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原薬の海外依存リスク-リスク軽減のために何をすべきか?

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
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日本の医療用医薬品は、原薬の多くを海外に依存している。このことは、医薬品製造が抱えるリスクとみられてきた。新型コロナの感染拡大時に、各国の医薬品関連工場が操業を停止したことで、そのリスクが顕在化した。
本稿では、このリスクを概観するとともに、軽減に向けた取り組みについてみていくこととしたい。
■目次
1――はじめに
2――医薬品の海外依存の状況
3――医薬品の欠品問題
1|原薬供給の不具合に伴う供給困難が頻発
2|セファゾリンは海外からの原薬輸入がストップして供給停止に至った
3|薬価の安い後発薬では海外依存が高くなりがち
4――コロナ禍での原薬調達困難
1|コロナ禍で医薬品や衛生用品などの供給不安が発生
2|政府は補助金を通じて、国内回帰を支援
5――医薬品の安定確保に向けた取組み
1|「安定確保医薬品」が指定された
2|供給不安については、予防、兆候把握、供給不安に陥った際の対応がまとめられた
6――おわりに (私見)
(2021年06月15日「基礎研レター」)

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
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