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長期保証と保険商品開発-顧客と保険会社にとって、契約の価値を高める保証とは何か?

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
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生命保険の重要な要素の一つに、保障内容や価格を長期に渡って保証することがあげられる。長期保証を行う保険は、商品開発にあたり、どのようなリスク管理を行うべきか。アメリカのアクチュアリー会が発行した冊子のコラムを参考にしつつ、長期保証について、考えてみることとしたい。
■目次
1――はじめに
2――保険と長期保証
1|リスクの集積、仲介者としての機能、団体メリットの活用が、保険会社の特性
2|顧客の価値創造につながることが商品の要件
3――変額年金における長期保証と顧客価値のバランス
1|変額年金では、保証コストが過小評価された
2|アクチュアリーはデリバティブの専門家ではない、といった教訓が得られた
4――長期保証とリスク
1|システミック・リスクは同時に同方向で発生
2|実績データが不十分
3|契約者の逆選択が発生する
4|長期保証と基礎率の不確実性を混同する
5――商品開発時の重大なリスクの特定
1|リスクの特定にはチェックが有用
2|リスクの基準には限界がある
6――創造的な商品設計
1|標準的な商品設計は価格競争を招きやすい
2|商品設計の拡張を行う場合、顧客価値を十分に理解することが必要
3|新商品は市場の一部を切り出せればよい
7――おわりに (私見)
(2020年10月13日「保険・年金フォーカス」)
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保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
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