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金利上昇時の保険商品設計-アメリカでは金利リスク低減に向けてどういう工夫をしているか?

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
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現在、欧米は金利の上昇局面にある。かつてマイナスとなっていた10年や5年の金利は、各国でプラスに転じている。欧米各国の中央銀行は政策金利の引き上げなど、金融引き締め政策をとっている。
そんななか、アメリカのアクチュアリー会の冊子では、金利上昇局面における市場動向と商品設計に関する記事が取り上げられた。
日本では、金利はやや上向きつつあるが、いまのところ欧米ほどの上昇には至っていない。しかし、金利上昇時のアメリカでの取り組みを見ておくことは、今後の参考になるものと考えられる。本稿では、記事の内容をもとに、金利上昇時の保険商品設計について、みていくこととしたい。
■目次
1――はじめに
2――アメリカの金利動向
1|アメリカは2001年以降で3回目の金利上昇局面にある
2|直近の金利上昇局面と金利下降局面を見ていく
3――アメリカの生保商品の販売動向
4――金利変動に対する商品設計の工夫
1|利率保証期間を複数年度ではなく単年度に変更
2|金利上昇局面で保証利率を小刻みに引き上げ
3|株式運用への参入
4|指数の上限設定を年間から月間に変更
5|毎年のリターンではなく累積リターンでの保証
6|有配当契約での保険提供
7|終身解約給付保証のロールアップ(引き上げ)
5――おわりに (私見)
(2022年08月09日「保険・年金フォーカス」)

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
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