2019年05月31日

50代の半数はもう手遅れか-生活水準を維持可能な資産水準を年収別に推計する

金融研究部 主任研究員・年金総合リサーチセンター・ジェロントロジー推進室・ESG推進室兼任   高岡 和佳子

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■要旨

老後のために、資産をどの程度用意すればよいのか。一般的に、夫婦二人の老後に必要な資金は2,000万円~3,000万円が目安とされる。実際、2,000万円~3,000万円の資産を有す高齢者の約半数が現在の生活で満足しているといった調査結果がある 。しかし、2,000万円~3,000万円もの資産があっても、半数は満足できる生活ができていないとも言える。これは、退職後の可処分所得や満足できる生活水準が、世帯により大きく異なるからではないだろうか。退職後の可処分所得や満足できる生活水準は退職前の年間収入の状況に因ると考えられることから、50代のサラリーマン夫と専業主婦の二人世帯を対象に、老後の生活のために用意すべき金額を年間収入別に推計した。推計結果などから、50代世帯の半数は、老後の生活水準の大幅な低下が避けられない状況にあることがわかった。

■目次

1――老後のための必要資産額は人それぞれ
2――老後の生活のために用意すべき金額を年間収入別に推計する
  1|退職後の可処分所得を推計する
  2|退職後の消費支出
  3|年間収入別、老後の生活のために用意すべき資産金額
3――準備が整っている人はどれくらいいるのか
4――まとめと今後の課題
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金融研究部   主任研究員・年金総合リサーチセンター・ジェロントロジー推進室・ESG推進室兼任

高岡 和佳子 (たかおか わかこ)

研究・専門分野
リスク管理・ALM、価格評価、企業分析

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レポート紹介

【50代の半数はもう手遅れか-生活水準を維持可能な資産水準を年収別に推計する】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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