- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 暮らし >
- 人口動態 >
- 夏と冬ではどっちが危険?
夏と冬ではどっちが危険?

金融研究部 主任研究員・年金総合リサーチセンター・ジェロントロジー推進室・サステナビリティ投資推進室兼任 高岡 和佳子

文字サイズ
- 小
- 中
- 大
【上昇する平均気温】
そんな状況が続く中で、最近は春から秋にかけて熱中症による不幸なニュースを見聞きする機会が増えました。実際のところ、平均気温の上昇は夏と冬の危険度に変化をもたらしたのでしょうか。
【やっぱり、冬が危険だけど、、、】
一方、夏の危険度が相対的に増している(冬と夏の死亡率の差が小さくなっている)ことも確認できます。気温の上昇スピードが比較的緩やかだった1955年~1960年と、近年(2010年~2014年)では明らかに異なります。更に、冬(1月・2月)と残暑が厳しい9月に着目すると、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)設立前の1980年~1984年との比較でも同様の傾向が確認できます。住宅性能や暖房設備の向上による冬場の寒暖差の緩和による影響も大きいでしょうが、やはり夏場の熱中症は忌むべきもの。各国の識者、為政者が力を合わせ、温暖化に歯止めをかけてくれることを祈るばかりです。
(2016年07月11日「研究員の眼」)

03-3512-1851
- 【職歴】
1999年 日本生命保険相互会社入社
2006年 ニッセイ基礎研究所へ
2017年4月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会検定会員
高岡 和佳子のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/07/03 | 国内企業年金が好むオルタナティブ投資 | 高岡 和佳子 | ニッセイ年金ストラテジー |
2025/06/30 | 食品ロス削減情報の比較可能性-何のための情報開示か? | 高岡 和佳子 | 基礎研レター |
2025/04/30 | ふるさと納税のピットフォール-発生原因と望まれる改良 | 高岡 和佳子 | 基礎研レポート |
2025/04/03 | 税制改正でふるさと納税額はどうなる? | 高岡 和佳子 | 研究員の眼 |
新着記事
-
2025年07月03日
ユーロ圏失業率(2025年5月)-失業率はやや上昇したが、依然低位安定 -
2025年07月03日
IAIGsの指定の公表に関する最近の状況(14)-19の国・地域からの60社全てのIAIGsのグループ名が公開された- -
2025年07月03日
BMIと体型に関する認識のズレ~年齢・性別による認識の違いと健康行動の関係 -
2025年07月03日
私的年金のカバレッジ拡大に向けて -
2025年07月03日
機関投資家はネイチャーポジティブにどう向き合っていくか?
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年07月01日
News Release
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
【夏と冬ではどっちが危険?】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
夏と冬ではどっちが危険?のレポート Topへ