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老後資金の取崩し(1)-運用方法と取崩し方法をセットで考える

金融研究部 主任研究員・年金総合リサーチセンター・ジェロントロジー推進室・サステナビリティ投資推進室兼任 高岡 和佳子
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幅広い世代が老後の暮らしに不安を抱えるが、不安を感じる要素は、年代によって異なり50代では「老後の生活設計」に不安を感じる人の割合が高く、60代では「自身や家族の健康」に不安を感じる人の割合が高い。しかし、資産寿命を延ばすために重視する内容も年代によって異なり、50代が「就労延長」、共働きや副業による「収入増」を、60代は「節約」、医療費削減のための「健康維持」を重視する傾向がある。60代は、「自身や家族の健康」に不安を感じる人の割合が高いとはいえ、資産寿命を延ばすために「健康維持」を重視していることを踏まえると、やはり老後の暮らしに対する不安の大部分は金銭的不安に帰結するのではないだろうか。
そこで、老後の資産取崩し段階に焦点を当て、「安く買って高く売る」という資産運用の基本に沿った資産運用と取崩し方法を提案する。
■目次
1――老後の不安を和らげるための、もう一つの要素
2――検討の視点
1|取崩し方法に関する先行研究
2|検討の視点
3――取崩し方法の概要と効果検証の方法
1|取崩し方法の概要
2|効果検証の方法~比較対象
3|効果検証の方法~効果の評価軸
4――効果検証の結果
1|投資による取崩し率の改善効果
2|投資による資産寿命短命化リスク
3|なぜ、株式への投資割合が低いと「二つの財布法」のリスクが高いのか?
5――総括と今後の課題
(2020年04月10日「基礎研レポート」)
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03-3512-1851
- 【職歴】
1999年 日本生命保険相互会社入社
2006年 ニッセイ基礎研究所へ
2017年4月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会検定会員
高岡 和佳子のレポート
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