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気候変動-温暖化の情報提示-気候変動問題の科学の専門家は“ドラマが少ない方向に誤る?”

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
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気候変動問題への注目度が高まっている。その中心には、温室効果ガスの排出に伴う地球温暖化がある。本稿では、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第6次評価報告書(AR6)などを参考に、地球温暖化に関するいくつかの情報を概観する。また併せて、気候変動問題に関する科学の専門家の警鐘スタンスについても見ていくこととする。
■目次
1――はじめに
2――気候変動の波及の複雑さ
1|シナリオの半数以上が、2℃未満の温暖化レベルとなっている
2|気温上昇幅の抑制-1.5℃目標ではあと0.41℃、2℃目標ではあと0.91℃
3|2100年までに世界の気温は2.1℃~3.9℃上昇するとの推測もある
3――気候変動のティッピングポイント
1|気候変動問題の波及経路は複雑
2|ティッピングポイントに達すると不可逆的な変化が起こることも
3|温室効果ガスの蓄積については、生物地球化学関連のティッピングポイントが重要
4|地球システムモデルの多くは、永久凍土融解の炭素プロセスを表現していない
4――気候変動問題に関する科学の専門家の警鐘スタンス
1|1.5℃目標の合意を進めるために
2|ESLD-科学の専門家は人騒がせとならぬよう “ドラマが少ない方向に誤る?”
5――おわりに (私見)
(2024年04月23日「基礎研レター」)

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
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