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気候変動と食品ロス・廃棄物削減-消費者がすぐに貢献できる気候変動対策のポテンシャルは大きい

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
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近年、気候変動問題への注目度が高まっている。地球温暖化を背景に、台風や豪雨による災害の頻発化・激甚化、海面水位の上昇、森林火災の大規模化など、さまざまな形で、その影響が出ている。ただ、地球温暖化を緩和するための温室効果ガスの排出量削減などといっても、一般消費者の立場ですぐに貢献できることは限られる。そのようななかで、誰でも、いますぐに貢献できる気候変動対策がある。食品ロス・廃棄物の削減だ。本稿では、食品ロス・廃棄物の面から、気候変動問題について見ていくこととしたい。
■目次
1――はじめに
2――食品ロスと食品廃棄物の定義
1|国連ではバリューチェーンのどの段階から出たかで区分
2|日本では食べられる部分かどうかで区分
3|従来、食品ロス・廃棄物は貧困や栄養の問題としてとらえられてきた
3――食品ロス・廃棄物の現状と温室効果ガス
1|日本
: 2022年度に事業系は目標を達成-コロナ禍の影響があると見られるため引き続き注視が必要
2|世界
: 食品ロス・廃棄物が1つの国家だとしたら、温室効果ガス排出の第3位の排出源に相当
4――消費者目線での食品ロス・廃棄物の削減策
1|肉類や乳製品の廃棄は極力なくす
2|すぐに食べる食品を買う際は「てまえどり」を
3|外食時には「3010運動」を実践して食べ残しを減らす
5――おわりに (私見)
(2025年02月04日「基礎研レター」)
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保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
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