- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 社会保障制度 >
- 年金制度 >
- 欧米生保市場定点観測(7)アメリカの企業年金の動向-確定拠出型プランへの移行は更に進むのか?
欧米生保市場定点観測(7)アメリカの企業年金の動向-確定拠出型プランへの移行は更に進むのか?
保険研究部 主席研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 篠原 拓也
このレポートの関連カテゴリ
【要旨】
本稿は、アメリカの企業年金の概要や近年の動向について紹介するもので、特に予備知識を要しない平易な内容としている。
アメリカの最新の統計資料によると、企業年金のうち、確定給付型プランは減少が進む一方、確定拠出型プランは増加している。確定給付型から確定拠出型への移行が進んでいる。
これには産業構造の変化、雇用の流動化、財務・リスク管理面からの要請などが要因として挙げられる。近年は、確定給付型プランで、財政が悪化し、企業のモラル・ハザードが生じる問題も指摘されている。一方、確定拠出型プランでは、拒否の意思表示をしない従業員を自動的に加入させる、加入者の掛金を毎年自動的に引き上げるといった、加入促進のための取り組みが進んでいる。
アメリカの企業年金の動向は、日本の退職給付制度を考える上で、参考となる点が多い。今後も、引き続き、注目する必要があると考えられる。
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1823
ソーシャルメディア
新着記事
-
2021年01月15日
EUソルベンシーIIにおけるLTG措置等の適用状況とその影響(6)-EIOPAの2020年報告書の概要報告- -
2021年01月15日
新型コロナによる都道府県別の個人消費減少額を試算-緊急事態宣言の再発令でさらなる落ち込みは不可避 -
2021年01月14日
さくらレポート(2021年1月)~景気は持ち直しているが、先行きに慎重 -
2021年01月14日
企業物価指数(2020年12月)―前年比でマイナス幅は徐々に縮小へ -
2021年01月13日
ポストコロナの韓国版ニューディールは成功するか?
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2020年10月15日
News Release
-
2020年07月09日
News Release
-
2020年06月25日
News Release
【欧米生保市場定点観測(7)アメリカの企業年金の動向-確定拠出型プランへの移行は更に進むのか?】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
欧米生保市場定点観測(7)アメリカの企業年金の動向-確定拠出型プランへの移行は更に進むのか?のレポート Topへ