- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- >
- 証券市場 >
- 好機は諦めた頃にやってくる?-個人投資家の見通しとその後の株価
好機は諦めた頃にやってくる?-個人投資家の見通しとその後の株価

金融研究部 主任研究員・年金総合リサーチセンター・ジェロントロジー推進室・サステナビリティ投資推進室兼任 高岡 和佳子

文字サイズ
- 小
- 中
- 大
【旅の顛末】
【株価反転も諦めた頃にやってくる?】
しかし、直前の市況が悪かった時点1に限定すると見え方が変わる(右下図)。直前の市況が悪かったのに、依然として楽観的な見通しが支配的な状況(青囲部分)において、株価反転局面は訪れない。それに対して、悲観的な見通しが支配的な状況では、50%以上の割合(青囲外に占める赤囲部分の割合)で株価が反転している。もちろん、悲観的になると必ず反転局面が訪れるわけではないが、好機(株価反転局面)は諦めた頃(悲観的になったとき)にやってくることを示してしている。
これと関連して、ニッセイ基礎研究所 基礎研レポート(2016年6月6日)『株価の振る舞いに変化?(1)』では、投資家心理を反映するといわれる恐怖指数とその後の株価との関係について書いた。ご興味のある方は、お読みいただければ幸いである。
1 2007年1月~2016年2月のアンケート結果のうち、直前3ヶ月の市況が悪い方から3分の1に相当する時点を抽出
(2016年06月20日「研究員の眼」)

03-3512-1851
- 【職歴】
1999年 日本生命保険相互会社入社
2006年 ニッセイ基礎研究所へ
2017年4月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会検定会員
高岡 和佳子のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/04/03 | 税制改正でふるさと納税額はどうなる? | 高岡 和佳子 | 研究員の眼 |
2025/02/26 | ふるさと納税、確定申告のススメ-今や、確定申告の方が便利かもしれない4つの理由 | 高岡 和佳子 | 研究員の眼 |
2025/02/18 | ふるさと納税、事務負荷の問題-ワンストップ特例利用増加で浮上する課題 | 高岡 和佳子 | 研究員の眼 |
2025/02/03 | 老後の生活資金に影響?-DC一時金に適用される「5年ルール」見直しの背景 | 高岡 和佳子 | 基礎研レター |
新着記事
-
2025年04月25日
世界人口の動向と生命保険マーケット-生保マーケットにおける「中国の米国超え」は実現するのか- -
2025年04月25日
年金や貯蓄性保険の可能性を引き出す方策の推進(欧州)-貯蓄投資同盟の構想とEIOPA会長の講演録などから -
2025年04月25日
「ほめ曜日」×ご褒美消費-消費の交差点(9) -
2025年04月25日
欧州大手保険グループの2024年の生命保険新契約業績-商品タイプ別・地域別の販売動向・収益性の状況- -
2025年04月25日
若手人材の心を動かす、企業の「社会貢献活動」とは(2)-「行動科学」で考える、パーパスと従業員の自発行動のつなぎ方
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
【好機は諦めた頃にやってくる?-個人投資家の見通しとその後の株価】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
好機は諦めた頃にやってくる?-個人投資家の見通しとその後の株価のレポート Topへ