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輸液供給の重要性-安定供給が滞れば、医療現場の混乱は不可避

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
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輸液は、患者の体液や栄養を管理するうえで、欠くことのできない医薬品である。心疾患、呼吸障害、ショック、外傷など、さまざまな病態に対して、輸液を用いた治療が行われている。しかし、輸液を安定的に確保することの重要性については、あまり知られていないものと思われる。
本稿では、輸液の現状について、みていくこととしたい。
■目次
1――はじめに
2――輸液とは
1|輸液によって体内の水のバランスを整える
2|臨床では、等張液を輸液として用いることが一般的
3|代表的な輸液は「細胞外液」、「5%ブドウ糖液」、「1号液」、「3号液」の4つ
3――輸液の導入経緯
1|輸液の日本での導入は戦後になってから
2|1970年代以降、容器の改良も進んだ
3|輸液は基礎的な医薬品として確立している
4――輸液の安定供給に伴う課題
1|輸液は薬価引き下げにより不採算となった
2|輸液は少量頻回配送
3|輸液の供給は海外依存度が高い
5――おわりに (私見)
(2021年10月19日「基礎研レター」)

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
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