2022年02月15日

英国病院待機患者の増大-イングランドでは人口の1割以上が待機リスト入り

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也

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■要旨

新型コロナウイルスの感染が拡大した国では、医療の逼迫がみられた。患者が病院での受診を希望しても、診てもらえない事態が生じた。特に、イギリスでは、病院の受療待ちをしている患者が増えているという。本稿では、医療事情を踏まえつつ、イギリスの状況をみていくこととしたい。

■目次

1――はじめに
2――イギリスの医療サービス
  1|イギリスでは、医療サービスの提供は医師とGPに分かれている
  2|イギリスでは、病院受療までに何ヵ月も待つのが当たり前
3――イギリスのコロナ禍の状況
4――コロナ禍が医療に与えた影響
  1|イングランドでは人口の1割以上が待機リスト入り
  2|患者の待機期間はコロナ前に比べて長期化している
  3|待機の列に加わらない患者も出ている
  4|GP診療所への受診予約はコロナ前に回復したが、GPによる病院への紹介は回復途上
5――おわりに (私見)
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保険研究部   主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員

篠原 拓也 (しのはら たくや)

研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務

経歴
  • 【職歴】
     1992年 日本生命保険相互会社入社
     2014年 ニッセイ基礎研究所へ

    【加入団体等】
     ・日本アクチュアリー会 正会員

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