- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 保険 >
- 保険会社経営 >
- 自動運転と保険の進化-レベル3以降の自動運転をどう補償するか?
自動運転と保険の進化-レベル3以降の自動運転をどう補償するか?

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
このレポートの関連カテゴリ
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
自動車の自動運転で、新たな動きが出ている。自動運転には、交通事故の低減、交通渋滞の緩和・解消、高齢者の移動手段の確保、ドライバーの人材不足の補完、環境負荷の低下など、さまざまな効用が期待されている。
自動運転技術の進歩にあわせて、自動車保険についても、対応に向けた検討や取り組みが進められてきた。本稿では、欧米での議論を含めて、自動運転に対する保険について簡単に紹介していく。
■目次
1――はじめに
2――自動運転の技術開発動向
1|自動運転は、5段階にレベル分けされている
2|自動運転の技術開発は、関連分野が広い範囲に渡っている
3|損害賠償責任から製造物責任へとシフト
3――自動運転の進化に伴う保険の変化
1|自動運転により、運転者の過失による事故は激減
2|製造物責任、サイバーセキュリティ、インフラ保険の開発が進む
4――自動運転中の事故における損害賠償責任の論点
1|自動運転中の運転者の運行支配
2|ハッキングにより起きた事故での被害者の救済
3|自動運転中の自損事故の自賠法適用
4|自動運転中の事故での運転者の運行注意
5|外部データの誤謬や通信遮断による事故
5――国内損保会社は被害者救済費用特約により、被害者を救済
6――海外における自動運転の賠償責任
7――おわりに (私見)
(2021年12月14日「保険・年金フォーカス」)
このレポートの関連カテゴリ

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
篠原 拓也のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/05/27 | 気候指数 2024年データへの更新-日本の気候の極端さは1971年以降の最高水準を大幅に更新 | 篠原 拓也 | 基礎研レポート |
2025/05/20 | 「次元の呪い」への対処-モデルの精度を上げるにはどうしたらよいか? | 篠原 拓也 | 研究員の眼 |
2025/05/13 | チェス盤を用いた伝心-愛情と計算力があれば心は通じる? | 篠原 拓也 | 研究員の眼 |
2025/05/09 | 国民負担率 24年度45.8%の見込み-高齢化を背景に、欧州諸国との差は徐々に縮小 | 篠原 拓也 | 基礎研マンスリー |
新着記事
-
2025年06月18日
貿易統計25年5月-米国向け自動車輸出が価格低下を主因として大幅減少 -
2025年06月18日
「広島オフィス市場」の現況と見通し(2025年) -
2025年06月17日
会社員のキャリアビジョン~男女別・年齢別の比較からみるキャリア志向の変化と管理職登用 -
2025年06月17日
女性の低体重・低栄養症候群(FUS)とは?-日本肥満学会が新たな疾患概念を提唱、プレコンセプションケアが解決の一助となるか- -
2025年06月17日
中国就職・転職事情-DeepSeekの台頭と広がる淘汰の危機感【アジア・新興国】中国保険市場の最新動向(69)
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
【自動運転と保険の進化-レベル3以降の自動運転をどう補償するか?】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
自動運転と保険の進化-レベル3以降の自動運転をどう補償するか?のレポート Topへ