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新型コロナ 救急搬送への影響-搬送人数は減少、搬送時間は延伸

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
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新型コロナウイルスの感染拡大がはじまってから、2年が経過した。そんななか、昨年12月に総務省消防庁は、「令和3年版 救急・救助の現況」 を公表した。これは、2020年の救急搬送の状況を統計にまとめたものだ。今回の内容は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大時期を含んでおり、随所にその影響があらわれている。本稿では、この資料をもとに、コロナ禍で救急搬送がどう影響を受けたのか、みていくこととしたい。
■目次
1――はじめに
2――「救急・救助の状況」について
1|資料は、救急編、救助編、航空編に分かれている
2|資料中、「新型コロナウイルス感染症」の記載は1ヵ所だけ
3――搬送人数の減少
1|救急の出動件数と搬送人数は大幅に減少
2|2020年4~5月に大きく落ち込んでいる
3|運動競技の事故での搬送が大幅に減少
4|軽症ほど搬送が大きく減少
5|若齢では搬送が大きく減少
6|東京の出動件数の減少が全国で最も大きかった
4――搬送時間の延伸
1|病院搬送時間 (平均) は40分超に伸びた
2|受入照会回数が増加した
3|呼吸器系の疾病で病院搬送時間が増加した
5――救急搬送困難事案の状況調査
6――おわりに (私見)
(2022年02月22日「基礎研レター」)

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
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