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気候変動のリスク指数開発-アクチュアリーは異常気象による損害リスクを、どう表現するのか?
保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
アメリカでは、気候リスク指数が開発され、2020年1月に、アクチュアリー会のホームページで公表されている。
この指数は、日本での気候変動関連のリスク管理においても、参考になる点が多い、と考えられる。
本稿では、その内容や特徴などの概要を紹介することとしたい。
■目次
1――はじめに
2――ACIの枠組み
1|アメリカとカナダを12の地域に分けて、地域ごとに指数を設定
2|指数は、月ごとと季節ごとの値として表されている
3|指数は、高温、低温、降水、乾燥、強風、海水面の6項目からなる
4|指数は、異常なしをゼロとして、プラスとマイナスの乖離度の大きさで表される
3――これまでのACIの推移
4――リスク指数の開発
1|今回公表されたACRIは、アメリカ分のみ
2|今回公表されたACRIは財産の損害のみ
3|損害額を対数換算して、4つの変数の回帰式で表すモデルを構築
4|地域レベルの推定の安定度は低い
5|ACRIは、損失額から参照期間中の平均損失額を差し引いて計算する
5――ACRIの推移
6――おわりに (私見)
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保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
公式SNSアカウント
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