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患者数:入院は減少、外来は増加-2023年の「患者調査」にコロナ禍の影響はどうあらわれたか?

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
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医療の状況を見るうえで、患者の動向を把握することは欠かせない。日本では、厚生労働省が3年ごとに「患者調査」を行い、その結果を公表している。昨年末には、2023年に行われた調査の結果が公表された。この調査には、高齢化の進展をはじめさまざまな要因が医療にもたらした影響があらわれている。今回は、公表された統計データをもとに、その影響を見ていこう。
■目次
1――はじめに
2――今回の患者調査の実施時期
1|調査は2023年9月、10月に行われた
2|今回の調査では、コロナ禍の影響は、前回よりも小さくあらわれるものと考えられる
3――患者数
1|患者数 : 入院は減少、外来は増加
2|主な疾患で総患者数の増加傾向が続いている
4――受療率
1|受療率 : 入院は低下、外来は上昇
2|外来受療率は、女性のほうが大きかった
3|入院受療率は現役世代の15~34歳、35~64歳の低下が大きかった
4|外来受療率は15~34歳の増加が比較的大きかった
5|精神及び行動の障害の入院受療率は、大きく低下した
6|健康状態に影響を及ぼす要因及び保健サービスの利用の外来受療率は、予防接種により
高水準
5――平均在院日数
1|平均在院日数 : 2023年は以前からの減少傾向に戻った
2|2023年は各年齢層とも平均在院日数が減少した
3|神経系の疾患は、平均在院日数の増加が続いた
6――おわりに (私見)
(2025年04月15日「基礎研レター」)

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
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