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CO2排出とライフスタイル-環境に関する行動をとるかどうかは、他人の眼に左右される
保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
気候変動問題を巡る動きが、世界中で活発化している。各国で、温室効果ガスの排出削減に向けた、様々な取り組みが進められている。政府、産業分野のみならず、消費者の分野でも、ライフスタイルを見直すことにより、排出量の削減を模索する動きが見られている。
本稿では、温室効果ガスの主体である二酸化炭素(CO2)の排出に、ライフスタイルがどのような影響を及ぼしているか、見ていくこととしたい。
■目次
1――はじめに
2――国別のCO2排出量
1|日本はCO2排出量では5位
2|1人当たり排出量の上位には、産油国が並んでいる
3――排出源の比較
1|中国 : 住宅が排出量全体の3分の1
2|アメリカ : 輸送が排出量全体の3割以上
3|日本 : 住居が排出量全体の3割以上
4――ライフスタイルが排出量に与える影響
1|性別 : 男性は女性よりも年間排出量が多い
2|年齢 ・ コホート : 高齢化には排出量の増加と減少の両面がある
3|所得 : 所得が多いほど排出が大きい-上位10%の世帯が排出量の4割前後を占める
4|居住地域 : 都市部はエネルギー排出が多く、農村部は食料や輸送の排出が多い
5|活動 : 排出量が小さいのは睡眠と休息
6|教育と環境関連の知識
: 環境知識の習得が排出削減につながるかどうかは一概に言えない
7|社会的ステータス
: ステータスの設定を上手に誘導すれば、排出削減につなげることもできる
8|不平等 : 不平等が進むと排出削減への意欲が薄れる
5――おわりに (私見)
保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
公式SNSアカウント
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