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気候変動と熱帯低気圧の変化-高緯度まで低速度で移動することで、災害が激甚化

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
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気候変動問題を巡る動きが世界中で活発になっている。熱帯低気圧(ハリケーン、サイクロン、台風 等)がもたらす極端な気象現象により、風水災の激甚化・頻発化が進むことが恐れられている。ただ、そもそも気候変動問題と熱帯低気圧の発生の間にはどのような関係があるのだろうか。本稿では、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第1ワーキンググループ(WG1)が2021年に公表した、第6次評価報告書(AR6)の内容を中心に、現在までに得られた知見を概観していくこととしたい。
■目次
1――はじめに
2――熱帯低気圧の発生数
3――熱帯低気圧の頻度と強度の予測の難しさ
1|熱帯低気圧には大気と海洋の大規模循環が作用する
2|観測機器の技術進歩により、大昔と近年とでデータの品質が異なる
4――熱帯低気圧の変化に関する知見
1|熱帯低気圧の極方向への移動が進んでいる
2|熱帯低気圧の移動速度が低下している
5――熱帯低気圧の予測モデル
1|予測モデルの要件 : 熱帯低気圧の環境要因と活動を正確に表現すること
2|人為的な影響があったことは合意されているが、その影響の大きさに関する
コンセンサスはない
6――おわりに (私見)
(2023年07月11日「基礎研レター」)

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
篠原 拓也のレポート
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