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2022年04月11日
誰のためにESGへ注力するのか~ESGは人のためならず~
03-3512-1845
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■要旨
ESGは誰のために取組んでいるのだろうか。投資家は、株主や加入者等のためであろうし、企業ならば株主のためだろう。ここで地球環境を改善するためだとか、人類存続のためだとか、あまりにも迂遠な美しい理念を前面に掲げるようであれば、少し斜に構えて見ておいた方が良い。
ESG経営を行う企業の多くは株式会社である。株主だけでなく、ステークホルダー全般に対して配慮することが主流になっていても、株主への還元がもっとも重要なことを否定できない。
機関投資家の中でも、アセットオーナーの場合には株式会社形態でないことも少なくないが、加入者や受益者のために投資して運用を行う存在であり、ESG投資は利益相反しない範囲において取組まれるべきものである。単純に言ってしまえば、ESG投資を最優先にして利回り獲得を放棄することは適切でない。アセットマネジャーの場合には、運用を委託してもらっているアセットオーナーの意向とともに、企業として株主のことを意識することも重要である。
ESGに取組むことが善であることは間違いないとされるが、何のために、誰のために、ESGに取組むかを改めて考えることで、ESGを単純かつ直接の目的としてしまう危険性から逃れることが出来るのではなかろうか。
■目次
1――ESGとSDGsと当事者
2――アセットオーナーがESG投資に取組む背景
3――投資家はなぜ企業にESG経営を求めるのか
ESGは誰のために取組んでいるのだろうか。投資家は、株主や加入者等のためであろうし、企業ならば株主のためだろう。ここで地球環境を改善するためだとか、人類存続のためだとか、あまりにも迂遠な美しい理念を前面に掲げるようであれば、少し斜に構えて見ておいた方が良い。
ESG経営を行う企業の多くは株式会社である。株主だけでなく、ステークホルダー全般に対して配慮することが主流になっていても、株主への還元がもっとも重要なことを否定できない。
機関投資家の中でも、アセットオーナーの場合には株式会社形態でないことも少なくないが、加入者や受益者のために投資して運用を行う存在であり、ESG投資は利益相反しない範囲において取組まれるべきものである。単純に言ってしまえば、ESG投資を最優先にして利回り獲得を放棄することは適切でない。アセットマネジャーの場合には、運用を委託してもらっているアセットオーナーの意向とともに、企業として株主のことを意識することも重要である。
ESGに取組むことが善であることは間違いないとされるが、何のために、誰のために、ESGに取組むかを改めて考えることで、ESGを単純かつ直接の目的としてしまう危険性から逃れることが出来るのではなかろうか。
■目次
1――ESGとSDGsと当事者
2――アセットオーナーがESG投資に取組む背景
3――投資家はなぜ企業にESG経営を求めるのか
(2022年04月11日「基礎研レター」)
03-3512-1845
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