定する。これには、標本調査や時系列...

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2015年03月16日

医療・介護の現状と今後の展開(後編)-民間の医療保険へはどのような影響があるのか?

前稿では、医療・介護を取り巻く環境の変化について紹介した。少子高齢化等や、それに伴う世帯の変化は、医療・介護の両方の面に、大きな影響を及ぼしており、医療・...

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2015年03月16日

回帰分析の落とし穴-分析結果は、推論の正しさを裏付けているか?

実験や観測、アンケートなどから得られるデータをもとに、○○が原因で、□□という結果になる、という推論をしたとしよう。例えば、よく使われる例で、身長と体重の...

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2015年03月10日

医療・介護の現状と今後の展開(前編)-医療・介護を取り巻く社会環境はどのように変化しているか?

医療や介護は、自分や家族にとって身近なものである。しかし、新聞や雑誌等で取り上げられる医療・介護問題は、聞きなれない用語が並び、細部の制度見直しの話や、兆...

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2015年03月10日

欧米の責任準備金計算利率-欧米では、低金利下で保険負債評価をどのように行っているのか?

【要旨】日本のみならず、欧米先進国では金利の低下が進み、その影響で、責任準備金の計算利率が引き下げられている。本稿では、アメリカ、ヨーロッパ(ドイツ、イギ...

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2015年02月16日

外れ値の判定-距離の基準はいつも同じか?

統計を行う際には、母集団から取り出したデータが様々な分布を見せる。それらのデータの分布図を描いたり、平均値や標準偏差の値を計算したりして、母集団の特徴を把...

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2015年01月27日

リスク文化の重要性-強いリスク文化はどのように構築すべきか?

【要旨】本稿は、リスク管理の初学者に向けて、リスク文化について紹介するもので、特に予備知識を要しない平易な内容としている。企業経営においてエンタープライズ...

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2015年01月19日

当てはまりと滑らかさのバランス-相反するものの間で、どのように折り合いをつけるか?

自然科学、社会学、経済学などの研究を行う際に、実験や調査を行って、データを収集する場合がある。これをもとに、将来の予測や、仮説の検証などを行うのだが、ここ...

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2015年01月13日

LGBTへの医療と保障の提供-アメリカは、LGBT差別をどのように解消しようとしているのか?~Kaiser Family財団の短信より

【要旨】本稿は、アメリカの医療や保険において差別問題がどのように扱われているかを紹介するもので、特段の前提知識を要しない、平易な内容としている。最近、レズ...

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2015年01月07日

どうしたら投資教育が進むのか?

確定拠出年金制度では、加入者が自己責任で資産運用を行うこととされており、投資教育が欠かせない。しかし、日本では、その取り組みは道半ばである。その背景には、...

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2014年12月22日

N/Aの意味-「無回答」には、どのような本音が隠れているか?

日頃、テレビ、新聞、雑誌などでは様々なアンケートの結果が公表され、それに解説が付けられてニュースとして扱われている。例えば、国会議員の選挙前には各政党の支...

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2014年11月18日

保険会社の低金利への対応-保険会社版のシステミック・リスクとは何か?

【要旨】本稿は、低金利の継続が保険会社に与える影響を紹介するもので、保険商品や資産運用等の一定の知識を前提としつつも、平易な内容としている。世界的に、先進...

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2014年11月17日

将来予測は最初が肝心-蝶の羽ばたきは竜巻を起こすか?

自然現象でも経済の事象でも、現在の状態を踏まえた上で今後の姿を予測するという研究や議論はよく行われている。生命保険で、保険料の算定やリスク管理をする場合も...

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2014年10月20日

安定な戦略ってご存じですか?-生き残るためにはどういう戦略が必要か?

社会では、一定のルールのもとで、様々な競争が繰り広げられている。産業界では商品の販売や収益の増加のために企業間で競争が行われており、政治の世界では各政党が...

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2014年10月14日

欧米生保市場定点観測(7)アメリカの企業年金の動向-確定拠出型プランへの移行は更に進むのか?

【要旨】本稿は、アメリカの企業年金の概要や近年の動向について紹介するもので、特に予備知識を要しない平易な内容としている。アメリカの最新の統計資料によると、...

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2014年09月30日

モデルリスクへの対応-モデルの誤りはどれぐらい経営に影響を及ぼすか?

【要旨】本稿は、リスク管理の初学者に向けて、モデルリスクへの対応について紹介するもので、特に予備知識を要しない平易な内容としている。企業がエンタープライズ...

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2014年09月22日

標本調査はサンプル抽出が命-何人からアンケートをとればいいか?

人々が何を考えているのか、ある問題に対しどのような意見を持っているのか、を調べることは重要だ。そのために、公共機関やマスコミや企業は、社会調査や世論調査や...

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2014年09月09日

欧米生保市場定点観測(6)ビッグデータの生保への活用-アメリカの生保では、ビッグデータの取組みは進んでいるのか?

【要旨】本稿は、生命保険制度に興味のある方々に向けて、ビッグデータへの取組み動向を紹介するもので、特に予備知識を要しない平易な内容としている。現在、ビッグ...

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2014年08月25日

平均への回帰-複雑な因果関係は存在するのか?

滅多にないこと、特異なことに、人は関心をもつ。それが不自然なこと、奇妙なことであれば、オカルトや霊力といった要素を交えて、メディアで興味深く取り上げられた...

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2014年08月12日

イギリスの個人年金の改定-ドローダウン新商品の開発は進むか?

【要旨】本稿は、保険制度・商品に興味のある方々に向けて、イギリスの個人年金の、最近の動向を紹介するもので、特に予備知識を要しない内容としている。現在、イギ...

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2014年07月29日

アペタイトに基づくリスク管理-リスク管理は経営にどのように活用できるか?

【要旨】本稿は、リスク管理の初学者向けに、予備知識なくリスク・アペタイト・フレームワークのエッセンスを確認してもらうための基礎的な内容としている。現在、金...

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2014年07月22日

保険は効用を感じてこそ-家電製品の保証期間の延長はどう判断すべきか?

ボーナス時期の夏と冬には、高額な商品の販売が進むという。最近は、デジタル家電を中心に、ボーナスで家電製品を買う人が増えているとの話も耳にする。家電製品を買...

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2014年07月08日

アメリカ医療保険の保険料改定-改定のキー要素は何か?

【要旨】アメリカでは、医療保険制度改革(いわゆる「オバマケア」)により、2014年から皆保険制度がスタートした。制度の一翼を担う民間の医療保険について、各...

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2014年06月24日

イギリスの年金制度改定の動向-年金制度の簡素化は実現するのか?

【要旨】イギリスでは、年金制度改定の議論が進み、2014年5月に新しい年金法が成立した。その内容は、公的年金制度を現在の2階建てから1階建ての制度に改革す...

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2014年06月16日

議決での影響力-保有株式数は、議決での影響力を表すか?

毎年6月には、3月期決算の多くの株式会社で株主総会が開かれる。株式会社の場合、毎事業年度の終了後一定の時期に株主総会を開催することとされているが、上場会社...

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2014年06月10日

欧米生保市場定点観測(3)アメリカの新生命表検討の動向-新生命表は、予定通りに作成されるのか?

【要旨】アメリカでは、アクチュアリー会にて新生命表の作成が検討されている。現在、経験データを補整・補外した生命表と、これに規制上必要なマージンを上乗せして...

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2014年05月12日

真の不確実性-不安は、どこから芽生えるのか?

私たちは、日々、何らかのリスクを抱えながら生活している。例えば、朝起きてから夜寝るまでの間に自分の身の回りで発生する出来事がすべてあらかじめわかっていて、...

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2014年04月07日

平均値の信憑性-平均値は、その集団を代表しているか?

どんな統計でも同じだが、個々の数量データをそのまま表示するのは冗長でわかりにくい。そこで、何らかのデータ加工が必要となる。例えば、データを棒グラフや円グラ...

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【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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