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訪問介護・通所介護の現状-介護職員不足は、どのように解消すべきか?

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
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日本では、高齢化が進み、介護を必要とする人の数は増え続けると見られる。介護は、在宅介護と施設介護に分けられる。施設介護では、入居施設の整備が進められている。しかし、施設介護に従事するスタッフの不足などから、その進捗は緩やかなものとなっている。その結果、特別養護老人ホーム入居の待機高齢者の問題は、当面、解消されない見通しである。
そこで、在宅介護の役割が重要となる。本稿では、在宅介護の二本柱である、訪問介護と通所介護を、概観していく。
■目次
1――はじめに
2――介護の種類
3――訪問介護・通所介護サービスの需給
1|訪問介護・通所介護サービスの利用者は、増加している
2|訪問介護・通所介護サービスの提供者は、利用者よりも大きく増加している
4――訪問介護・通所介護サービス事業の経済性
1|訪問介護は、利用回数が少ない事業所では採算割れとなっている
2|通所介護は、利用者数が多ければ収益性が高い
5――介護スタッフの働きがい
1|介護職員の賃金上昇が図られているが、非常勤の職員への波及は限定的
2|介護職員の業務軽減と、社会的評価の向上が課題
3|短時間労働の介護職員の離職率・採用率は、全産業よりも低い
6――おわりに (私見)
(2017年05月23日「基礎研レター」)

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
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