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気候変動問題-転換点への意識-エンドゲームに入る前にどれだけ効果的な対策を打てるか

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
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気候変動問題を巡る動きが世界中で活発になっている。ただ、一般に気候変動問題はさまざまな要素が関係・影響するため、複雑でわかりにくい。その一方で、地球温暖化の転換点が迫りつつある、との声も高まっている。
本稿では、気候変動問題が抱える複雑さを踏まえたうえで、いくつかの転換点を意識することで、その深刻度を把握していくこととしたい。
■目次
1――はじめに
2――気候変動の波及の複雑さ
1|因果関係が不明瞭
2|波及は連鎖的、循環増幅的、非線形的に進む
3――さまざまな転換点
1|転換点に達すると突然の変化が起こる
2|不可逆的な変化が生じる
3|転換点が示されている
4――死亡率・罹患率への波及
1|食料不足の懸念には具体的な経路がいくつも考えられる
2|高温状態では、温度が上がるにつれ急速かつ非線形に死亡率が上昇
3|気候変動問題に関連する紛争も死亡リスクを高める
4|媒介生物に起因する疾患や死亡も増加
5|エンドゲームでの対策は効果が限られる
5――おわりに (私見)
(2023年01月10日「基礎研レター」)

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
篠原 拓也のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
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