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ふるさと納税のピットフォール-発生原因と望まれる改良

金融研究部 主任研究員・年金総合リサーチセンター・ジェロントロジー推進室・サステナビリティ投資推進室兼任 高岡 和佳子
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ふるさと納税制度では、自己負担2,000円を前提とした設計にもかかわらず、想定以上の負担を強いられる納税者が存在する。本レポートは、こうした状況が発生する原因は所得税と住民税との間の所得控除の差であること、そして住民税減税額を決定する手順にも課題が存在することを指摘した。更に、一部の納税者が被る不利益是正に向けた具体的な改良案を提示し、改善への道筋を探った。
■目次
1――ふるさと納税のピットフォールとは
2――ふるさと納税のピットフォールはなぜ発生するのか?
1|納税額を軽減する仕組み、所得控除と税額控除
2|実質自己負担2,000円を実現する方法、キーファクターは課税所得金額
3|人的控除差から生ずる課税所得金額を調整する方法
4|ピットフォールの発生源は人的控除差と人的控除差調整額との乖離だけでない
3――ピットフォールを埋めるための改良方法を考える
1|所得税で税額控除が適用される寄付金とその概要
2|引き続き所得税では所得控除を適用する場合
4――終わりに
(2025年04月30日「基礎研レポート」)
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03-3512-1851
- 【職歴】
1999年 日本生命保険相互会社入社
2006年 ニッセイ基礎研究所へ
2017年4月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会検定会員
高岡 和佳子のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
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