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ESG資金提供者の役割-ESG経営の伴走者は株主とは限らない

金融研究部 主任研究員・年金総合リサーチセンター・ジェロントロジー推進室・サステナビリティ投資推進室兼任 高岡 和佳子
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「コーポレートガバナンス・コード」や「スチュワードシップ・コード」には、経営者と株主との建設的な「目的を持った対話」の重要性が示されている。第三者が経営者の行動を客観的に評価したり、建設的な対話を通じて企業の伴走者としての役割を担ったりすることが、企業の中長期的な成長を促すと考えられるからである。
しかし、経営者と株主との間で建設的な「目的を持った対話」ができるのは、経営と所有が分離されている企業に限られる。創業してあまり年数が経っていない企業や、事業規模が大きくない企業など、経営と所有の分離が困難な企業の場合、経営者と株主との間の牽制機能や協働効果はあまり期待できない。このため、株主以外の第三者の役割が極めて重要となる。
本稿では、株主以外の資金提供者が企業の伴走者としてESG経営を促す取り組みを紹介する。
■目次
1――ESGのG、ガバナンスってなんだっけ?
2――地方創生SDGs金融表彰
3――伴走者としての役割を担う債権者(金融機関)
1|「知る」から「パートナーシップ」まで:リトルで利取る鳥取県版
SDGsパッケージ支援
2|事業者に「気づき」を与え、共に持続可能な地域社会を目指す融資商品
「SDGs/ESGサポートローン」
(2022年05月09日「基礎研レター」)

03-3512-1851
- 【職歴】
1999年 日本生命保険相互会社入社
2006年 ニッセイ基礎研究所へ
2017年4月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会検定会員
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