- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 社会保障制度 >
- 医療保険制度 >
- 医師の分布構造-今後増加する高齢の医師には、どういう医療を担ってもらうか?
医師の分布構造-今後増加する高齢の医師には、どういう医療を担ってもらうか?

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
人口の高齢化が進み、高齢の患者が増加している。併せて、医師の高齢化も進んでいる。一方、大学医学部定員はやや引き上げられており、今後、若手医師の養成が進むものとみられる。
本稿では、医師の分布にスポットライトをあてて、その構造をみていくこととしたい。
■目次
1――はじめに
2――医師の年齢ごとの推移
1|医師資格の付与は、時代ごとに異なる
2|戦争末期の資格付与者が、医師数の増加に寄与してきた
3|1970年代の定員数の引き上げが、現在の60歳前後の医師の増加に結びついている
3――女性医師割合の変化
1|女性医師割合は年々上昇している
2|女性医師割合は高齢ほど低い
4――病院・診療所別の医師の分布
1|病院の医師は若手が中心
2|診療所の医師は60歳前後がピーク
5――診療科ごとの医師の分布
1|内科・皮膚科は、60歳前後の男性医師が中心
2|外科は、50歳前後の医師が中心で、男性医師の割合が高い
3|眼科・耳鼻咽喉科は、男女の各年齢層に幅広く分布
4|小児科は、30歳・40歳前後で女性医師の割合が高い
5|産科・婦人科は、30歳・40歳前後で半数以上が女性医師
6|精神科・心療内科は、50歳前後の男性医師が中心
7|麻酔科・リハビリテーション科・放射線科等は、40歳前後が中心で、
若手女性医師の割合が高い
8|救急科は、40歳前後の医師が中心で、男性医師の割合が高い
6――おわりに (私見)
(2019年10月15日「基礎研レター」)

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
篠原 拓也のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/05/13 | チェス盤を用いた伝心-愛情と計算力があれば心は通じる? | 篠原 拓也 | 研究員の眼 |
2025/05/09 | 国民負担率 24年度45.8%の見込み-高齢化を背景に、欧州諸国との差は徐々に縮小 | 篠原 拓也 | 基礎研マンスリー |
2025/05/07 | ドリームジャンボの希望2025-今年はどんな夢を描く? | 篠原 拓也 | 研究員の眼 |
2025/04/28 | リスクアバースの原因-やり直しがきかないとリスクはとれない | 篠原 拓也 | 研究員の眼 |
新着記事
-
2025年05月16日
令和の米騒動に対する包括的対策~米価格高騰を解消するために~ -
2025年05月16日
日本の民間活力はどの国と対比するのが適切か-国民負担控除後の1人あたりGDP実額から- -
2025年05月16日
英国GDP(2025年1-3月期)-前期比では0.7%に加速 -
2025年05月16日
QE速報:1-3月期の実質GDPは前期比▲0.2%(年率▲0.7%)-4四半期ぶりのマイナス成長、外需の落ち込みを内需がカバーできず -
2025年05月16日
わが国のホテル投資市場規模(2024年)
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
【医師の分布構造-今後増加する高齢の医師には、どういう医療を担ってもらうか?】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
医師の分布構造-今後増加する高齢の医師には、どういう医療を担ってもらうか?のレポート Topへ