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オーソライズド・ジェネリックの拡大-後発薬市場の活性化は進むか?
保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
増大する医療費の有力な抑制策の1つに、後発医薬品の利用促進が挙げられる。近年、後発医薬品のうち、オーソライズド・ジェネリック(AG)の参入が相次いでいる。さまざまな医薬品分類において、新薬メーカーと後発薬メーカーを巻き込む形で、後発薬市場が活性化している。
本稿では、AGをはじめとした後発医薬品の動向について、みていくこととしたい。
■目次
1――はじめに
2――後発薬使用割合と調剤医療費の推移
3――オーソライズド・ジェネリック
1|AGは、新薬メーカーが後発薬市場を囲い込むための手段
2|AGには、いくつかのパターンがある
3|さまざまなAGが発売されている
4――近年のAGを巡る動き
1|後発薬発売と同時に、AGを発売するケースがある
2|後発薬発売後に、AGを後追いで発売するケースもある
3|AGの参入方法が多様化している
5――アメリカでの後発薬を巡る問題
1|リバース・ペイメントがカルテルとみなされて、問題となっている
2|プロダクト・ホッピングによる後発医薬品参入阻止の動きも、反トラスト法
違反として問題となっている
6――AGの薬価ルール
7――おわりに (私見)
(2019年05月17日「基礎研レター」)
保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
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