2021年04月27日

セルフメディケーションが進む中鎮痛薬の利用が増加

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子

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■要旨

若年女性に「頭痛持ち」が多いことはよく知られているのではないだろうか。頭痛が起きた場合は、市販の鎮痛薬を使用することが多いと思われるが、その際に、不適切な利用や過剰摂取をすると、身体への負担を強いられることになる。

不適切な利用、過剰摂取というと睡眠薬や精神安定剤等を思い浮かべるかもしれないが、「風邪薬」や「鎮痛剤」でも常習性をもつ成分が含まれるものがありその危険がある。本稿では、利用状況の統計が取得できる「鎮痛薬」の利用状況について紹介する。

■目次

1――鎮痛薬の利用は上昇。女性と、若年の利用が多い
  1|鎮痛薬の利用は上昇
  2|女性と20~40代の利用が多い
2――頭痛は若年に多く、若年では時系列でみて改善していない
3――セルフメディケーション推進に向けて、消費者が注意すべきこと
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保険研究部   主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

村松 容子 (むらまつ ようこ)

研究・専門分野
健康・医療、生保市場調査

経歴
  • 【職歴】
     2003年 ニッセイ基礎研究所入社

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