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カナダの分離ファンドの動向-はたして契約者は合理的に解約しているのか?

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
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カナダでは、生命保険会社が販売する分離運用ファンド商品が浸透している。元本が最大100%保証され、死亡時の給付も保証される、といったメリットがあり、人気がある。
カナダアクチュアリー会は、分離ファンドについて、アメリカアクチュアリー会、LIMRAと共同で解約や死亡の動向調査を行った。本稿では、分離ファンドの内容や契約者の行動などを概観したうえで、類似の商品である変額年金でのリスク管理への応用について、みていくこととしたい。
■目次
1――はじめに
2――分離ファンドの特徴
1|分離ファンドは一般ファンドと分離して運用される
2|分離ファンドには保険性があり、保険料の全額または一部の額が保証される
3|分離ファンドには保険監督の枠組みが適用される
3――分離ファンドの動向
1|近年、カナダの個人年金市場は、分離ファンドの販売が中心
2|分離ファンドの資産は、2020年に増加
4――報告書のサマリー
1|解約率は、解約保証がある契約のほうが低かった
2|死亡率は、高額契約ほど高かった
5――おわりに (私見)
(2021年10月12日「保険・年金フォーカス」)
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保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
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日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
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