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山林火災が健康に与える影響-北極圏でも山林火災のリスクが高まっている
保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
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世界的に山林火災の被害が多発・甚大化している。その原因として、気候変動による影響が考えられる。山林火災は、火災による直接的な被害とともに、火災によって生じる煙霧が問題となる。
アメリカでは、2023年8月にアクチュアリー会の研究機関が、山林火災による健康への影響に関して議論する、専門家パネルを設置した。12月には、その報告書が公表されている。本稿では、その報告書等を参考に、山林火災が健康に与える影響について見ていくこととしたい。
■目次
1――はじめに
2――山林火災の日米比較
1|日本では山林火災の原因の半数以上はたき火と火入れ
2|アメリカの山林火災の焼損面積は日本の100倍前後
3――森林火災の生命・健康への影響
1|被災したコミュニティの再建は困難
2|煙霧の健康への悪影響が懸念される
3|煙霧はさまざまな経路を通じて死亡率や罹患率に影響を与える
4|北極圏でも山林火災のリスクが高まっている
5|山林火災は、貧困状態の人や健康に不安を抱える人に大きな影響をもたらす
4――おわりに (私見)
(2024年06月04日「保険・年金フォーカス」)
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保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
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