2021年09月29日

気候変動シナリオの設定-社会経済、政策展望、技術進化、排出経路、をどう組み合わせるか

保険研究部 主席研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任   篠原 拓也

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■要旨

気候変動問題への注目度が高まっている。世界各地で異常気象関連の災害が発生し、農業や水産業で影響が生じている。人々の健康に関しては、熱波の襲来、熱帯感染症の蔓延などの脅威が高まっている。

気候変動問題については、「シナリオ分析」を行うことが一般的とされている。そのためには、まず、「気候変動シナリオ」をどのように設定するか、がポイントとなる。

本稿では、気候変動シナリオについて、考えてみることとしたい。

■目次

1――はじめに
2――気候変動の波及経路の複雑さ
  1|さまざまな要因が累積して、転換点に至ることがある
  2|事象が連鎖的に起こって影響をもたらすこともある
  3|循環的に影響をもたらすフィードバックループもある
  4|影響が分岐して波及的に広がることも多い
3――リスクへの対処
  1|保険による物理的リスクへの対処が考えられる
  2|移行リスクは、政策、技術、市場のリスクに分けられる
  3|気候変動に関連して、法規制リスクや風評リスクが高まる可能性もある
4――シナリオ設定にあたっての考え方
  1|シナリオ設定においては、TCFD提言を考慮すべき
  2|シナリオは動的に調整する必要がある
  3|シナリオ設定の際は、自社の目的を踏まえることが必要
  4|各シナリオの結果は数学的予測に基づく滑らかな曲線となる
5――シナリオ要素の分析
  1|社会経済、政策展望、技術進化、排出経路、をどう組み合わせるか
  2|気候変動変数を、金融予測モデルで利用できるように変換することが課題
  3|時間軸によって、シナリオ設定の重要性は異なる
  4|物理的リスクと移行リスクとでは、単独の経済主体で管理できるかどうかが異なる
6――おわりに (私見)
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保険研究部   主席研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

篠原 拓也 (しのはら たくや)

研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務

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レポート紹介

【気候変動シナリオの設定-社会経済、政策展望、技術進化、排出経路、をどう組み合わせるか】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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