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二次医療圏思考 (介護篇)-自分や親の住む地域の介護体制はどのくらい充実しているか?

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
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人口の高齢化とともに、医療は、がんなどの完治だけではなく、高齢者に多くみられる認知症や関節リウマチなどの寛解を目指すものへと、治療目的の幅が広がりつつある。また、医療だけではなく、高齢者に対する介護のニーズも高まっている。こうした医療や介護は高齢者の暮らす地域全体で、提供体制の整備を図ることが必要となる。いわゆる地域包括ケアシステムの構築である。
前回の稿では、344の二次医療圏ごとに、地域医療の様子を眺めていった。その内容を一歩進めて、本稿では、二次医療圏ごとの介護の様子についてみていくこととしたい。
■目次
1――はじめに
2――介護をみるための指標
1|介護サービスの対象は75歳以上で急増するため、75歳以上人口をベースに比較すべき
2|介護は世帯の形が重要な要素となるため、世帯ベースでの比較も行うべき
3|介護保険の単価は全国一律ではないため、金額ではなく利用者数等で比較したほうが
わかりやすい
3――介護に関する二次医療圏の比較
1|75歳以上を含む夫婦のみ又は単独世帯の割合は、太平洋側諸県の地域が上位と
なっている
2|介護職員が少ない地域は、東京の区部に多くみられる
3|介護施設が多い地域は、九州・沖縄地方にみられる
4|首都圏には介護保険施設への入居が少ない地域がある
4――おわりに
(2019年06月13日「基礎研レター」)

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
篠原 拓也のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
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