コラム
2021年10月08日

ハロウィンジャンボ どう狙う?-5億円もの一攫千金か、それとも5万円以上の当せん金か

保険研究部 主席研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任   篠原 拓也

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新型コロナのワクチン接種は、だいぶ進んできた。だが、感染力が強いとされるデルタ株など変異株の拡大は、若年世代にも及んでおり、コロナ禍の収束はなかなか見通せない。

東京では、7月中旬に始まった4回目の緊急事態宣言が、9月末にようやく解除された。しかし、いまなお、さまざまなイベントが観客数の制限や中止に追い込まれている。その結果、エンターテインメントとして宝くじへの期待は高まるばかりだ。

9月22日から発売されているハロウィンジャンボ宝くじは、最高当せん金が1等前後賞合わせて5億円と高額だ。当せん金や当せん本数などのなかには、昨年から変更されている部分もある。その変更点をみながら、今年は何を狙うべきか考えてみよう。

◇ 100万円以上の当せん本数が半減したジャンボ

ハロウィンジャンボ宝くじには、他のジャンボ宝くじと同様、「ジャンボ」と「ジャンボミニ」の2つがある。「1等前後賞合わせて5億円」のうたい文句で販売されるのは、ハロウィンジャンボだ。これに対して、ハロウィンジャンボミニの当せん金の最高額は、1等前後賞合わせて5000万円となっている。

それでは、今年のハロウィンジャンボは、昨年と比べて何が変更となったのか、具体的にみていこう。主な変更点は3つあげられる。

(ハロウィンジャンボの主な変更点)

(1) 3等(当せん金100万円)の当せん本数が、1ユニット(=1000万本)あたり100本から50本に減少
(2) 4等(当せん金5万円)が新設され、当せん本数は1ユニットあたり1000本とされた
(3) これらの結果、1ユニットあたりの当せん本数は112万204本から112万1154本に増加
※ 1枚300円に対する当せん金の平均受取額は、141.99円のまま変わらず

つまり、3等100万円の当せん本数50本分を、4等5万円の当せん本数1000本に変換したわけだ。これにより、100万円以上の当せん金が当たるくじの本数は、1ユニットあたり、昨年の105本から今年は55本へと半減する。ただし、1等前後賞の当せん本数は昨年と変わらない。

ハロウィンジャンボは、高額当せん金として本命の「1等前後賞合わせて5億円」に狙いを絞った宝くじと位置づけられそうだ。

◇ 5万円以上の当せん本数が10倍に増えたミニ

一方、ハロウィンジャンボミニはどうか。ハロウィンジャンボと違って、当せん金の最高額は1等前後賞あわせて5000万円にとどまるが、その分、2等以下の当せんの期待は大きい。

じつは、ハロウィンジャンボミニは、昨年のものから様変わりしている。昨年は1等に前後賞がなく、1等の当せん金は1000万円のみだった。昨年と比べると、主な変更点は7つあげられる。

(ハロウィンジャンボミニの主な変更点)

(1) 1等の当せん金が1000万円から3000万円に引き上げられ、1ユニットあたりの当せん本数は10本から4本に減少
(2) 1等の前後賞(当せん金は各1000万円)が新設された
(3) 2等(当せん金5万円)の当せん本数が、1ユニットあたり400本から4000本に増加
(4) 3等(当せん金1万円)の当せん本数が、1ユニットあたり10万本から4万本に減少
(5) 4等(当せん金3000円)が新設され、当せん本数は1ユニットあたり10万本とされた
(6) これらの結果、1ユニットあたりの当せん本数は110万410本から114万4012本に増加
(7) 1枚300円に対する当せん金の平均受取額は、142円から140円に減少

このうち、もっとも目を引くのは、(3)の当せん金5万円の当せん本数が増加する点だ。1ユニットあたりでみると、5万円以上が当たるくじの本数は、昨年の410本から、今年は4012本へと、なんと約10倍に増加する。ハロウィンジャンボと比べると、5万円以上の当せん確率は、約3.5倍となっている。

一方、(4)の当せん金1万円の当せん本数の減少は気になる点だ。1ユニットあたりでみると、1万円以上が当たるくじの本数は、昨年の10万410本から今年は4万4012本へと、なんと4割ほどにまで減ってしまう。

1等が外れても、1万円ではなく5万円の当せん金に狙い目をシフトできる──これが、今年のハロウィンジャンボミニの特徴といえるだろう。

なお、当せん金の平均受取額は、142円から140円に減少するので要注意だ。ハロウィンジャンボミニは、1等前後賞合わせて5000万円を狙いつつ、当せん金5万円以上を目指す宝くじに一新されたといえるだろう。

◇ ハロウィン気分を高める宝くじの買い方

まとめてみよう。今回は、「1等前後賞合わせて5億円」を狙うハロウィンジャンボ。1等前後賞合わせて5000万円を狙いつつ、当せん金5万円以上を目指すハロウィンジャンボミニ。この2つの宝くじが、選択肢として、与えられているわけだ。

5億円もの一攫千金を狙うか、それとも5万円以上の当せん確率を高めるか。2種類のワクワク感を高めるように、2つの宝くじを買い揃えるのが今年の買い方のコツといえるかもしれない。

今回の宝くじの発売期間は10月22日までと、まだ時間はたっぷりある。コロナ禍の影響で、今年もハロウィンパレードなどの各地のイベントは中止が多くなりそうだ。ハロウィンジャンボ宝くじを買うことで、少しでもハロウィン気分を楽しんでみてはいかかだろうか。
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保険研究部   主席研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

篠原 拓也 (しのはら たくや)

研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務

(2021年10月08日「研究員の眼」)

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