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平均寿命と長生きの年数-生命表をもとに長生きの年数について考えてみよう
基礎研REPORT(冊子版)7月号[vol.316]

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
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平均寿命ではなく平均余命で見る
40歳の半数は平均余命より2年は長生き
平均余命は、「各年齢での生存者数」の図で、棒グラフの面積と四角形の面積が等しくなる年数。一方、40歳の人が半減するのは「各年齢での死亡者数」の図で棒グラフの面積が左右で等しい年数だ。
死亡者数のピークは、男性は80代後半、女性は90代前半。ピーク前は年齢が進むにつれて緩やかに死亡者数が増加するが、ピーク後は急減少する。このため、平均余命や生存者が半減する年数はピーク前に前倒しされる。40歳では、平均余命のほうが2年以上大きな前倒しとなる。
平均余命の伸びは低下しているが…
この平均余命の伸びが1996~2021年の半分に低下すると仮定した場合、2021年に40歳の人が65歳になる2046年の時点で、65歳の平均余命は2021年に比べて1年半くらい伸びるとみられる。
40歳の半数は平均寿命より4年は長生き
(2023年07月07日「基礎研マンスリー」)

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
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