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高岡 和佳子のレポート
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2025年02月26日
ふるさと納税、確定申告のススメ-今や、確定申告の方が便利かもしれない4つの理由
ふるさと納税の利用者1,000万人に対し、ワンストップ特例制度利用者は500万人を超える。給与所得者に限定すれば、大半がワンストップ特...
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2025年02月18日
ふるさと納税、事務負荷の問題-ワンストップ特例利用増加で浮上する課題
2015年に始まったワンストップ特例制度は、ふるさと納税の利用拡大に貢献した一方で、負の側面もある。前回のコラムでも記載した通り、ワン...
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2025年02月03日
老後の生活資金に影響?-DC一時金に適用される「5年ルール」見直しの背景
確定拠出年金(DC)を一時金で受け取った後に、通常の退職金を受け取る際の課税ルールが、2026年1月1日から変更される。現在は、同年か...
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2025年01月08日
インデックス型ファンド人気の中でのアクティブファンド選択
米国の商業用不動産市場は下げ止まりの兆しを見せ始めている。しかし、回復のペースにはばらつきがあり、在宅勤務の普及によりオフィス市場は低...
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2024年12月06日
ふるさと納税の新たな懸念-ワンストップ特例利用増加で浮上する課題
今夏、ふるさと納税総額(寄付総額)が1兆円を超えたことが話題になったが、ふるさと納税総額が拡大した要因の一つとして、ワンストップ特例制...
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2024年10月11日
ふるさと納税の新たな懸念-ワンストップ特例利用増加で浮上する課題
今夏、ふるさと納税総額(寄付総額)が1兆円を超えたことが話題になったが、ふるさと納税総額が拡大した要因の一つとして、ワンストップ特例制...
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2024年07月03日
長期期待運用収益率を変更した企業の特徴とは
退職給付会計で用いる割引率は市場金利に伴い低下してきたが、長期期待運用収益率の低下は相対的に抑えられている。これは、長期期待運用収益率...
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2024年04月26日
滞留するふるさと納税
2023年の10月4日に開催された財政制度分科会の資料によると、ふるさと納税制度導入後の寄付受入額上位5団体の歳出については、児童福祉...
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2024年04月19日
ふるさと納税のデフォルト使途-ふるさと納税の使途は誰が選択しているのか?
大多数の地方公共団体では、ふるさと納税の際に使途が選択できるようになっており、全体的にみると「子ども・子育て」や「教育・人づくり」分野...
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2024年04月12日
ふるさと納税、使途選択の効果-人気の使途は寄付額アップにつながるのか?
毎年総務省が公表する「ふるさと納税に関する現況調査結果」の内容は徐々に充実しており、令和5年度の結果には、地方公共団体毎に、寄付の際に...
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2024年03月15日
脱炭素と株主資本コスト-カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みに対する評価
本稿では、グリーン成長戦略において重要な役割を担う大手電力会社を対象に、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みと投資家による評価の...
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2024年01月09日
賃上げと自国通貨建て資産組み入れ比率に関する制約条件の要否
近年は賃金が上昇しているが、賃金に連動しない退職給付の算定基準を採用している企業が多いこともあり、退職給付額が上昇する傾向はみられない...
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2023年07月05日
スチュワードシップ活動の実質化とアセット・オーナーの役割
スチュワードシップ・コードの策定から9年が経過し、同コードを受け入れる年金基金等の数も増えてきた。しかし、形式的なスチュワードシップ活...
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2023年06月27日
紙の通知書は今年が最後かも?-ふるさと納税の減税額を確認していますか?
給与所得者にとって6月は、今後1年間の住民税額等が記された「個人住民税の特別徴収決定通知書(納税義務者用)」を勤務先から受ける月であり...
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2023年05月17日
長期投資のリスクに注意-25年間だと1年間の投資と比べて「リターンは25倍、リスクは5倍」は本当か?
相場の方向やこれから上昇する銘柄を予測できる特別な能力を持たない普通の人にとって、投資の基本は「長期投資・積立投資・分散投資」である。...
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2023年04月26日
ふるさと納税のウソ、ホント(4)-返礼品が一時所得として課税されるってホント?
ふるさと納税に伴い返礼品を受け取った場合、返礼品の時価相当額は一時所得として取り扱われる。返礼品は受け取る前段階で返礼品の3倍以上の寄...
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2023年04月19日
ふるさと納税のウソ、ホント(3)-退職金に係る税金はふるさと納税の対象外ってホント?
ふるさと納税は、所得水準に応じた上限の範囲内で総務大臣から指定を受けた地方団体に寄附した場合、所得税や住民税が減額されることで寄附額か...
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2023年04月12日
資産形成の定義と金融経済教育-確定拠出年金の加入者に伝えたいこと
先月、金融商品取引法等の一部を改正する法律案が国会に提出された。この改正法案は、「顧客本位の業務運営・金融リテラシー」等に関する制度を...
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2023年03月01日
日本の重要課題は何?-他の国における自然環境の重要性を学ぶ
日本のSDGs達成状況は163か国中19位であるが、他の国に及ぼす影響に限れば、163か国中134位である。他の国に及ぼす影響の評価項...
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2023年01月20日
重要なSDGsゴールは何?
SDGsの17のゴールはいずれも重要だが、人や組織によって重要視するゴールは異なる。個人、企業、地方公共団体を対象としたアンケート調査...
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2023年01月06日
5年間で若年層の確定拠出年金の商品選択割合はどう変わったか?
数年前まで、確定拠出年金における元本確保型商品の選択割合が若年層ほど高い傾向にあり、加入者の資産運用に関する情報や知識の不足が要因の一...
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2022年11月22日
SDGs関連債務の情報伝達力-SDGsに対する取組を周知できるのか?
近年、SDGsに関連する債券の発行や融資契約の締結が増加傾向にある。SDGs関連債務による資金調達には「ESG経営の高度化に伴い中長期...
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2022年09月12日
青い世界に注目してみよう-ブルーボンドやブルーカーボンって何?
本邦初となる「ブルーボンド」の発行が検討されている。ブルーボンドとは、海にやさしいプロジェクト等(以下、ブループロジェクト)に使途が限...
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2022年08月15日
ふるさと納税の資金の流れ-ふるさと納税再考の余地はどこにあるのか?
先日、総務省が公表した「令和4年度ふるさと納税に関する現況調査について」によると、2021年度のふるさと納税総額は、8,302億円に及...
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2022年07月29日
ふるさと納税、当初の想定と結果-寄付者像の現状を把握する
先日、総務省が公表した「令和4年度ふるさと納税に関する現況調査について」によると、2021年度のふるさと納税総額は、8,302億円、税...
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2022年07月15日
グリーンボンド投資家を探る-新たなグリーンボンド投資家から読み解くESG投資拡大のヒント
近年グリーンボンドの発行が増えている。グリーンボンド発行の裏側には、グリーンボンドを購入する投資家の存在が不可欠である。グリーンボンド...
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2022年07月05日
動的資産配分による掛金の安定化
ここ10年ほど株式市場を中心に比較的良好な市場環境が継続したので、積立水準が100%を超える年金制度も多い。積立水準に応じて、目標利回...
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2022年05月09日
ESG資金提供者の役割-ESG経営の伴走者は株主とは限らない
「コーポレートガバナンス・コード」や「スチュワードシップ・コード」には、経営者と株主との建設的な「目的を持った対話」の重要性が示されて...
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2022年04月01日
DC一時金受取時の必要書類-前年以前の退職所得の源泉徴収票は要る?要らない?どっち?
iDeCoや企業型確定拠出年金(以下DC)の受け取り方法は、年金と一時金、そしてそれぞれ50%ずつといった併用が認められている。一時金...
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2022年03月23日
ウクライナ支援とふるさと納税-寄付する経路によって負担が異なることに対する違和感
ウクライナに対する支援の動きが広がっている。役所に募金箱を設置するなど、ウクライナ支援のための寄付金を募る自治体も多く、中にはふるさと...
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2022年02月24日
地方公共団体のESG債-神戸市と京都市はいずれも斬新
近年、ESG債を発行する地方公共団体が増えている。ESG債を発行する地方公共団体の増加に従い、ESG債の種別の多様化も進んでいる。本稿...
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2022年02月08日
確定拠出年金の一時金をいつ受け取るか-課税ルール変更を受けて
2021年8月3日、「年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備及び経過措置に関する政令」が...
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2022年01月06日
ワンストップ特例制度の期限-2022年も1月10日必着か?
この時期、ふるさと納税仲介業者のHPにおいて「ワンストップ特例申請書の期限は1月10日(必着)」といった注意喚起が目立つ。期限を過ぎて...
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2022年01月06日
市場環境の変化による適正リスク水準の変化に違和感がある理由
ポートフォリオ理論は、効率的なポートフォリオを抽出する上で非常に有用なツールではあるが、複数の効率的ポートフォリオの中からの最終的なポ...
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2021年12月28日
確定拠出年金の一時金をいつ受け取るか-課税ルール変更を受けて
2021年8月3日、「年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備及び経過措置に関する政令」が...
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2021年12月20日
ESGに対する企業の取り組み-企業の重要課題は社会の重要課題である
環境、社会、ガバナンスは、企業が持続的成長を遂げるために重要な要素である。たった3つの要素とはいえ、環境だけでも、気候変動、大気汚染、...
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2021年11月29日
ふるさと納税のポイント問題-問題の本質はどこにあるのか
ふるさと納税の仲介サイトを運営する事業者(以下、仲介業者)が過度なポイント還元に関する自主規制を設ける動きに対し、過度なポイントは問題...
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2021年10月25日
議決権行使とESG投資-パッシブファンドに期待されるESG経営促進の役割
ESG投資の多くには、ESGに優れた企業や事業への資金提供を増やし、ESGに課題がある企業や事業への資金提供を減らす効果がある。この効...
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2021年10月07日
ESGのSとは-具体的事例でS に対する理解を深める
ESGとは、企業が持続的成長を遂げるために重要な3つの要素、環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)の頭文字をとった造語である。異常気...
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2021年09月30日
ふるさと納税:3割5割は関係ない~2019年度は減少したというのは本当か、その理由は?
2019年6月から始まった返礼品の割合を3割以下に抑制する新制度の影響で、2019年度のふるさと納税額は減少に転じた。しかし、返礼品の...
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2021年09月07日
ふるさと納税はなぜ3割か?-課税状況データを基に最適な返礼品の割合を考える
「ふるさと納税の返礼品が一種の還付となっており、所得が多いほど受けるメリットが大きい」という指摘がある。事実、高額納税者ほど、ふるさと...
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2021年08月17日
ふるさと納税:3割5割は関係ない-2019年度は減少したというのは本当か、その理由は?
今から1年前の話。2019年度のふるさと納税額が7年ぶりに減少に転じたと報道された。しかし、暦年ベースの2019年のふるさと納税額は前...
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2021年08月10日
ふるさと納税6割返礼品の効果-2020年度の寄付額増額は一過性のものか?
2020年度のふるさと納税受入額(以下、ふるさと納税額)が2年ぶりに増加した。2020年の今頃、2019年度のふるさと納税額が7年ぶり...
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2021年08月04日
グリーンボンドとは?-要は環境問題に対する共通認識
グリーンボンドとは、資金使途が環境問題の解決に貢献する事業であるグリーンプロジェクトに限定される債券のことである。しかし、時、地域、業...
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2021年07月07日
老後資金の取り崩し
人生100年時代、老後の生活のために必要かつ十分な資産を準備するのは決して容易ではない。最近、十分な資産を準備できなかった世帯に対し、...
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2021年07月05日
リスクコントロール型ファンドの評価方法を考える
リスクコントロール型ファンド、つまり過度なリスクの回避を目的として、市場環境に応じて機動的に資産配分を変更するファンドが数多くある。し...
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2021年06月14日
ESGのSとは-具体的事例でSに対する理解を深める
ESGとは企業が持続的成長を遂げるために重要な3つの要素、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Gover...
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2021年06月08日
確定拠出年金をいつ受け取るか-一人時間差攻撃も選択肢に
来年4月から、年金の受給開始年齢の選択肢が広がる。現在は60歳から70歳までの間だが、60歳から75歳までの間から年金の受給開始年齢を...
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2021年04月28日
老後資金の取り崩し再考-生存中の資産枯渇回避を優先する
リスク・リターンの効率性を考慮すると、資産形成においては分散投資が有効である。ここで言うリスクは年など単位期間当たりの収益率のばらつき...
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2021年04月07日
株価リスクの低下は先行不透明感の払拭と同義か?
ここ10年間、株価変動リスクが徐々に低下してきたようだ。リーマン・ショックを含む2006年~2010年の5年間と、コロナ・ショックを含...
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2021年04月01日
確定拠出年金をいつ受け取るか-一人時間差攻撃も選択肢に
本日から、65歳から70歳までの高年齢者就業確保措置を講ずる努力が義務化される。あくまでも努力義務ではあるが、高齢者がより長く働き続け...
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2021年01月06日
株価急落とボラティリティ上昇
株価急落とボラティリティ上昇は同時期に発生する傾向がある。この傾向に配慮し、ボラティリティ水準に応じて株式比率を調整する運用手法も普及...
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2020年12月17日
ふるさと納税6割返礼品の価値-新型コロナウイルス関連の緊急対策との比較
ふるさと納税に伴い提供する返礼品等の調達費用は、寄付額の3割以下でなければならない。しかし、緊急支援の名の下に、到底寄付額の3割とは考...
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2020年11月20日
金融リテラシー以前の問題-Go To Eatプレミアム付き食事券キャンペーンサイトの違和感?
Go To Eatキャンペーンといえば、「○○錬金術」や「無限○○」などと話題になったこともあり、オンライン飲食予約時のポイント付与をイメ...
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2020年10月07日
資産寿命を延ばすために気を付けるべきことは何ですか?
資産運用による資産寿命の延長効果を説明する際、しばしば図表1のようなグラフが用いられます。退職時の資産残高が1,200万円、毎年の取り...
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2020年10月07日
退職後も資産運用は必要なの?
はじめに、退職時の資産残高別に、退職後の資産運用が必要かどうかを確認します。要否の確認にあたり、年金受給額が年間240万円、希望する生...
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2020年07月27日
明細はどこへ消えた?-ふるさと納税の自己負担額を確認できない人がいる
先日、知人から「ふるさと納税の自己負担額はどうやって確認すればよいのか?」と聞かれた。知人は、ワンストップ特例制度を利用しているという...
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2020年07月16日
50代の半数はもう手遅れか-生活水準を維持可能な資産水準を年収別に推計する
老後のために、資産をどの程度用意すればよいのか。一般的に、夫婦二人の老後に必要な資金は2,000万円~3,000万円が目安とされる。実...
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2020年06月30日
ふるさと納税のウソ、ホント(2)-年間上限額の範囲内なら、自己負担額は必ず2,000円?
ご存じの通り、『ふるさと納税とは、自分の選んだ自治体に寄附(ふるさと納税)を行った場合に、寄附額のうち2,000円を越える部分について...
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2020年06月26日
ふるさと納税のウソ、ホント-年間上限額を少し超える程度が丁度いい?
昨年12月の話である。男性上司と女性部下風の2人が、ふるさと納税について以下のような会話を交わしていた。女性部下:今年分のふるさと納税...
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2020年06月19日
老後資金の取崩し(5)-早期に誤りを認めて修正するという英断も重要
大多数の人はリスクを避けたがる。正しくリスクを避けるためには、最も避けたいリスクを明確に理解し、更にリスクへの対処法を検討することが重...
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2020年06月03日
リスクコントロール型ファンドは過剰なリスクを回避できるか
市場環境に応じて機動的に資産配分を変更するファンドの設立が目立つ。中でも、リスクコントロール型ファンドに多くの資金が流入している。リス...
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2020年05月22日
老後資金の取崩し(4)-資産運用のゴールを自ら決定する
自分自身で運用し老後資金を準備するiDeCoなど確定拠出年金における運用可能な期間は、受給開始年齢までとゴールが明確に決まっている。そ...
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2020年04月24日
老後資金の取崩し(3)-運用収益率の見通しが甘いと、どうなるか
資産運用については、若いうちほど積極的にリスクをとり、年齢が高まるほどリスクを抑えるべきだとよく言われている。これは、長期投資には収益...
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2020年04月17日
老後資金の取崩し(2)-リスクを味方につけ、より豊かな生活の実現を目指す
高齢者を対象としたアンケート調査結果によると、「あれば良いと考える金融商品」のトップは「投資収益率は低いが、あまり値下がりの可能性の高...
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2020年04月10日
老後資金の取崩し(1)-運用方法と取崩し方法をセットで考える
幅広い世代が老後の暮らしに不安を抱えるが、不安を感じる要素は、年代によって異なり50代では「老後の生活設計」に不安を感じる人の割合が高...
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2020年04月02日
定額引き出しの罠-定額引き出しによる不利益をどう防ぐか
資産寿命を延ばすために、退職金を投資に回す人は少なくない。投資の指南書でよく見るキーワードは「長期投資」「分散投資」「積み立て投資」で...
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2019年12月06日
就労延長で老後の生活水準はどうなるか
生活水準は所得によって大きく異なり、一般的には所得が高いほど生活水準は高い。退職後も退職前と同程度の生活水準を維持し、かつ生存中に資産...
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2019年10月09日
退職後に生活水準の低下をどう防ぐか?-リバース・モーゲージなど金融商品の活用について考える
退職後に生活水準の低下を防ぐ方法として、就労延長は有効な方法であるが、70歳まで働いても退職後に生活水準が10%以上低下する可能性が高...
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2019年10月02日
就労延長で老後の生活水準はどうなるか
退職までの期間が相対的に短い50代に限っても、退職後も生活水準を維持できる十分な資産を用意できている世帯は半数に満たない。十分な資産を...
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2019年09月25日
50代の半数はもう手遅れか~生活水準を維持可能な資産水準を年収別に推計する
一般的に、夫婦二人の老後に必要な資金は2,000万円~3,000万円が目安とされる。実際、2,000万円~3,000万円の資産を有す高...
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2019年09月06日
公的年金だけで期待できる生活水準を考えるーパートナーってありがたい
公的年金だけで生活できるか否かを知るよりも、公的年金だけで期待できる生活水準を把握する方が重要ではないだろうか。そこで、平成28年国民...
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2019年08月07日
年金を通して夫婦を考える(4)-遺族厚生年金非課税の経緯を探る
社会政策的配慮(担税力)により、恩給、年金その他これらに準ずる給付のうち、遺族の受ける恩給及び年金や、公務上又は業務上の事由による負傷...
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2019年07月31日
年金を通して夫婦を考える(3)-やはり健康管理も重要だ
夫婦二人の老後に必要な資産を考えるなら、夫婦の一方が早世した場合の影響も考慮した方がいい。というのも、夫婦の一方が亡くなった後は世帯人...
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2019年07月26日
資産が枯渇しない生活水準を考える-適正支出に対するアドバイス力強化に期待する
近年、個人の資産形成を促す制度が拡充されてきている。資産形成を促す制度の代表例である個人型確定拠出年金iDeCoは、明らかに退職後の生...
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2019年07月24日
年金を通して夫婦を考える(2)-共働きだから安心という誤解
40年間厚生年金に加入する夫と40年間専業主婦の妻がいる世帯を前提に、中長期的に公的年金だけで期待できる生活水準を、極力客観的に分析し...
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2019年07月17日
年金を通して夫婦を考える(1)-パートナーってありがたい
「公的年金だけでは生活できないってことですか?」これは、2か月前に公表した退職前の生活水準を維持するための必要資産額を年収別に試算した...
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2019年07月05日
年収別、老後の生活資金として用意すべき資産額
6月3日に公表された金融審議会市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」によると、老後資金は2,000万円必要ら...
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2019年06月05日
インデックスの多様化と意思決定プロセス
資産運用において利用されるインデックスが多様化し、その多くは定量データ分析に耐えうるだけ十分な過去データが公表されている。ポートフォリ...
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2019年05月31日
50代の半数はもう手遅れか-生活水準を維持可能な資産水準を年収別に推計する
老後のために、資産をどの程度用意すればよいのか。一般的に、夫婦二人の老後に必要な資金は2,000万円~3,000万円が目安とされる。実...
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2019年03月25日
40~50代が運命の分かれ道?-世帯間の資産形成状況の差を視覚的に把握する
つみたてNISAやiDeCoなど、資産形成に注目が集まる。老後に備え用意すべき金額の目安は2,500万円といった記事を眼にする機会も多...
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2019年03月18日
貯蓄額よりも貯蓄率-リタイアメント・リスクについて考える
ボストンカレッジの退職研究センター(Center for Retirement Research at Boston College)が、定期的に...
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2019年02月12日
住宅資産を老後資金に-転居せずに老後資金の不足を補う新たな方法を考える
人生100年を前提にすると、老後の生活資金として2,500万円程度用意する必要がある。しかし、大部分が退職一時金を受け取っているであろ...
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2018年10月01日
酒と煙草と男と女-禁煙対策に比べ、節酒対策が軽視されるのは何故だろう
健康経営優良法人認定制度をご存知だろうか。これは、健康経営に取り組む優良な法人を『見える化』することで、従業員や求職者、関係企業や金融...
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2018年07月09日
3割上限ルールの影響-結局、返礼品割合の高い自治体が選ばれる
先日公表された「ふるさと納税に関する現況調査結果(平成29年度実績)」によると、2017年度のふるさと納税額は3,653億円であった。...
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2018年07月06日
超就職氷河期世代よりも老後が心配な世代-年代別黒字率の変化に思う
家計調査によると、勤労者世帯における年代別黒字率が最も高いのは29歳以下である。2002年は30歳台の黒字率が最も高かったのだが、ここ...
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2018年07月04日
テクノロジーの進化とアクティブマネージャー選択
超過収益を獲得できる可能性は低いといった考えもあるが、実際は、超過収益獲得能力が高いと評価されるアクティブマネージャーも存在する。昨今...
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2018年07月02日
ふるさと納税の使途に注目が集まれば-都市部ほど有利だと考える根拠
2017年9月26日に発出された総務大臣書簡を機に、ふるさと納税の使途に注目する向きがある。その書簡において、ふるさと納税の更なる活用...
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2018年06月29日
テクノロジーの進化と超過収益獲得機会-関係先企業の株価収益率に基づく投資戦略に着目して
企業間の販売・仕入関係と株価に着目した先行研究によると、株式を売買する際に、売買対象株式自体の収益率ではなく、売買対象株式を発行する企...
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2018年06月15日
関係先企業の株価収益率に基づく投資戦略-商流データに基づく先行研究との比較
企業間の販売・仕入関係と株価に着目した先行研究によると、株式を売買する際に、売買対象株式自体の収益率ではなく、売買対象株式を発行する企...
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2018年06月01日
株価急変による関係先企業株価への影響-企業間ネットワーク構造を用いた分析
いかなる企業も、他企業との関係を完全に絶つことはできない。販売・仕入といった事業に直結した関係もあれば、投資・資金調達といった財務面の...
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2018年05月14日
超就職氷河期世代よりも老後が心配な世代-年代別黒字率の変化に思う
家計調査によると、勤労者世帯における年代別黒字率が最も高いのは29歳以下である。2002年は30歳代の黒字率が最も高かったのだが、ここ...
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2018年05月08日
資産が枯渇しない生活水準を考える-適正支出に対するアドバイス力強化に期待する
近年、個人型確定拠出年金iDeCoや積立NISA等、個人の資産形成を促す制度が拡充されてきている。また、インターネットの普及により投資...
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2018年04月27日
年金受給額アップの落とし穴-夫の健康管理も重要だ
2016年10月から、一定の要件を満たせば週30時間以上働かなくても、週20時間以上働き、1ヶ月あたりの決まった賃金が88,000円以...
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2018年03月13日
那覇=粟国(あぐに)路線の運休問題-資金不足なら、ふるさと納税を使ってはどうですか
来月から、那覇=粟国路線の運休が決まった。当路線は、今年1月に運航が再開したばかりであるが、再開当初から4月以降の運航は不透明であった...
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2018年01月24日
返礼品競争から脱却できるか?-ガバメントクラウドファンディングとしての機能
2017年9月26日、都道府県知事および市区町村長宛に、ふるさと納税のさらなる活用に関する総務大臣書簡が発出された。書簡によると、総務...
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2017年12月18日
政策保有株式削減の進捗状況-進む損害保険、出遅れる銀行
3メガバンクは、2015年3月末時点から3~5年で少なくとも3割程度の政策保有株式を削減することを目標としている。政策保有株式の削減に...
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2017年11月16日
企業間の取引関係を探る-持合ネットワーク構造を用いた分析
企業間の株式持合い関係を用いて上場企業間のネットワークを捕捉することで、特定の企業による問題公表が、他企業の株価に与える影響を分析した...
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2017年09月07日
ふるさと納税における競争は年々激化する-抜け道を完全に封鎖できるか?
平成29年度ふるさと納税に関する現況調査によると、平成28年度のふるさと納税額は2,844億円で、対前年度1.7倍となった。前年度の4...
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2017年09月01日
問題公表による他社株価への影響-持合ネットワーク構造を用いた分析
日本の企業社会に残る「株式持ち合い」を企業間ネットワークと捉え、金融機関を除く東証一部上場会社のネットワーク構造分析を実施した。ネット...
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2017年08月03日
海外金利の上昇は国内金利に影響するのだろうか?
昨年末以降、米国の利上げペースが加速している。そして、米国の金利上昇は、国内金利の上昇圧力となりうる。当面、「長短金利操作付き量的・質...
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2017年07月18日
ふるさと納税に係る送料が倍増?-情報の利用価値が低下するのは誰の責任だろうか?
ふるさと納税を「返礼品競争」と称するだけでは、実態を表現できなくなってきた感がある。平成28年度における市区町村別ふるさと納税受領額は...
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2017年07月14日
抜け道を完全に封鎖できるか?-ふるさと納税における競争は年々激化する
先日、平成29年度ふるさと納税に関する現況調査が公表された。平成28年度のふるさと納税額は2,844億円で、対前年度1.7倍となった。...
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2017年06月01日
ふるさと納税に規律付け機能を-行政サービス見せる化計画
平成28年12月16日の佐賀新聞によると、上峰町に「全国の善意を(議員が)自分の懐に入れるのは納得できない」等、苦情が計39件寄せられ...
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2017年05月29日
高齢者の移動手段の確保にいくら必要か?
昨年末、高齢運転者による事故が相次ぎ、数多く報道された。本年3月施行の改正道路交通法では、高齢者による交通事故を防止するための対策が強...
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2017年05月29日
議員への交通費支給の何が悪い-ふるさと納税寄附者からの上峰町に対する苦情について
昨年末、あるニュースが筆者の目にとまった。ニュースの内容はとある町の議会に提出された議案に対し、ふるさと納税の寄附者から苦情が相次いで...
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2017年02月21日
企業内容等の開示は機能しているか?-より具体的な保有目的開示に期待する
平成22年3月31日に、企業内容等の開示に関する内閣府令が公布・施行された。それから、7年経過したが、企業内容等の開示は進んだのだろう...
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2016年11月02日
奥深い大阪の「値切り」文化-ふるさと納税に関する現況調査結果より
大阪の「値切り」文化の本質は何か。これに関し、よく耳にする説は、以下のようなものだ。まず、大阪の人は安さにこだわるからだという説(以下...
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2016年11月02日
利用しているのは誰?-ふるさと納税シリーズ(5)ふるさと納税に関する現況調査結果より
平成27年度のふるさと納税受入額は1,653億円と、前年度の4倍以上であったが、「今年はさらに増え続けていて、1.5倍は超える勢い」ら...
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2016年09月07日
やっぱり返礼品が一番-ふるさと納税に関する現況調査結果より
ふるさと納税に注目が集まり始めた2年前、ふるさと納税の実態把握に十分なほど、情報は公開されていなかった。しかし、2016年6月に、ふる...
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2016年08月26日
国の役割はどこへ行った? -ふるさと納税シリーズ(4)ふるさと納税研究会からワンストップ特例制度創設に至るまで
平成27年度にワンストップ特例制度が始まった。ワンストップ特例制度は、ふるさと納税の寄附金控除を受ける際に必要な手続きを簡素化してくれ...
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2016年08月19日
人は時に合理的である-ふるさと納税シリーズ(3)ふるさと納税の変遷が教えてくれる
金融工学やファイナンス理論などを学んでいると、「合理的」という言葉をよく目にする。人が合理的に行動することを前提として、多くの理論が成...
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2016年08月12日
選択の結果、集中-ふるさと納税シリーズ(2)ジニ係数が0.5を超える世界
「返礼品」に注目の集まるふるさと納税。このふるさと納税がもたらす三大意義の一つとして、「納税者の税に対する意識の高まり」が挙げられる。...
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2016年08月03日
従業員持株会への期待は企業業績にプラスの効果をもたらすか?
安定株主としての役割を担ってきた株式持ち合い関係解消の流れを受け、従業員持株会に注目が集まっているようだ。従業員持株会制度には、従業員...
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2016年07月22日
やっぱり返礼品が一番-ふるさと納税シリーズ(1)ふるさと納税に関する現況調査結果より
筆者がふるさと納税について興味を持ったのは2年前。その時は各地方自治体の受付実績の全容把握は困難であった為、市町村単位の分析はあきらめ...
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2016年07月12日
月別死亡率データの分析-相続税改正前後の月に絞って
2015年より、相続税が改正されました。基礎控除の縮小に加え、課税価格が高いゾーンの税率が上昇しました。相続税改正前後では、たった一日...
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2016年07月11日
夏と冬ではどっちが危険?
7月に入り、夏真っ盛り。気象庁の「向こう3ヶ月の天候の見通し」(H28.6.24発表)によると、今年の夏も暑いようです。近年、熱中症な...
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2016年06月20日
好機は諦めた頃にやってくる?-個人投資家の見通しとその後の株価
予定していた飛行機が欠航したために、帰宅の目処が立たない経験を基に、ニッセイ基礎研究所 研究員の眼 (2016年6月13日)『リスク管理...
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2016年06月13日
リスク管理で難しいこと-旅のハプニングが教えてくれたこと
この春、ある離島への旅でハプニングを経験した。その時の自身の行動を例に、リスク管理能力を自己採点すると同時に、リスク管理の難しさについ...
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2016年06月06日
株価の振る舞いに変化?(1)-リスクコントロール手法は合理的であり続けるのか?
リスクコントロール型投資信託をご存知だろうか。価格変動リスクを一定量に抑える手法を取り入れた投資信託のことだ。その第一号とも言えるETF...
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2015年11月09日
株式持ち合い解消後を占う-持合比率によって変わること、変わらないこと
1―はじめに今年から、政策保有株式として上場株式を保有する場合、一定の条件を満たす上場会社はその方針を開示する必要がある。また、主要な...
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2015年09月16日
株式持ち合い解消後を占う(2)-持合比率によって変わること、変わらないこと
■要旨政策保有株式を取り巻く環境変化を背景に、政策保有株式の更なる削減が予想される。当レポートでは、政策保有株式の減少が企業の行動にも...
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2015年09月09日
株式持ち合い解消後を占う(1)-持合比率によって変わること、変わらないこと
■要旨今年から、政策保有株式として上場株式を保有する場合、一定の条件を満たす上場会社はその方針を開示する必要がある。また、主要な政策保...
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2015年08月05日
金利リスク低減手法の実務的課題を考える
昨年の原油価格の下落は、インドの高インフレを和らげ、金融引き締め策の緩和が可能になるなど経済の追い風となった。しかし、足元では原油価格...
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2015年07月06日
キャッチーなタイトルは諸刃の剣-女性活躍推進派に寝返っても、まだ心配なこと
近年、女性の活躍推進のムーブメントは凄まじい。先月、企業の持続的な成長と中長期的な価値向上を目的とする「コーポレートガバナンス・コード...
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2015年06月30日
劇的な環境変化にさらされる「株式持ち合い」制度-企業行動の解明に一助を
■要旨近年、持ち合い株式を取り巻く環境は大きく変化しつつある。『コーポレート・ガバナンスコード』には、政策保有株式として上場株式を保有...
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2015年06月03日
機関投資家は何を基準に業績不振と判断するのか?-日本版スチュワードシップ・コード受け入れ機関のHPから
日本版スチュワードシップ・コードが策定されて1年以上経過した。スチュワードシップ受け入れ機関(以下、機関)のHPを参考に、機関投資家は...
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2015年04月01日
取引量の増大によるREIT価格変化率への影響-市場流動性指標としての有用性評価
■要旨筆者は資産価格の変動性や、資産間の共変動性が観測する時間間隔により異なることに着目し、市場流動性の定量化を試みている。試みの一環...
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2014年10月21日
眠れる労働力を呼び起こせ-女性部下の育成に悩む男性管理職への提案
ウルフルズの楽曲「バカサバイバー」の歌詞に『誰のせいで そんなショボクレとんねん(中略)ほれみーあのオッサンの顔!おまえもあんなん な...
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2014年10月16日
女性活用がブームでないなら-奈良時代の制度と比較して税の公平性を考える
『女性の活用が叫ばれたのは、好景気か戦争で男手が足りなくなった時。女性を本当に尊重しようとしているか、よく見極めて』 これは、2014年...
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2014年10月03日
内外株価収益率間の相関係数上昇要因
近年の内外株価収益率間の相関係数は、以前と比較して高い水準にある。相関係数の仕組みを理解すると、経済のグローバル化よりも投資のグローバ...
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2014年09月30日
市場流動性の影響を考える-市場流動性を加味したパラメータ推計方法と新たな市場流動性指標の提案
■要旨証券投資理論の多くは、市場が完全に効率的であることを前提とするが、実際の市場は完全に効率的であるとは言えない。本稿では市場が完全...
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2014年07月31日
相関係数を改めて考える-「見方」を変えると答えが変わる
■要旨相関係数は証券投資理論やリスク管理で必要不可欠である。相関係数とは、2資産の価格変動(収益率)がどの程度関係しているかを表す尺度...
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2014年06月06日
ふるさと納税のメリットを受けるのは誰?
ふるさと納税とは、都道府県や市区町村(以下自治体)に寄附をすると年間の総寄附額から2千円差し引いた額だけ減税される制度のことだ1。数年...
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2014年04月08日
ふるさと納税のメリットを受けるのは誰?
昨年あたりから、ふるさと納税に関する話題をしばしば耳にするようになった。ふるさと納税とは、都道府県や市区町村(以下自治体)に寄附をする...
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2014年03月14日
女子はそんなに強いのか?-近年2回のオリンピックを比較して感じること
気がつけば、もう3月半ば。昔から1月は行く、2月は逃げると言うが、今年の2月はソチオリンピックがあったこともあり、特に逃げ足が早かった...
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2013年10月17日
「見える化」に思うこと - 降水確率50%と傘持参推奨
先日電車に乗っていると、「降水確率50%って無意味だよね」という会話が耳に入った。確かに、雨が降るか降らないか、二つに一つだと解釈すれ...
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2013年07月03日
愚直にリバランスルールを守るべきか
昨年秋に株価が反転し、多くの年金基金が年始から年度末にかけてリバランスを実施したようだ。その後も株価の上昇は続いた為、事前に定めたルー...
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2013年06月20日
新しい金融商品に対する敵意と警戒心 - 関西人の描かれ方との共通点
関西育ちの僻みかもしれないが、関西人は他の地域出身者に比べてドラマやアニメで悪者扱いされることが多かったように思う。大人になった今でこ...
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2013年04月25日
オプションのプレミアム情報から何が読み取れるのか?
■見出し1――はじめに2――オプションに関する基本的事項3――実際のデータから読み取れること4――市場参加者の相場見通しの確からしさ5...
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2013年04月01日
前向きはどっち? -3つのボラティリティを比較してみる
「前向きになろう!」という言葉は、人を励ます言葉としてよく使われる。しかし、前向きとはどっち向きか、今向いている方向が本当に前なのかな...
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2013年03月28日
リスク評価における収益率分布の再現はどれほど重要か -長期の投資家にとって重要な課題について考える
■見出し1――はじめに2――論点の整理3――具体的手法と結果4――おわりに■introduction資産運用を行うには、投資行動から発...
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2013年01月16日
市場参加者の合意が意味を持つ範囲-50円玉の穴を通して考える
「エラーコイン」をご存知だろうか。鋳造ミスと検品ミスが重なり、規格外れの形状で流通してしまった貨幣のことである。5円玉や50円玉には穴...
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2012年12月07日
間接金融が「悪」にならない為に-自己正当化本能にご用心
1年ほど前から、フィリピンにある漁村が一部のマニアの注目を集めている。最寄りの空港から車で、しかも身の危険を感じるほどのスピードで3時...
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2012年12月03日
リバランスルールと一時的なルール逸脱について
リーマンショック後、一時的にリバランスルールから逸脱した基金は少なくない。ルールの目的やその背景を考えると、リバランスルールからの逸脱...
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2012年07月02日
缶ビールが3割引?-あらためて証券化商品の意義を考える
フローズン状の泡を作る機械が貰えるキャンペーンをご存知だろうか?缶ビールに添付されている応募シールを96枚集めると、もれなく貰えるとい...
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2012年06月01日
「ヒートテック」と「どん兵衛」、そして仕組み債― 価格の問題、嗜好の問題、知っている事と判断できる事 ―
少し季節外れの話だが、ここのところ、秋口になると毎年ユニクロの「ヒートテック」を数枚購入している。購入時は決まって「こちら全てLサイズ...
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2012年02月10日
不純な動機でバリアフリーについて考える
2年ほど前の話であるが、キャスターバックを手に成田空港へ向かう途中、主要ターミナル駅で自宅沿線の路線から別の鉄道会社が運営する路線に乗...
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2011年11月28日
リバース・モーゲージで老後の生活をまかなえるか―公正な貸出額試算から見えた制度の可能性と限界―
■見出し1――はじめに2――分析・評価方法3――評価結果4――まとめ■introductionリバース・モーゲージ とは住宅用不動産を担...
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2011年09月01日
市場は精巧に作られたサイコロか?
リスク計量やそれに基づく資産配分決定を行う際、暗に過大な損失の発生確率が時点によらず一定であると仮定していることが多い。しかし実際は一...
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2011年07月25日
金融危機を経てリスク管理に求められるもの
サブプライム危機の顕在化などを通じ、資産価格に大きな影響を与えるショックが発生した前後で相場環境が大きく異なることを経験し、また資産価...
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2010年09月01日
分散投資の効果は享受できるのか?
昨今、分散投資の効果の源泉である相関係数が大きく変化している。相関係数などが変化する理由の一つとして市場構造の変化が挙げられるが、それ...
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2010年06月25日
子孫に美田を残す可能性を金額換算すると?
資産価値のある住宅用不動産を有するものの、十分な生活資金を確保できない高齢者にとって有効な商品としてリバース・モーゲージがある。仮に住...
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2010年02月01日
期待ショートフォールを使うその前に
バリュー・アット・リスクでは反映されない超巨大リスクの影響を反映するリスク尺度として、期待ショートフォールがある。最適資産配分を決定す...
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2010年01月25日
信用リスク評価の高度化に資する新市場
■目次1--------CDS取引について2--------リカバリー・スワップについて3--------情報提供能力について4---...
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2009年06月24日
変額年金保険に何が起こったか
2007年夏以降の株価下落及び円高が、一部の保険会社の期間損益に大きな影響を与え、特に2008年冬以降、リスク負担の増加などを理由に、...
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2009年01月26日
市場参加者が考える回収率はどれくらい?
信用リスクを評価する上で、デフォルト確率と回収率は重要なファクターであるが、これらの推計は容易でない。当レポートでは、大手銀行の発行す...
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2008年10月01日
ブラック・リッターマン法の実務への応用
ブラック・リッターマン法による資産配分の概要については2回(Vol.144とVol.146)連載した。今回は、ブラック・リッターマン法...
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2008年10月01日
CDS取引価格に基づく信用情報
サブプライム問題などの信用悪化局面において、CDSの代表的な指数(iTraxx Japan)の高騰がニュースになるくらい、最近ではマーケ...
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2008年09月26日
CDS価格情報を用いた信用力指標の算出可能性について
1企業のデフォルト事由を取引対象とするCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)の取引量は拡大しつつあり、またその認知度も高まりつつあ...
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2008年08月01日
ブラック・リッターマン法による資産配分~その2
平均分散法による最適資産配分は、時として実務的に使いにくく、説明しにくい結果を示すことがある。そこで、これらの問題を緩和するために提案...
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2008年06月02日
ブラック・リッターマン法による資産配分~その1
平均分散法による最適資産配分は、時として実務的に使いにくく、説明しにくい結果を示すことがある。そこで、これらの問題を緩和するために提案...
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2008年05月01日
機関投資家の投資行動と金融資産価格
年金資産・負債の公正価値会計への流れ、保険会社のソルベンシーマージン基準の見直しなど、機関投資家の支払能力やリスク管理強化を目的とした...
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2007年04月27日
株価評価の妥当性は高められるか?
株式のファンダメンタル・バリューの評価手法として、配当割引モデルを始め、種々のモデルがある。しかし、これらモデルは、評価額の妥当性が将...
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2007年04月25日
株価評価の妥当性は高められるか?
市場で形成される株価とは必ずしも一致しない、株式のファンダメンタル・バリューを評価する手法には、配当割引モデルを始め、種々のモデルが存...
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受託実績・コンサルティング
【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
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