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サイレントサイバーリスクの増大-サイバーリスクの引き受けは、サイバー保険にとどまらない!?

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
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近年、急速に進むデジタル化に伴って、サイバーリスクが増大している。企業や個人を問わず、誰もが、パソコンやスマートフォンなどを通じたサイバー攻撃に、日常的にさらされている。
こうしたなか、米国では、サイバーリスクの拡大とともに、保険会社が負うリスクも増大している。米国アクチュアリー・アカデミーは、「サイバーリスク ツールキット」と題するペーパーを公表し、保険会社のリスク対応力の向上を促している。以下、そのペーパーをもとに、サイバーリスクについて見ていくこととしたい。
■目次
1――はじめに
2――サイバーリスクの状況
1|サイバー犯罪は顕著に増加している
2|サイバー保険は普及途上
3――サイバーリスクとは
1|サイバー犯罪は顕著に増加している
2|サイバー攻撃にはさまざまな種類がある
3|個人向けはフィッシング、組織向けはランサムウェアが最大の脅威
4――サイバーリスクの特徴
1|サイバーリスクには集積性の際限がない
2|サイバーリスクは人為的に起きる
3|サイバーリスクはICTの進化とともに脅威が増す
4|サイバーリスクは、リスク管理上、過去の経験を生かしにくい
5――サイレントサイバーリスク
1|サイレントサイバーリスクは、契約規定のあいまいさに起因する
2|サイレントサイバーリスクは、意図せざる補償と価格未設定の補償からなる
3|ウクライナに向けたサイバー攻撃が、サイレントサイバーリスクへの注目を集める
きっかけとなった
6――おわりに (私見)
(2022年10月11日「保険・年金フォーカス」)
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保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
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日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
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