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スイッチOTC化の進展-緊急避妊薬のスイッチOTC化はなぜ不可とされているのか?

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
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近年、自分の健康は自分で守る、という取り組みが一般化している。少々の体調不良のときは、病院に頼らずに、身近にある一般用医薬品を活用したセルフメディケーションで対応していこうという考え方だ。
その推進にあたり、医療用医薬品を、ドラッグストア等で購入できるようにする「スイッチOTC化 」の促進が、カギとみられている。
本稿では、その内容を概観していくこととしたい。
■目次
1――はじめに
2――スイッチOTC化の経緯
1|スイッチOTC化は検討会議で議論されてきた
2|検討会議では11種について可、8種について不可とされた
3――緊急避妊薬のスイッチOTC化
1|妊娠を完全には阻止できないことや、悪用・濫用の懸念があることから不可とされている
2|OTC化に反対の意見28個、賛成の意見320個が寄せられた
3|パブコメを踏まえて、検討会議では医療体制やネットワークの構築が議論された
4――胃酸分泌抑制薬のスイッチOTC化
1|短期使用が担保できないことから、スイッチOTC化は不可とされている
2|パブコメでは、OTC化に反対の意見14個、賛成の意見84個が寄せられた
5――検討会議の運営方針の転換
6――おわりに (私見)
(2021年05月07日「基礎研レター」)

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
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